子どもたちの笑顔が輝く mammoth Schoolのワークショップ
玉川島屋ショッピングセンターにて、SHIPS KIDS×mammoth Schoolのワークショップが開催されました。
講師は「船のモビール」を考えてくれたクラフト作家の上原かなえ先生。わきあいあいとした雰囲気のなか、
お父さんやお母さんと工作を楽しむ子どもたちの姿が輝いていました。では早速、当日の模様を紹介していきましょう。
完成した作品の前で記念撮影。どのモビールもかわいくできていて、子どもたちも大満足。
インテリアとしてお家でも大活躍してくれそうです。
作品が曲がらないよう台紙に仮留めして帰路へ
――本日はお疲れさまでした。子どもたちもすごく楽しそうで、いいワークショップになりましたね。
上原 そうですね。子どもの真剣な表情がとてもかわいらしかったです。どの作品もすごくよくできていて 私もびっくりしました。
――今回、ワークショップをやるにあたって大事にした点はありますか
上原 モノ作りには面倒な工程も多いですが、いつも楽しいポイントだけを抽出するようにしています。 船のモビールは作業工程も多いのですが、その中で色選びと色の組み合わせをポイントにしました。 なので、紙はあらかじめ切っておいたんです。色選びって洋服を選ぶのと一緒ですし、みんなそういう感覚は 持っているんですよ。子どもたちはそれぞれこだわりがあって、こちらが感心してしまう組み合わせを作ったりするんです。
――だからあんなに多くの色紙を用意されたんですね
上原 子どもの色鉛筆って12色とかですよね。でも、色って鮮やかなものから鈍いものまでもっとたくさん あるんです。いろんな色を用意することで、普段使わない色も手に取って触って欲しかった。 そして「色ってこんなに自由なんだ!」ってことを知って欲しかったんですよね。
――毎回、作業での楽しいポイントはどうやって決めているのですか
上原 自分が作っているときに一番楽しかったところですね。楽しかった思い出の感触が残ると、 こどもたちはまた何か作りたくなるんです。そうしているうちに、工夫する楽しさを覚えていくんですよ。
――参加されるお子さんたちが、どこまでできて、どこまでできないのかを想像してマニュアルを作るのは 大変じゃないですか
上原 そこは難しい点でもありますが、意外にそうでもないんです。 ハサミをうまく使えない子は、お母さんが手伝ってくれますから。そうしたなかで自然と家族の分担ができて、コミュニケーションも生まれていくんです。
――最後に、「船のモビール」は人気のワークペーパーになっていますが、その秘密はどこにあると思いますか?
上原 一枚の紙が折り目をつけるだけで立体になる楽しさですかね。家族で作ったものをオシャレに飾れる点も人気です。 作業工程は多いですが、みんなで協力すればすぐにできますので、是非皆さんもチャレンジしてみてください。ペンで船に絵を描いても楽しいですよ!。
――なるほど。今日は本当にありがとうございました。
上原かなえ / サルビア工房 クラフト作家
アパレルメーカー勤務をしていたときに、「サルビア」を主宰する
グラフィックデザイナーのセキユリヲ氏に出会う。
その後、「サルビア」の活動にスタッフとして参加しクラフト作家の道へ。
紙や布など身近な素材を使ったクラフトのアイデアを発表しながら、雑貨デザイン、本の執筆ワークショップの講師、
ディスプレイの展示などさまざまな活動をおこなっている。
http://www.salviakobo.tumblr.com/