Comfortable living goods

夜のお茶会

北国にある友人の家に1週間ほどお世話になった、ある冬のこと。この家は友人夫妻と、上は高校生から下は小学生までの子供が3人、そしてお母様、お父様の7人家族。その家では、毎晩9時頃に家族全員がリビングに自然と集まり、ささやかなお茶の時間が始まる。夜なのでコーヒーのかわりに、ある日はハーブティ、またある日はミルクティに簡単なクッキーなどをつまみながら。夕飯の後片付けが終わった友人も、外食のため夕食にいなかった者も、勉強が一段落した子供たちも、このときばかりは全員で集まりお茶を飲む。話題は、学校や職場で起きたことやペットのジャーマン・シェパードのこと、庭の植物の元気がないとか、調子の悪い冷蔵庫を新調したい、などなどたわいもない話だ。たとえ一緒に住んでいても、家族がそろう時間が少ない今、うらやましい習慣だ。

おじいさんは暖炉脇の椅子にこしかけて、子供はブルーのブランケットに包まりながらソファにもたれて、犬はニットのクッションに寄りかかり耳をそばだてている。鮮やかな色や素材が散りばめられたその装いも手伝って、リビングは温もりに満ちていく。

そうして外の気温がすっかり下がった11時にはもう、リビングには誰もいない。

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