親子で工作! 海に浮かぶ船のランタン 〜デザイナー のぐちようこさん × フリーマガジン『mammoth』 × SHIPS KIDS〜 親子で工作! 海に浮かぶ船のランタン 〜デザイナー のぐちようこさん × フリーマガジン『mammoth』 × SHIPS KIDS〜

親子で工作! 海に浮かぶ船のランタン 〜デザイナー のぐちようこさん × フリーマガジン『mammoth』 × SHIPS KIDS〜

一緒に手を動かして何かをつくる工作は、親子にぴったりなコミュニケーション。SHIPS KIDSが協賛するフリーマガジン『mammoth(マンモス)』では、毎回SHIPSにちなんで「船」の工作を紹介していますが、今回はデザイナーのぐちようこさんを先生に迎えて「船のランタン」のつくり方をご紹介! 秋キャンプやハロウィンなどのイベントに向けて、親子で楽しく工作しませんか?

日用雑貨や文具など、子どもと一緒に使うもの・贈るもののデザインを手がけるのぐちようこさん。ご自身も小学生のお子さんをもつママです。今回教えていただいた手づくりランタンは、簡単な手作業と子どもの自由な発想で「世界にひとつのオリジナルランタン」ができあがるというもの。親子で会話しながら、ものづくりの楽しさを思いきり味わいましょう。

のぐちようこさんカラートレーシングペーパーとLEDキャンドルライトでつくるランタン。トレペを折ったところがポケットになって、船やお魚など好きなパーツを入れられる仕組みです。キャンドルライトの光がゆらゆら揺れて、本物の海みたいですよ! パーツは海に関するものでなくてもいいし、トレペ以外の紙を使ってもOK。できあがりを想像しながら、自由な世界観でつくってみてください。

[用意するもの]

カラートレーシングペーパー(厚手のA4サイズ)
LEDキャンドルライト
カッターマット
カッター
はさみ
両面テープ
穴あけパンチ
定規
シャープペンシル
消しゴム

白色のトレーシングペーパーの上から15cmのところに、芯を出していないシャープペンシルで線を引き折り目をつけます。

1の下の部分を波のかたちになるようにはさみで切ったら、再び折ります。

青色のトレーシングペーパーを半分に切り、上の部分を波のかたちに切ります。

2の折り返した白色のトレーシングペーパーの間に3を挟むように重ね合わせ、両端を両面テープでとめます。

好きな色のトレーシングペーパーに、船やクジラなど好きな絵を描きます。

5をはさみで切りとったら、シャープペンシルの跡を消しゴムで消します。目や窓などは穴あけパンチを使うと便利。

4の上にパーツを配置してみて、できあがりの絵をイメージします。

白のトレーシングペーパーを外側に両面テープでとめ筒状にします。

内側の紙が重なった部分に、パーツを挟み込んでいきます。

なかにLEDキャンドルライトを入れて明かりを灯したら、できあがり!

ソニー・ミュージックグループで雑貨の企画・デザインなどを担当したのち、2004年からフリーランスとして活動しているのぐちさん。子どもの世界が大好きで、子どもと一緒に使えるものや子どもに贈るもののデザインを主に手がけています。

「心がけているのは、子どもと大人と一緒にいる空間に溶け込み、生活の中でその子がその子なりの使い方をして相棒になっていって、つくり手である私の想定を軽く超えていくようなものづくりをしたいと思っています。子どもの時期が過ぎても、その子の心の中に長く残ることができたら嬉しい」

そんなポリシーがより一層強まったのは、お子さんが生まれて子育てをするようになってから。枠にとらわれずのびのびと絵を描く子どもを見て、「デザインって何だろう?」「自分が『デザイン』することで、子どもたちの創造力や可能性が伸びる余地をなくしてしまってはいないだろうか?」と悩むことがあったそうです。

息子が通っていた幼稚園の園長先生から、絵と心は連動しているのだと教わりました。『子どもの絵は子どものことば。その子の今をおもしろがったらいい』と。それからは子どもの描く絵がおもしろくて仕方なくなり、デザインするときも、子どもが自分から学べることを先回りして提案してしまっていないかを考えるようになりました。お子さんと絵を描いたり工作したりするときは、親の想像を超えていく子どもの姿を楽しみながら見てあげてほしいなと思います」

シャツ(90cm) ¥8,800(+tax) / wynken
パンツ(80・90cm) ¥5,500(+tax) / SHIPS

スウェットシャツ(80〜160cm) ¥6,700〜(+tax) / ARCH&LINE × SHIPS
パンツ(100〜160cm) ¥8,300(+tax) / GRAMICCI × SHIPS

のぐちさんがデザインを手がけた、実際に販売されている商品をご紹介!

おくるみぶくろ・あかちゃん

出産祝いにぴったりのカードつき金封。あかちゃん型のカードにお祝いの言葉を添えて。

キリヌキこくばん

カバンやフライパンなど道具のかたちに切り抜いた、はこべる・あそべるこくばん。

公式サイト

よしよし/フォトぽち・いえ

写真の贈りものに使いたい、お部屋に飾れる窓つきぽち袋。L判サイズの写真が複数枚おさまります。

公式サイト

こどもと暮らし/名入れお弁当箱
「ぼくのわたしのすきなのりもの」

すきなのりもの、あるかな? きしゃ・でんしゃ・ロープウェイ・スワンボートがモチーフのアルミのお弁当箱です。

公式サイト

のぐちようこ | Yoko Noguchi

デザイナー。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。企業にて雑貨の商品企画・デザインなどを経て、フリーランスに。こどもと草木とたずさわる日々の中で、こどもの暮らしとつながるモノのデザインを手がけたり、絵を描いたりしている。母・のぐちみつよ(布の絵本作家)とも創作活動中。

[ HP ] http://www.yo-happy.com

■掲載マガジン情報

『mammoth』 No.39
2019年9月15日発行(ニーハイメディア・ジャパン)

「あそびのなかにこそ学びがある」をコンセプトに、未来をリードしていく子どもたちに向けてさまざまなアイデアを発信するフリーマガジン。最新号39号の特集は「Photo」。全国の協賛各店舗の店頭ほか、美術館やミュージアムショップ、キャンプ場などで無料配布中。

[ HP ] http://www.mammothschool.com