日本にもすっかり定着した10月31日のハロウィン。大人がお家でゆっくり楽しむなら、いつもより少しだけ気取ったハロウィンディナーはいかがですか? イタリアの食器ブランド『SATURNIA』のシンプルで美しいお皿と、フードデザイナー中本千尋さんのオリジナルレシピで、大切な人とおしゃれな夜を過ごしてみませんか。
ハロウィンの起源は古代ヨーロッパ。ケルト人が秋の収穫を祝い、仮面姿で焚き火を焚いて悪霊を追い出していたことから、現代のハロウィンでは仮装を楽しむようになったそう。ハロウィンカラーのオレンジは「収穫」を表し、かぼちゃのジャック・オー・ランタンは魔除けのシンボル。野菜やスパイスを使った料理が得意な中本さんには、ハロウィンらしい食材をさり気なく使った手軽でヘルシーなレシピを紹介していただきました。
イタリアのトラットリアやバールで使われているプロユースの食器ブランド。分厚く丈夫で、飽きのこないシンプルな白食器は、どんな料理にもよくなじんで彩りを引き立ててくれます。形のバリエーションも豊富で、料理に合わせて器を選ぶ楽しみも。
フードデザイナー
中本千尋さん
食から日々の暮らしを提案する『DISHes』主宰。和・洋・中・エスニックのスキルを活かし、ケータリング、カレー屋、ワークショップなどを幅広く手がけています。
チキンとキャベツの煮込み
スパイスの香り
ガラムマサラの香りが食欲をそそるメインディッシュ。定番の鶏もも肉も、スパイスやハーブを使うだけでよそいきの味に。煮込み時間20分で完成する手軽さも嬉しいポイント。
・鶏もも肉 2枚
・塩 小さじ1
・ガラムマサラ 大さじ1
・薄力粉 大さじ2
・オリーブ油 大さじ2
・にんにく 1片
・玉ねぎ 1個(600g)
・塩 小さじ1
・キャベツ 1/4個(400g)
・白ワイン 100cc
・ローリエ 1枚
・好みのハーブ
・紫キャベツのピクルス
鶏もも肉は余分な脂などを取り除き、4cm角くらいに切り分け、塩、ガラムマサラ、薄力粉をまんべんなくまぶしておく。蓋つきの鍋に油をひき、鶏肉の表面を焼きつけて取り出しておく。
同じ鍋に油を足して、スライスにしたにんにくを入れ弱火で加熱。ほんのり色づいてきたら、スライスにした玉ねぎと塩を加えてしんなりするまで炒め、ざく切りにしたキャベツ、鶏肉、白ワイン、ローリエ、好みのハーブを加えて蓋をし、約20分煮込む。
2を器に盛りつけ、ピクルスを添えればできあがり。
使い勝手のいいオーバルプレート。煮込み料理やパスタなどメインディッシュにぴったり。(W28cm × D19cm × H3.7cm)
プレート ¥2,300(+tax)/SATURNIA
サーモンとひらひら野菜
サーモンと人参の鮮やかなオレンジがテーブルをぱっと明るくしてくれる一品。野菜はピーラーでスライスし、見た目もユニークに。オリジナルドレッシングはわさびがきいた大人の味。
・お刺身用サーモン 16枚
・大根 10cm
・ズッキーニ 1本
・人参 1本
・りんご 20g
・玉ねぎ 20g
・醤油 大さじ1
・酢 大さじ1
・胡麻油 大さじ1
・わさび 適量
・塩 ひとつまみ
・マスカルポーネチーズ 適量
大根、人参、ズッキーニはピーラーでスライスにし、塩を入れた熱湯でさっと火を通す。
玉ねぎ、リンゴをおろし、ほかの調味料と合わせてよく混ぜ、ドレッシングを作る。
マスカルポーネチーズをお皿に敷き、サーモンを盛る。ドレッシングを少量かけ、ひらひら野菜をバランスよく盛りつければできあがり。
爽やかなブルーラインシリーズ。サラダやちょっとした副菜を盛りつけるのに重宝。(W17.5cm × D17.5cm × H2.2cm)
プレート ¥1,300(+tax)/SATURNIA
かぼちゃのニョッキ
クリームソース
ハロウィン食材の代表格であるかぼちゃは、もちもち食感のニョッキにアレンジしてワンランク上の一皿に。意外と手間がかからないので料理初心者の方にもおすすめ。
・かぼちゃ 350g
・強力粉 50〜70g
・薄力粉 50g
・塩 小さじ1/8
・シナモン 小さじ1/8
・生クリーム 50cc
・パルメザンチーズ 大さじ4
・ゆで汁 大さじ2
・塩 小さじ1/8
・黒胡椒
・好みのハーブ(飾り用)
かぼちゃは皮を剥いてざく切りにし、柔らかくなるまで茹でて水気を切る。再度かぼちゃを鍋に戻し、水分を飛ばしながら木べらで潰してボウルに移し、冷ましておく。
1のボウルに粉類と塩とシナモンを加えて手でこね、直径3cmほどの棒状に伸ばす。強力粉を打ち粉に使いながら2cmずつにカットし、楕円型に形を整えて、ソースが絡みやすいように断面にフォークで筋をつける。
熱湯で2分ゆでる。生クリーム、チーズ、ゆで汁、塩を鍋に加えて沸かし、ニョッキを入れてサッと絡ませる。
器に盛りつけ、黒胡椒をトッピングすればできあがり。
PROFILE
フレンチレストラン、短大の調理師学科アシスタント講師などを経て独立。食から日々の暮らしまわりを提案する『DISHes』を主宰。 野菜やスパイスを使った料理を得意とする。ケータリング、カレー屋、ワークショップ、料理教室、レシピ作成やメニュー監修など多彩な活動を行う。
Instagram
@chihiro_nakamoto
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https://dishes-chihironakamoto.amebaownd.com/