次に何が流行るかを予想しながら毎シーズン、ブレずにSHIPSらしさを追求するため、日夜奮闘しているバイヤーたち。今回は高橋、難波、佐藤の3名が、次のシーズンに“来る”であろう5大キーワードを一足お先に大発表しちゃいます。この5つのキーワードさえ押さえておけば、向かうところ敵なし!
高橋 恵
佐藤 弘和
難波 由佳
ボーホースタイル
ボヘミアン×ソーホーの造語から生まれたトレンドワード
「FWの土臭い色使いから一転、白やブルーを基調とした爽やかな色使いでボヘミアンを表現しているブランドが多く見られました。また個人的に注目したのはデニム。まだまだデニムは盛り上がると思います、加工ものやリメイクまでパンツだけでなくトップスなども必見です」(佐藤)
70年代のカウンターカルチャーやヒッピーなどに象徴されるボヘミアンルックと、ハウストン通りの南に位置するソーホーの都会的な面持ちを併せ持つスタイリング。エスニック柄がインパクトたっぷりなトップスや、ヴィンテージ調の花柄。また腰履きできるくらいのルーズなデニムや、パッチワークデニムに、あえて爽やかなホワイトを合わせるなどしてアップデートしたような「ちょい悪だけど、優雅でロマンティック」な着こなしに注目が集まりそう。またワンピースは動くたびに軽やかに揺れてドラマティックな表情を演出する素材が流行の予感。
深Vネック&スリット
大胆に見せるより、隠れてるところから見える計算高さが◎
「オリジナルでもスリット使いが多く見られましたし、その深さもどんどん深くなっているのが印象的でした。いろんなブランドで見かけて、自分でも挑戦したい気分です」(難波)
「トップスからスカート、ワンピースやアウターまで、センターやサイドに深く入ったスリットデザインが海外で特に多く見られました」(佐藤)
とろみのあるブラウスやワンピースなど、女性らしさを加速させる素材やレディライクなタイトスカートなど、ボディコンシャスなアイテムに、さらに肌感を覗かせることで今までにない際どさと潔さが共存。しなやかさと凛とした芯の強さを感じさせる女性像が描かれる。
ハット&チェーンアクセサリー&バンダナ
リゾート気分とさりげない輝きの共演が最旬
「秋冬から引き続き、ツバの大きなハットが素材を変えて流行しますね。ガラリと趣が変わるのはアクセサリー。ビジューやごつめのものではなく、チェーン系のシンプルなものが増えそう!」(高橋)
「バンダナは定番アイテムですが、次のシーズンではその絵柄が色々なアイテムに落とし込まれていて注目です! エルメスのバンダナ柄スカーフで人気に火が付いたとも言われてますが、洋服ではハイブランドのコレクションに使われていたり、パリのコレットではバンダナをパッチワークにしたバックやスカーフも出ていました。バンダナというとかなりカジュアルなイメージですが、SHIPSで取り扱うmanipuriのシルク素材のバンダナ柄スカーフのように女性らしいアイテムで取り入れるのがポイントです!」(高橋)
フェルト素材で作られたエレガントなツバ広ハットが街中でもお馴染みになった今シーズンに引き続き、春夏もストロー素材などで作られたハットが多数リリースされている様子。前述しているボーホースタイルとの相性も◎。また存在感のあるシルバーアクセサリーやコスチュームジュエリーブームと相反するように、華奢で繊細な面持ちのゴールドチェーンアクセサリーも注目を集めている。
カジュアルなアクセントとして、アメカジスタイルなどから浸透しているバンダナが、春夏はレディライクなアイテムに様変わり。襟元に巻いたり、パンツのポケットから覗かせたりはもちろん、スカーフとしてバッグに結びつけたりするなど、ますます活用の幅が広がりそうと予想。
ポインテッドトゥ&チャンキーヒール
女性バイヤーが大小判を推す足元トレンド
「ヒールの高さに関係なく、ポインテッドトゥがいよいよ本格的に市民権を得る予感!」(高橋)
「一時期のウェッジソールブームメントを凌ぐ勢いで注目を集めているのがチャンキーヒール!」(難波)
つま先部分がシャープになったポインテッドトゥは、ハイヒールでもフラットシューズでも人気を集めている様子。パテントやスウェードなど、素材はさまざま。またハイブランドを中心に、ヒール部分がずんぐりむっくりとしたチャンキーヒールにも熱い視線が集中。穿いた時の安定感もさることながら、まるでアート作品のようなルックスも話題に。