今年でSHIPS 渋谷店は30周年を迎える。この地はSHIPSの前身となるMIURA & SONSが生まれた場所でもあり、ゆかりの深い街。常に若者文化をリードし、新しいモノやコトを生み出してきた渋谷。そんな日本を代表する街が、2020年および2027年の完成に向けて大きく生まれ変わろうとしているのをご存知だろうか? すでにそこかしこで工事が始まっているが、果たしてどんな街になるのか。今回はそんなワクワクするような新しい未来についての話を、開発事業者のひとつである東京急行電鉄に伺った。また、後半には渋谷店30周年記念コラボアイテムの紹介もしているのでお見逃しなく!
??現在、渋谷駅周辺では至るところで工事が行なわれていますが、どのように変わっていくのでしょうか?
樺 利用者の方には一番ご迷惑をおかけしている時期ですが、未来に向けて大きく変わります。地図を見ても分かりづらいという方も多いので、まずはこの動画を観ていただければと思います。
??えっ、これはすごいですね! 一番驚いたのは、国道246号をまたぐように高速道路の下にデッキが伸びていたところです。
樺 そうなんです。渋谷の地形はすり鉢状です。その谷間を地上2Fレベルのデッキや地下の通路で繋ぎ、いくつかの層の歩行者導線をつくるイメージです。
??渋谷の谷底を埋めるような計画なんですね(笑)
樺 わかりやすく言えばそのような感じです。併せて各ビルにアーバンコアと呼ばれる縦の動線を作ることで、各層の移動をスムーズにできるようにします。具体的にいうと、銀座線の部分が3F、2FがJR、そして東横線、副都心線、田園都市線、半蔵門線がB2やB3にありますが、それらの乗り換えの利便性も向上します。
??渋谷ヒカリエはすでにエスカレーターで地下から東横線や半蔵門線につながってますよね。
樺 まさにそうです。ああいう作りがアーバンコアで、駅周辺に何か所もできますよ。乗り換えの利便性ということでいうと、将来的には埼京線のホームが移設して山手線と並列化したり、明治通りの渋谷ヒカリエ側にも銀座線の改札ができたり、やっと渋谷駅での乗り換えがラクになりますよ(笑)
??あははは、ついにですね。
樺 これまでの渋谷駅というのは、時代ごとに各路線や建物が必要に応じてツギハギを繰り返してきたので、かなり複雑な構造になっているんです。不便でバリアフリーとは程遠い環境です。今後はさまざまな人が安心・安全に訪れることができる街にしたい。ひとつの取組例として、東口広場の地下に貯留槽を作り、そこには約4000トンの雨水を貯めることができるようにもなりますので、ゲリラ豪雨でも冠水する恐れがなくなります。
??でも、渋谷があまりにもキレイになりすぎると「渋谷らしさ」が無くなってしまう心配もあります。そもそも渋谷をどういう街として考え、今後はどのような街にしていきたいとお考えですか?
樺 渋谷は過去から常に新しい感性を持った人たちが集まり、新時代を切り開くような実験的な取り組みが自然と生まれてきた場所だと思っています。最近ではIT系の会社が多かったり、もちろんファッション的な流行が生まれる場所でもありますよね。そういった要素を考えたとき、「先進性・登竜門・独自性・現場感・多様性・寛容性・新しい働き方」といったキーワードが生まれました。それらのキーワードを持ったコンテンツを後押しすることで、今後も新しい「渋谷らしさ」が継続して生まれる街にしたいと思っています。
??具体的にいうと、どんな試みがされるんですか?
樺 大事なのは「渋谷を訪れる理由」をいかに作るかだと考えています。いまはインターネットで買い物もできますし、街に人を呼ぶためには「その場所でしか味わえない体験」が重要なのだと思います。そのためにハードだけではなくソフトの街づくりも行っていて、たとえば、若いクリエーターの登竜門となるコンテストなど、知的好奇心を刺激するクリエイティブなイベントをサポートしています。また、ベンチャー企業を支援するプログラムを行ったりもしています。
??海外の観光客からも人気なスクランブル交差点はどうなりますか?
樺 スクランブル交差点はもちろん残ります。あの場所は多い日で、1回に3000人が行き来するという渋谷の名所です。一方で、地下の通路や広場も整備しているので、年配の方など人ごみが苦手という方も渋谷駅周辺を歩きやすくなります。また、ハチ公前広場も広くキレイになりますよ。
??少し安心しました。
樺 私たちはビルも作りますが、基本的な考え方はいかに駅から外に人の流れを作るかなんです。「ビル内で楽しんでください」ではなく、渋谷を起点にSHIPS 渋谷店のある神南方面はもちろん、青山や代官山といった広域渋谷圏にまで広く放射状に人が行き交うような街にしたいと考えています。
??パルコのエリアも建て替えが進んでますし、本当に渋谷一帯が大きく変わるんですね。今日はありがとうございました。
提供:東京急行電鉄(株)
提供:渋谷駅前エリアマネジメント協議会
渋谷駅にもっとも隣接したエリアには商業施設やオフィスなどを備えた、東棟、中央棟、西棟の3つの建物ができる。なかでも高さ約230mとなる東棟は、新たな渋谷のランドマークとなり、屋上には富士山も眺望できる大きな屋外展望施設が誕生。ここでイベントなどをおこなうことも検討中だそう。
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提供:東京急行電鉄(株)
かつて地上を走っていた頃の旧・東急東横線渋谷駅および線路跡地には、地上35階、地下4階のビルが建つ。低層階にはイベントホールや商業施設、中層階にホテル、高層階にオフィスといった構成になる予定。ここから国道246号を横断するデッキが伸びる。また、近くを流れる渋谷川を整備することで潤いのある水辺空間が生まれる。
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提供:東急不動産
東急プラザの跡地とそこに隣接するエリアは、道玄坂と渋谷駅をデッキでつなぐ拠点となる。ビル1Fの一部にはリムジンバスが発着する大きなバスターミナルが誕生し、渋谷の新しい玄関口に。さらに、ビルの高層階はハイグレードなオフィス、中低層部は商業施設といった構成となる。
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提供:東急不動産
渋谷駅周辺の再開発でもっとも広い敷地面積を誇るエリア。計3つの街区から構成され、A街区ではオフィスや店舗に加え、起業支援施設や駐車場が。B街区では住宅やオフィスに加え、生活支援施設などが。C街区には教会などが入る。また、外国人ビジネスマン向けの国際医療施設など、複合的な新しい街が生まれる。
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提供:東京急行電鉄(株)
明治通りから原宿方面へと抜けるキャットストリート入口には居住空間が誕生。低層階には店舗、高層階にはオフィスや賃貸住宅といった構成となる。クリエイターの創造拠点と位置づけており、建物内に共有スペースを設けることでつながりを生み出す計画だ。
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提供:東急不動産
道玄坂上の南平台エリアには大規模オフィスビルが建つ。また、低層階に産業支援施設を設けることで、渋谷発のビジネスおよび企業を育成していく計画も。3F?20Fの各階にはテナント専用のテラスを設置するなど、快適な空間づくりにも力を入れていく。
SHIPS 渋谷店のアニバーサリー企画として、人気ブランドとの限定コラボレーションアイテムが続々登場中! この機会にしか手に入らないデザイン、素材、色など、各アイテムの特徴を徹底紹介。
「どこにでもあり、どこにもないもの」。そんなユニークな視点でデザインを再構築し、日常に新しい刺激を与えてくれる「beautiful people(ビューティフル ピープル)」のウェア。このワンピースは、2016FWのコレクションで多用されている星モチーフをさりげなく落とし込み、ミリタリーテイストな厚手のコットンで仕上げた生地別注による今回限定モデル。メンズライクな生地ながら、深く開いた首もとや裾のフレアが女性らしく、着心地も快適。
ワンピース ?53,000(+tax) / beautiful people × SHIPS
2010SSにパリで初のコレクションを発表した、森下公則氏による人気ブランド「08 sircus(サーカス)」。SHIPSでは昨シーズンより「& 08 sircus」の名でコラボレーションラインをスタート。JAPAN MADEにこだわりながらマスキュリンなスタイルを提案する同コラボは、すべてオリジナルのデザインで展開されている。なかでも、同色のストライプを上下で切り返したこのワンピースは渋谷店30周年企画。ウールの柔らかな生地感も魅力です。
ワンピース ?42,000(+tax) / & 08 sircus
フロントがスナップボタン留めになっており、ワンピースとしても羽織りとしても使える2WAY使用のロングジレ。今年らしいネップ生地は渋谷店30周年企画の別注となっており、大きなレザーポケットとの相性も抜群。「muller of yoshiokubo(ミュラー オ ブ ヨシオ クボ)」は、NYのオートクチュールデザイナーのもとで修行後、2006年にブランドを立ち上げた実力派。「Dress for daily life」をコンセプトにしており、日常服でありながらドレスの要素がキラリと光る。
ロングジレ ?39,000(+tax) / muller of yoshiokubo × SHIPS
SHIPS JET BLUEと「YAECA(ヤエカ)」のコラボレーションプロジェクトとして毎シーズン人気を博している「YAECA STUDY(ヤエカ スタディ)」。渋谷店30周年を記念した限定アイテムは、もはや定番アイテムともいえるスナップシャツの色別注。清涼感があり風合い豊かなサックスブルーは、年間を通じてコーディネートしやすい一枚。シンプルなデザインからこだわりが感じられる「YAECA STUDY」らしさが詰まっている。
シャツ ?19,000(+tax) / YAECA STUDY
休日のプライベートな時間は、自分の世界に没頭してしまう人物をイメージして作られる「YAECA STUDY(ヤエカ スタディ)」のウェア。このリラックス感のあるワンピースは、「YAECA(ヤエカ)」がこれまでに展開してきたアーカイブの中からSHIPSがセレクトしたカプセルコレクション。また、スタンドカラーのモデルは今回のために特別にピックアップした。ホワイトとネイビーの2色展開となっており、どちらも長く愛用できる一着だ。
ワンピース ?25,000(+tax) / YAECA STUDY
ショップ建物内にサンドウィッチ屋さん、さらには紹介制のバーを構えるなど常に新しい試みを提案する新感覚のストリートブランド「Son of the Cheese(サノバチーズ)」。SHIPSではこれまでに数々の別注アイテムをリリースしてきたが、今回は渋谷をテーマにしたジャケットを発表。胸もとには同ブランドの店舗外観を刺繍で施しており、まさに渋谷らしさ全開。ルーズ目のシルエットも今年らしく、旬なデニムジャケットに仕上がっている。
ジャケット ?28,000(+tax) / Son of the Cheese × SHIPS JET BLUE
realmadHECTICやROC STARなどで経験を積んだ、前出卓久が2013FWにスタートしたブランド「tone(トーン)」。ビッグポンチョは先シーズンもSHIPS JET BLUEとのコラボレーションとして発表しているが、今回は細かいディティールを改良したモデルを限定販売。フィッシュテールへの変更や、フードの取り付け部の変更など、さらに洗練されたデザインへと進化している。ユニセックスで使えるワンサイズ展開というのもポイント。
スウェットポンチョ ?23,000(+tax) / tone × SHIPS JET BLUE
「Shikica Tokyo(シキカ トーキョー)」による、上質なシュリンクカウレザーを使用したキュートなレースアップポシェット。シンプルなデザインで使いやすく、そこにレースアップやタッセルがプラスされることでキュートさがアップ。同ブランドは、四季豊かな日本に咲く花、そこに引き寄せられる蝶をブランドモチーフとしており、かわいらしくも儚く、それでいて自由な姿をクリエイションに反映している。写真のベージュは限定色。
バッグ ?19,000(+tax) / Shikica Tokyo × Khaju
「暖かい太陽、青い空、波音、やわらかい風、乾いた砂」をブランドコンセプトとして、シンプルでありながら表情豊かなアイテムを提案する「KiiRA(キーラ)」。ケーブルニット×ポンポンのニットは、首もとに旬なクロッシュディテールを施したガーリーなデザインが特徴。なかでも、ネイビーカラーは渋谷店30周年記念の別注色となっており、他では買えない特別なアイテム。ちなみに、通常ラインはオフホワイト、ベージュの2色展開。
ニット ?23,000 (+tax) / KiiRA × Khaju
10/1(土)?、SHIPS 渋谷店30周年を記念したオリジナルデザインによるバルセロナ発祥のアートキャンディ専門店「パパブブレ」のキャンディを¥10,000 (+tax) 以上お買い上げのお客様にプレゼント。
※なくなり次第終了となりますので予めご了承ください
SHIPS 渋谷店
東京都渋谷区神南1-18-1
??03-3496-0481
営業時間:11:00?20:30