フランスが誇る映画監督の一人であり、ヌーヴェルヴァーグにおける重要人物としても知られるエリック・ロメール。恋愛喜劇の巨匠と言われる彼が、女性たちをみずみずしく鮮やかに描いた作品の中から、厳選された8つの恋物語を期間限定で上映する『ロメールと女たち』が、角川シネマ有楽町にて開催決定! そこで今回、その中から気になる3本をピックアップ。今回のプロモーションに携わる三浦さんによる、それぞれの見どころコメントと合わせて、各作品のヒロインたちからインスピレーションを受けたスタイリングをご紹介します。この夏、映画の主人公になりきって是非、映画館へ足を運びましょう。
?Les Films du Losange
「夏のノルマンディーを舞台にしたロメールの“喜劇の格言劇”シリーズ第3作目。避暑に訪れた15歳のポーリーヌと年長で従姉妹のマリオンが繰り広げる、甘くてちょっぴり辛い恋模様を描いています。澄み渡った青い空と海が眩しく、今にも海風が頬をなでそうな演出に、初夏の訪れが待ち遠しくなること間違いなし。再びトレンドになりそうなセーラー服や、白いレースシャツをカジュアルに着こなすなど、ファッション面でも参考にしたいフレンチルックが満載で、若い世代も楽しめる作品です」
?Les Films du Losange
「こちらも「海辺のポーリーヌ」同様のシリーズ、“喜劇の格言劇”の中の第6作目。パリ北西の郊外で2組の男女が織りなすちょっぴり滑稽な恋愛劇です。見栄っ張りで気が強いフレンチフィーメールの特徴がよく出ている作品で、それに振り回される男性軍に同情したくなってしまいます。また、ウィットとユーモアに溢れる会話のテンポは、男女間における恋愛の「駆け引き」の参考になること請け合いです。くすっと笑えてハッピーになれる映画なので、幅広い世代の男女が楽しめると思います。恋人同士で観に行くのも刺激になっていいかも?」
学生生活最後の夏、彼氏そっちのけで男友達と休暇へ出掛けてしまうという自由奔放なレアをイメージして、ホワイトを基調としたパンツスタイル。眩しいくらいの真っ白なワイドパンツは、移り気でやんちゃだけど、自分の気持ちに素直で潔いレアの性格を象徴しています。肌触りのよいボーダーニットに、ハイウエストでスタイルアップ効果を狙いつつ、足元はフラットなサンダルにして抜け感を創出。レイバンのクラブマスターがボーイッシュなアクセントとして効果を発揮します。
ニット ¥48,000(+tax)/YURI PARK
パンツ ¥14,000(+tax)/SHIPSmore
サンダル ¥6,000(+tax)/SKA
サングラス ¥24,000(+tax)/Rey Ban
かごバッグ ¥21,000(+tax)/MUUN
?Les Films du Losange/C.E.R
「ある田舎町で出会った二人の少女、レネットとミラベルが、日常でさまざまな出来事を体験する姿を4つのエピソードに散りばめて描いています。まるで4つの短編を見ているような感覚で、特に大事件が起こるわけでもなく、淡々とした物語が続くのがいかにもロメールらしい一作。緊張感なく気軽に見られるので、友達や恋人と、もちろん一人でも楽しめるのが嬉しいポイントです。また、2人が着こなすコットンのワンピースや丸襟の白シャツなど、可愛いフレンチスタイルをチェックするのも楽しいですよ」
パンツスタイルが主なミラベルに対して、フリルやレースのブラウス&スカートなどフェミニンな着こなしを好むレネット。ガーリーなレネットをイメージしてホワイトを軸にスタイリング。赤いカーディガンを腰巻きすることで、華やかさとアクティブなポイントをプラスしました。肩のリボン使いなど、よく見ると細部まで可愛らしいあしらいが行き届いています。バッグとサンダルでレザーを取り入れる事で、大人の女性にもマッチするフェミニンな装いに。
トップス ¥57,000(+tax)/J & M DAVIDSON
カーディガン ¥12,000(+tax)/SHIPS
スカート ¥23,000(+tax)/SHIPSmore
サンダル ¥14,000(+tax)/ANTICHI ROMANImore
ヘッドバンド ¥6,500(+tax)/JENNIFER OUELLETTEmore
バッグ ¥22,000(+tax)/ARRONmore
映画PR担当 / 三浦絵里子さん
イギリス留学時に出会った自然療法、ホメオパシーに強く惹かれてカレッジに飛び込み入学する。講師にハーバリストが多かったことからメディカルハーブの知識も増やして帰国。その後、日本ホリスティックビューティ協会認定のアドバイザーとインストラクター資格も取得。現在はホリスティックな美しさを導く美人養生法や、ハーブを始め野菜やスパイスなどの身近な自然素材を使ったセルフケア方法を伝える講師として活動を行う。また、健康美容に関する記事を書くライターとしても活動。過去には洋画の配給・宣伝や、邦画のインターナショナルセールスを担当。現在も映画に関する記事の執筆など、多岐に渡って活躍中。