新・東京名物「SHIPS SOUVEN!RS」がスタート!
この秋より、SHIPS 原宿店の一画に、おみやげをコンセプトにした「SHIPS SOUVEN!RS」がお目見えする。外国からの観光客も多い場所に置かれる、SHIPSのフィルターを通したスタイリッシュなおみやげ。今回は企画の立案者である、原宿店店長の山口心爾と、バイヤーの北畠芳治。さらに、ロゴをデザインしたTRiCEP Graphicsのデューク・オカダさんに、立ち上げまでのバックストーリーを聞いた。
SHIPS SOUVEN!RSとは?
日本はもとより、世界中から集まった観光客の方々に向け、メイドインジャパンとコラボレーションアイテムを中心にセレクト。SHIPSのフィルターを通した、こだわりのあるスタイリッシュなおみやげをラインナップしている。
9/26(金)SHIPS 原宿店内にオープン!!
山口 2年前くらいにアジアのお客様が目立つようになってきて。アベノミクスで円安になってからは、欧米のお客様も増え始めたんですよね。そういう海外のお客様に向けた、気の利いたおみやげアイテムを提案できていないジレンマがあって。そこから生まれたのが、今回の「SHIPS SOUVEN!RS」です。メイドインジャパンであり、SHIPSのフィルターを通したスタイリッシュなもの。また、原宿ならではのミックスカルチャーを感じるものや、友人に気軽に贈れるものが集められたらいいなと思って、バイヤーの北畠に相談したんです。
北畠 仕入れ先がいつもとは違う会社になるので、結構大変でしたね(笑)
山口 おみやげと言っても浅草や京都とは違う、原宿・東京・SHIPSをつなぐものというか。SHIPSのフィルターを通したものをお願いしました。また、海外の方向けのみという考えではなく、日本のお客様も気軽に買えるものというのも重要です。
北畠 価格帯は幅広く、ボールペンの200円〜デニムの2万5000円くらいまで。買い物ついでにちょっと買えるものも豊富に揃っています。
――店舗で接客をされていて、海外のお客様がよく反応する商品というのはこれまでどんなものがありましたか?
山口 和紙で作ったクラッチバッグや、iPhoneケースでもヒノキ素材のものとか。あとは、旅行者なのでパッカブルのバッグとかですね。そういう過去のデータというか経験も北畠には伝えました。
左:バイヤー 北畠芳治 右:原宿店店長 山口心爾
――今回はロゴもかっこいいですね。よく見ると漢字の「船」になっているという。
北畠 デザインはここにいる、TRiCEP Graphicsのデューク・オカダさんに僕からオファーしました。今回は異業種というか新しい形態なので、ファッション関連の人とは違う人にお願いしたかったんですよね。また、彼は10年以上アメリカに住んでいたので、外国人の感覚をより理解してくれるのではないかと思ったんです。
岡田(デューク・オカダ) ロゴデザインのお話を頂いて、実際に30人くらいアメリカの友人にヒアリングをしたんです。「SHIPS SOUVEN!RS」って直球なネーミングでもあるので、彼らがどう感じるのか知りたかったんですよ。東京の中心にあるセレクトショップのコーナーなんだけどって話をして。そうしたら、みんなマジメに返答をくれて。7割くらいは好意的な反応でしたね。特に「 i 」が「 ! 」になっている部分は評価が高かった。
山口 「!」を入れるのは最初から決めていて。アイテムを手に取ったお客様に、何らかの「!」を感じて欲しいという想いを込めているんです。
??ロゴに関しては、なぜ家紋のようなデザインにしようとされたんですか?
岡田 シンボルという意味で家紋の角字をモチーフにしたんですよね。単純に僕が家紋好きっていうのもあるんですけど。でも、これが「船」だってすぐにわかる人は少ないんですよ。そこは狙いでもあって。「あぁ!」って気づくほうが心に残るじゃないですか。また、伝統的な家紋は今見てもかっこいい。デザインとして耐久性があるんです。そのひとつになれればという思いもありました。
ロゴデザインを担当した、TRiCEP Graphicsのデューク・オカダ(岡田京介)さん
――今後、「SHIPS SOUVEN!RS」がどう発展したらいいなと思いますか?
山口 まずはしっかりと原宿店で盛り上げていきたいですね。その後に、各地域の特色を出しながら、おみやげ需要のある店舗へと広がっていければいいなと思います。
北畠 今後は、オリジナル商品を作っていきたいですね。また、クリスマスやお正月など、季節感を取り入れた商品もできたらいいなと思います。
岡田 「SHIPS SOUVEN!RS」がきっかけとなって、海外に向けて日本の良さが伝わればと思います。そして、「船」のロゴマークが愛されて、いろいろな商品で使われることがあれば嬉しいですね。
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明治12年創業の上出長右衛門窯に伝わる、手描きのモチーフを現代的にアレンジした遊び心溢れる湯のみ。
湯のみ 各¥6','000(+TAX)/上出長右衛門窯 × SHIPS SOUVEN!RS -
結露の現象により、卓上に桜の花が咲くグラス。これまで邪魔だった水滴が楽しみに変わるユニークな商品。
グラス(白との2脚セット) ¥5','000(+TAX)/sakurasaku glass × SHIPS SOUVEN!RS -
クロスステッチデザイナーの大図まことと、陶磁器デザイナーの阿部薫太郎による、グラフィカルな箸置き。
箸置き ¥600(+TAX)/The Porcelains -
招き猫をミニマムで直線的なデザインで表現。お祝いごとのプレゼントとしてもおすすめ。
招き猫 ¥3','800(+TAX)/The Porcelains -
陶器の伝統的スタイルである鱗柄を使い、富士山をドット絵で表現した和食器。ポップな雰囲気が魅力。
茶碗 ¥1','200(+TAX)/The Porcelains
小皿 ¥800(+TAX)/The Porcelains -
形状記憶のポリエステル素材を使用した、ポケットサイズのクリーナー。折り紙の鶴が日本らしいデザイン。
折り紙クリーナー ¥1','600(+TAX)/peti peto -
山梨県の和紙メーカーである大直が、工業デザイナーの深澤直人氏と作ったブランド。独特の風合いに注目。
クラッチバッグ ¥3','500(+TAX)/SIWA × SHIPS SOUVEN!RS
ポーチ ¥2','800(+TAX)/SIWA × SHIPS SOUVEN!RS
コインケース ¥900(+TAX)/SIWA × SHIPS SOUVEN!RS -
リップル(シャーク)ソールを使い、奈良県の雪駄職人とともに作ったハイブリットな一足。履き心地抜群。
雪駄 ¥12','000(+TAX)/INFILDER DESIGN × SHIPS SOUVEN!RS -
日本製の5本指ソックスは外国人の注目の的。さりげなく、SHIPS SOUVEN!RSのロゴがプリントされている。
ソックス 各¥1','600(+TAX)/ROSTER SOCKS × SHIPS SOUVEN!RS -
筆記用としては最高品質のフルース紙を使用した、日本製のクラシックな高級ノート。お馴染みの透かし入り。
ノート(B5) ¥250(+TAX)/ツバメノート × SHIPS SOUVEN!RS
ノート(A5) ¥200(+TAX)ツバメノート × SHIPS SOUVEN!RS
SHIPS 原宿店
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前4-25-12 MICO神宮前
Tel : 03-5414-5747
営業時間 : 11:00〜20:00
デューク・オカダ(岡田京介)
1977年東京生まれ。1992年14歳で渡米。ワシントンD.C.にあるデューク・エリントン総合芸術高校でビジュアルアートを学ぶ。フィラデルフィア芸術大学グラフィックデザイン科卒業。卒業時にToday's Graphic award 受賞。ニューヨークのデザインプロダクション S PLUS inc. に3年間勤務した後、2003年に帰国。レコード会社のクリエイティブルームでCDジャケット、プロモーショングラフィックなどのデザイン、アートディレクションを担当し、2007年に独立。トライセップ グラフィックスを設立し、多業種のグラフィック、アートディレクションを中心に 店舗CI、パッケージ、装丁、WEB等幅広く活動している。日本グラフィックデザイナー協会正会員。