音SHIPS −注目アーティストの友だち巡り・AAAMYYY(エイミー)編− 音SHIPS −注目アーティストの友だち巡り・AAAMYYY(エイミー)編−

音SHIPS
−注目アーティストの友だち巡り・AAAMYYY(エイミー)編−

毎号、ゲストの方にお友だちを紹介いただき、注目アーティストを数珠つなぎにしていく本企画。第19弾は、Ryohu(KANDYTOWN)さんの紹介で、AAAMYYY(エイミー)さんが登場! 音楽の道を目指すきっかけなど、いろいろとユニークなお話が訊けました。

音SHIPS −注目アーティストの友だち巡り・AAAMYYY(エイミー)編−

教養のひとつとして、軽音楽部に入部

ーー音楽の話よりも先に、プロフィールにある「CAを目指してカナダへ留学」というところが気になってしまって・・・、しかもエアカナダ希望だったというのも謎で(笑)

AAAMYYY あははは。きっかけは、中学3年で進路を考える時期に、親戚の叔母さんから「英語が好きそうだし、CAとかいいんじゃない?」と言われたのがきっかなんです。でも、日本のJALやANAは女社会が怖そうだなって。そんなとき、カナダは自然がたくさんあって好きな国だったので、エアカナダがいいかなと。

ーー意外に早い段階での夢だったんですね。カナダに留学したのは高校を卒業してからですか?

AAAMYYY そうですね。大学3年で休学をして、向こうの専門学校に通ったんです。そのときに「ガレージバンド」(DTMソフト)で曲を作るようになって。

ーーそもそも音楽に興味を持つようになったのはいつ頃なんですか?

AAAMYYY いろいろな楽器を演奏できるようになりたくて、高校時代は軽音楽部に所属していました。何かしら将来の役にたつかなって。

ーーということは、教養としての楽器演奏ということ?

AAAMYYY そうなんですよ、小さい頃からいろいろやってみたいタイプで。軽音の他にもESS(英会話クラブ)、書道、被服部(服を作る部活)をかけ持ちしていて。

ーーほぉ。アーテイストの生き方やファッション、そういうカルチャー面にはあまり関心がなかったんですか?

AAAMYYY いや、ありましたよ。でも、カナダに留学するまではJ-POPしか知らなくて。ふたりの姉が東京事変のファンだったので、自分も椎名林檎さんが好きになったり。

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ローラーブレードから音楽制作の道へ

ーーそこから「ガレージバンド」をイジってみようと思ったのはなぜでしょう。

AAAMYYY 放課後が暇だったので、何かやろうと見つけたのがローラーブレードだったんです。コミュニティに所属して、毎週水曜にパークに行って、トリックを動画で撮り合いながら、かっこいいBGMをつけてYouTubeにあげていて。そこで使われていた音楽がすごくかっこよかったので、自分でもBGMを作ってみようかなって。

ーーその音楽はどういうジャンルだったんですか?

AAAMYYY テームインパラとかゴリラズとか・・・、バンド系が多かったですね。エレクトロやチルな要素が入ったオルタナティブな感じの。

ーー新しい音楽に触れて、ついに高校時代にバンドをやっていたことが役立つわけですね。「ガレージバンド」を使えば簡単に音楽制作ができるといっても、ある程度の素養が必要ですもんね。

AAAMYYY そうなんです。スティーブ・ジョブス的な「点と点がつながる」という感じでした(笑)。すでにiPhoneアプリもありましたけど、パソコンにMIDI鍵盤をつないで作っていました。新しいアルバム『BODY』は、さらに直感的で簡単な「Figure」(配信停止中)というiPhoneアプリで作っています。そこから音色を足したりは別の機材でやっていますけど。

ーーということは、楽曲はかなり直感的に作っているんですね。でも、ニューアルバム『BODY』は、「時は 2615年のβ版、陰謀まみれの政治と人々の闘争が止まらない未来都市。郊外に隠れるように佇む小さな脳科学研究所に、秘密組織が潜入した。人間らしさとは、生きるとは何なのか?」というSFなコンセプトから生まれたとか。

AAAMYYY 2020年に東京オリンピックがあったり、渋谷パルコの工事現場の壁面にAKIRAが描かれていたり、なんか80年代に想像されていた世界が現実になっているような気がして。

ーー明るい未来といよりも不穏な未来・・・。

AAAMYYY 政治も何かを隠しているような気がするし、ハイブランドの高級品が飛ぶように売れていたり、世紀末的な感じですよね。

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Ryohuくんは人をその気にさせるのが上手い

ーーそれがどう表現されているのかは、皆さんにアルバムを聴いていただくとして。今回、KANDYTOWNのRyohuさんからのご紹介ですが、彼とはいつ頃どんなタイミングで出会われたのですか?

AAAMYYY 実は私、帰国してすぐに女性ユニットとしてデビューしているんです。サマソニとかフジロックのルーキーステージとかにも出ていて。その後、もうひとつユニットを組んでいるとき、リリースパーティに出ていただいたのが縁で。そこから、ソロになろうかと迷っているときに「コーラスやってよ」とイベントに誘ってくれたんです。そのときのライブがすごく楽しくて「やっぱり音楽がやりたい!」と思ったんですよ。

ーーそういうタイミングで声をかけてくれるのは嬉しいですよね。

AAAMYYY 恩人ですね。彼は同い年ですけど、フィロソフィーがしっかりあって、自分の意思を強く持っている。しかも、周りをその気にさせるのが上手いというか、リーダーシップがあるんですよ。

ーー確かに、インタビューをしていても説得力がありました。それでいて、あたりは柔らかい。Ryohuさんの音楽についてはどう感じられていますか?

AAAMYYY トラックがかっこいいし、ラップしている内容もすごく深くてかっこいい。ひとつの言葉にいくつもの意味が込められているのもすごいなって。でも、最初はヒップホップのことをよく知らなくて、KANDYTOWNみたいに大勢いるクルーは怖かったですね。ヒップホップ特有のハンドシェイクもよくわからなかったし(笑)。

屍を越えてゆけ

高校から最近までずっとハイヒールだった

ーーあははは。ファッションについてもお聞きしたいのですが、スタイルの変遷はどんな感じですか?被服部だったので昔から興味はあったと思うのですが。

AAAMYYY でも、当時は何を着たらいいのかわからなかったですね。高校は私服だったんですけど、毎日ユニクロでした。あとは、CAを目指していたのでOLみたいな服装をしていました。カナダに行ってから少しスポーティになって。でも、古着を着てスニーカーを履くようになったのは、最近メンバー入りしたテンパレイの仲間と出会ってからなんですよ。それまではずっとハイヒール、ピンヒールで全力疾走できましたから。

ーーOL風というよりもキャリアウーマン系だったんですね。

AAAMYYY なので、バイトの面接は全部合格していました(笑)。CAを目指していた時代の友だちに会うと「子どもっぽくなったね」と言われます。

ーー今でも飛行機に乗ると「やっぱりCAもいいな」と思ったりしますか?

AAAMYYY う〜ん、いまは音楽ですかね。CAになりたかったのも「いろいろな世界を旅できる」ということだったんで。そこは音楽活動で達成できているので。

ーー音楽を続けていくなかで、どういうアーティストになりたいとかありますか?

AAAMYYY 宇多田ヒカルさんのような、ひとりですべてをやられているアーティストというか。いつかはそうなれたらいいなという目標はあります。あとはフェスにいっぱい出たいです。

ーー今日はありがとうございました。

1st Full Album 『BODY』
2019.2.6Release
RELEASE PARTY 「BODY〜屍を越えてゆけ〜」

■2019年3月9日(土)渋谷 WWW
■2019年3月30日(土) 大阪 CONPASS

PROFILE

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AAAMYYY | エイミー

長野県出身のSSW/トラックメイカー。CAを目指しカナダに留学、帰国後22歳から音楽制作を始める。2017年からソロとしてAAAMYYY(エイミー)名義で活動を開始。2018年6月から”Tempalay”に正式加入、”KANDYTOWN”のメンバー”Ryofu”のゲストボーカル、TENDREのサポートシンセ、ラジオ MC、モデル、DAOKOのアルバム『THANK YOU BLUE』への楽曲提供、他「Primavista」「Panasonicナノケアドライヤー」CMへの歌唱提供等、幅広い活動で注目を集める。
2017年から2018年にかけてE.P3部作『WEEKEND EP』、『MABOROSI WEEKEND』、『ETCETRA EP』をテープ&配信でリリース。
2019年2月6日(水)には待望の1stフルアルバム『BODY』をリリースしたばかり。

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