“HIGHER” 伝説の男 Jeremy Jones 登り続ける軌跡  vol.2 “HIGHER” 伝説の男 Jeremy Jones 登り続ける軌跡  vol.2

“HIGHER” 伝説の男 Jeremy Jones 登り続ける軌跡 vol.2

“HIGHER”伝説の男 Jeremy Jones 登り続ける軌跡vol.2

“HIGHER”
伝説の男 Jeremy Jones 登り続ける軌跡vol.2

SHIPS'S EYE

HIGHER 伝説の男Jeremy Jones登り続ける軌跡vol.2 SHIPS MAG vol.14でも紹介してきた、"HIGHER 伝説の男Jeremy Jones登り続ける軌跡"自身のスノーボード人生30年の軌跡を綴ったドキュメンタリー映画”HIGHER“の特別試写会がスノーボードシーズンに入る直前の日本で開催された。
特別試写会の会場は 宮城仙台、長野白馬、愛知名古屋、東京神田と六本木の合計5カ所で開催。今回の為だけに多忙なスケジュールの中、伝説のスノーボーダーJeremy Jonesも来日しました。
伝説の男に会う事が出来て、JONES SNOWBORSのラインナップが一同に並び、制作したJeremy Jonesから直接話が聞く事が出来る、スペシャルサプライズも盛りだくさんのフィルムローンチツアー最終日をレポート!

HIGHER特別試写会ジャパンプレミア最終日は、古くから日本のカルチャーの発信地として、様々なミックスカルチャーを発信し続けている六本木スーパーデラックスで開催された。
熱烈なファンの期待に応えるように本人が会場で御出迎え。ファン達とのコミュニケーションに会場内の空気が和んだ。

ファンとのトークセッションを行うJeremyJones

世界のスノーボーダー達からも聖地と崇められる日本“名雪山”白馬を拠点に制作がおこなわれているスノーエクストリームプロダクツに興味をもつJeremy Jones。

緊急来日中のJeremy Jonesにインタビュー!どうしてそこまで危険なことを!?30年間続けてきたスノーボードについての魅力について

ーースノーボードを始めて30年間の活動の中で発表された「DEEPER」「FURTHER」「HIGHER」の三部作。三部作を作り上げる為のスノーボードを続けるモチベーションを教えてください。

Jeremy 自分がスノーボードを続けて、映画を作ることが出来たことに喜びがあります。「この場所で映画を作ろう」と最初から決めて撮影に行くのではなく、興味を持った山に行って、観察をして、登ってからから撮影をするか決めてきました。とにかくいろいろな場所で滑りたいという気持ちが一番のモチベーションになっています。世界中の山で撮影を続けることが出来たのは、常に新しいラインをライドしたいって気持ちが生まれるから。命の危険と隣合わせで登るときは、疑問や葛藤と戦うときもあるけれど、足にスノーボードを付けて下り降りている時は何も考えていないんです。

ーー第2作目「FATHER」では日本の山も訪れていましたが、世界有数の山の中で日本の山を選んだ理由を教えてください。

Jeremy 日本人は知らない人が多いかもしれないですが、日本の雪は世界で一番いい雪質なんです。日本の山を登りで合う人々は素晴らしい意識を持っている人が多く、素晴らしい環境と、環境を支える人々によって日本でのスノーボードをすることは唯一無二の最高ライディングが出来るからです。
1992年に訪れた長野県白馬のトリップが僕の人生に影響を与えるほど、素晴らしい経験が出来ました。白馬に行っていなかったら映画も作れていなかったといっても過言ではないです。

ーー実際に映画でも使用しているJONES SNOWBORDについて教えてください

Jeremy 原材料が高いとしても、本当に質のいい物を作り上げたいという気持ちが一番強いです。自分が滑りたいときに、最高の滑りが出来る物作りを続けています。世の中に様々なスノーボードをつくるブランドがありますが、その中でも一番開発に費用をかけていると言っても過言ではありません。もちろん、言葉で話すことは簡単だけれど、原材料を調達することも含めてとても大変なことだけれども、大変なことほど楽しいと思えて作り続けています。そして命を守る道具でもあります。今迄足を踏み入れたことのない場所を滑るという、過酷な状況にも耐えることの出来る“攻めることの出来る究極のツール”であることを自負しています。ハイエンドモデルだけでなく、全てのモデルを同じ様なテストを経て誕生したJONES SNOWBORDはどんなシチュエーションでもあらゆるスタイルを追求できるようになっています。

生き方も大事な事だと思います。

ーー30年間スノーボードを続けてきて、今思うことはありますか?

Jeremy スノーボードを始めてからの30年の中で今年が一番充実しています。“HIGHER”を撮影し終わったから終わりではなくて、もちろんこれからもスノーボードを続けていきます。スノーボードを続けることは自分の人生です。危険なことばかりをしていて、、、と良く言われますが、家族の為に命は大切です。
しかし、生き方も大事なことだと思います。私は人生を味わい尽くす生き方を子ども達に見せたいと思います。夢を見つけるということに行動を起こし追求をし続けて、次に起こることだけに集中して大いなる挑戦へ挑みたいと思っています。

ーーお話を伺うことができる貴重な御時間をいただきどうもありがとうございました。

Jeremy Jones

1975年アメリカ合衆国ケープコッドに生まれ。
8歳の頃に父親が買ってきたスノーボードを始め、不可能と思われていた数々のトリックを成功させるストリートスノーボーディングのパイオニア。スタンスはグーフィー。 2009年よりJONES SNOBORDSを設立。