Akiva Zamaの百花繚乱 ?花のある場所、幸せな時間 ? Akiva Zamaの百花繚乱 ?花のある場所、幸せな時間 ?

Akiva Zamaの百花繚乱 ?花のある場所、幸せな時間 ?

一期一会 選・桑原茂一

Akiva Zamaの百花繚乱 ?花のある場所、幸せな時間 ?

SHIPS'S EYE

初夏を感じるこの季節。これからたくさんの花が街のいたるところで顔を見せてくれるようになりました。
今、注目のフラワーアーティストAkiva Zama氏が花と過ごして幸せな時間を誰でも簡単に作ることが出来るアドバイスをしてくださいました!

日本では昔から女性を例える言葉として用いられてきた花の一つに芍薬があります。この季節、香りもその姿も美しい“芍薬”を1日も長く花を活かすコツを伝授してもらいました。

芍薬(しゃくしゃく)は、すらりと伸びた茎の先端に、大きく美しい花を咲かせます。その爽やかな香りは、様々な比喩表現として用いられることが多く、特に、姿も香りもスラッとした女性をイメージさせ、古くから日本の初夏を感じさせる花として好きな方も多いと思います。つぼみのまま、お花屋さんに並んでいることが多く、家に持ち帰ってから花を咲かせる楽しみもある芍薬を家に持ち帰って、花のある生活を楽しんでみてください!

花器の中に入れる水にほんの少しだけ、漂白剤を1滴、2滴ほど滴すと、長持ちするようになります。
もちろん、花も生きているものなので、くれぐれも入れ過ぎにはご注意ください。
あくまでも、水分のなかにある雑菌の繁殖を防ぐために、1滴入れて消毒をしてあげると、水に浸かる茎の部分の腐食も防げます。

花の枝の切り落とすとき、切り口の面積を広くすることで水分の吸い上げ、活き活きと咲き続けてくれます。

芍薬は花屋さんで「つぼみ」で売っていることもあります。「つぼみ」の状態から開花するのを楽しめるのも芍薬の醍醐味です。しかし、「つぼみ」のままなかなか開花せずに、そのまま枯れてしまうこともあります。 「つぼみ」の芍薬が咲かない原因の一つとしては、「蜜」が「つぼみ」の“ふた”をしまっていることが原因にあります。「蜜」の量が多いと、「のり」の状態となり開花することなく終えてしまうことがあるので、ぬるま湯につけて絞った布で、優しく、下から上にむかってなでるように「蜜」を採ってあげることで、咲きやすくなります。 

-花器の選び方と芍薬の活け方のワンポイント-

芍薬のように花房が大きな花の場合、花器の口は狭く、底が拾い物を選ぶとバランスがとれて、美しく活けることができます。活ける際に、茎の切り口は斜めに切った切り口(茎の切り方のアドバイス参照)は花器の面と切り口が平行になることで美しく活けることが誰でも簡単に出来るようになります。その際に、茎と水の接地面を減らせることで花を長持ちさせることが出来ます。 

――Akivaさんの思う花の魅力を教えてください。

Akiva 花って、もらったときどう思いますか?花をプレゼントしたとき、受け取ってもらった人の笑顔をみるととても嬉しくて、幸せな気分になりませんか?花をあげる行為も、もらう行為も、誰かが喜んでくれる。花には人を幸せにする力をもっているとおもいます。誰でも魔法を使えるようになったって錯覚しちゃいます。花って本当に幸せを呼ぶ力を持っているんですよ。

――フラワーアーティストとしての活動を始めたきっかけを教えてください。

Akiva 僕はアメリカから日本に来て、モデルとしてのお仕事をしたり、車が好きで整備士になってみたり。興味のあることには迷わず、挑戦をし続けてきました。そんなある日、知人の勧めで花を取り扱う仕事についてみないか?という声をかけてもらったことがきっかけとなって、フラワーアーティストとして新しい一歩を踏み出しました。右も左もわからない世界に入り、4年間は本当に苦悩の毎日でした。それでも諦めずに続けてきたことで、はじめて自分の道をみつけた!って思えました。今では、イベントでのパフォーマンスやイメージをデザインするために、花という、生きている絵具を使った自己表現をしています。それはつまり、人間としての生きがいを感じながら世の中へ「もっと自分自身を解放していいんだよ!」というメッセージ、伝えていきたいと考えていつもパフォーマンスしています。

――初めて花を部屋に飾るときのアドバイスを御願いします。

Akiva ふと気がつくと、花っていろんなところで咲いていますよね。花は四季を感じさせてくれる。生きている実感を感じさせてくれる特別なものだと思います。日々過ごしている時間の中で、目標なんて無くても、花があるだけで楽しくなるんですよ。家の中に花を一輪でも活けていると、部屋の中が明るくなって居心地がよくなるし、家の外にでると、いろんな花を目にすると花からエネルギーをもらって元気になります。生活をしているいろんな環境をつなげてくれる不思議な力のもっているのが花です。だからこそ魅力的で、そしてこの魅力的な花で仕事ができているなんて自分って本当に幸せものだなって思いますよ。そして、この幸せはたくさんの人に伝えていきたいって思っています。今は日本全国のいろいろなところへ行って教室を開催したり、花と生活する楽しさをたくさんの人たちに伝えようと日々精進しています。 このページを読んでくれた方が、部屋に花を飾り始めてくれたら僕はとても嬉しいです。

――Akivaさん今日はありがとうございました!

ジャケット ?101','000+tax LARDINI
Tシャツ ?4','500+tax Velva Sheen
チーフ ?4','500+tax fiorio
ブレスレット ?12','000+tax

Florist Akiva Zama

アメリカ、シアトル出身。
2007年に日本に帰国し、アーティストである母の影響でフラワーデザインを独学で学び、モデル活動をしながら、本格的にフラワーデザインの仕事に取り組み始める。
2010年からは、Florist講師として全国各地を回り、人々にフラワーデザインの楽しさを伝える活動をスタートさせる。

2013から店舗経営もはじめ、全国各地での講習会やウエディングショーでのデモンストレーション、「フローリスト」への掲載やベルギー出身の有名デザイナー、ダ ニエル・オスト氏のイベント際に通訳兼アシスタントを務めるなど、様々な分野で手腕を発揮。フラワーデザイナーの傍ら、ファッション雑誌やCMなどでモデルとしても活躍中。

Akiva Zama web site
→http://akivazama.com/
Akiva Zama Flower Workshop information
→http://akivazama.com/workshop/

【所在地】渋谷区神宮前3-38-11原宿ニューロイヤルビル1F15号
【営業時間】平日【TEL】03-6438-9624
【URL】http://www.lapaz-tokyo.com/