NPO法人 下田ライフセービングクラブの活動理念に賛同し、1995年からその発展と振興をサポートしているSHIPS。その活動の目玉でもあり、22回目を迎える人気の子ども向けプログラム『SHIPS ジュニアライフセービングコース』が今年も開催されました。
気圧配置が不順となり、快晴の日が多かったものの全体的に見れば冷夏となってしまったこの夏。計3回で予定されていた『SHIPS ジュニアライフセービングコース』も、7/29（土）白浜大浜海岸、8/5 (土)入田浜海岸があいにくの遊泳注意。しかし、ラストチャンスとなった8/12（土）弓ヶ浜海岸は、波もおだやかで海水浴日和の1日となった。
東京ではあいにくの雨だったものの、下田は快晴だった8/12（土）。参加者は各々受付を済ませ、いざ集合時間。まずはスイミングキャップとSHIPS提供のTシャツにお着替え。日陰となるテントの下に集まり、スタッフから万が一海で溺れてしまったときの「助けてサイン」や、津波が予想される際の「避難場所確認」など注意事項が伝えられた。そして、みんなが「バディ= 仲間」であることを確認しあう。
その後、パトロールタワーに移動し、チューブやレスキューボードなど、レスキューに使う道具の紹介。さらに、ライフセーバーのお兄さんやお姉さんが実演を披露。終了後はビーチクリーンをしながらテントへ移動。
水分補給をして準備体操をしたら、海で効率よく走るための走法「ウェーディング」の練習。そこから再びテントに戻り、クイズ形式で「鼻血が出たときの対処方法」や「怪我で出血してしまった際の対処方法」などを学んでいく。
その頃には、子どもたちも海で遊びたいモードがMAXに。2班に分かれたのち、ニッパーボードやビート板を使った波乗り体験へ。存分に海での体験を満喫したら、山場ともいえる「ウェーディング」を使ってのリレー競走。ここではスタッフの大人たちも参加し、白熱の試合展開に参加者全員が大きな声で声援を送った。
その後、SHIPSより参加賞のプレゼントと、みんな集まっての集合写真を撮影して終了となった。
8/5 (土) のコースでは、雑誌『Begin』編集長の光木拓也さんも、お子さんと参加。
「本格的なプログラムに参加したという満足感があったみたいで、いつもの海水浴以上に喜んでいました。参加後は、自分から意識して水分補給をしたり、日焼け止めを塗ろうとしたりするようになりましたね。あと、Tシャツはすごく喜んでいました。思い出深い宝物っていう感じで、今もよく着ています」
そんな嬉しい声を聞くことができました。親目線での『SHIPS ジュニアライフセービングコース』の魅力を聞いてみると。
「子ども向けとして考えられた、完成度の高いプログラムを気軽に受講できるのがいいですね。知らない子たちと話す機会もありますし。しかも3時間程度で終わるので、夏休みの旅行にプラスαとして付けられるのはありがたいです」
来年の夏も開講しますので、皆さん参加してみてください！
豊竹美春ちゃん（11歳）
「今回で3回目の参加です！ 最後にみんなでやったウェーディングのリレーが楽しかったです」
我謝・ソララ・サブリナちゃん（8歳）
「初めての参加でした。印象に残っているのはニッパーボードを使った波乗り。またやりたいです！」
松原美昊ちゃん（9歳）
「両親の勧めもあって毎年参加しています。どれも楽しいけど、ニッパーボードを使った波乗りが好きです」
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