注目のNYブランドrag&boneの直営店&デザイナーに突撃取材!
日本を愛するデザイナーがプロデュースする
粋な店づくりとウエアに注目
かっこつけすぎずナチュラルでありながらも、しっかりとしたスタイルを持っていたい…こんなマインドを持つ女性に、SHIPSが太鼓判をおすブランド、NY発のrag&bone。2010年にオープンした日本で唯一の直営店となる表参道店は、デザイナー自身がこだわったという、趣のある柱や木床の日本家屋をイメージさせる空間が印象的。そんな、根っからの日本好き! というデザイナーのマーカス・ウェインライト&デビッド?ネビルのふたりに、ブランドをスタートしたきっかけやコンセプトなどを伺いました。
――rag&boneをスタートさせたきっかけは?
メキシコで出会ったアメリカ人のガールフレンド(現在の奥さん)を追いかけてNYに引っ越した当時、僕のまわりの友達みんなが着れるシンプルなインディゴデニムが欲しいと思って作りはじめたのがきっかけ。ノンウォッシュのメンズのストレートデニムで、古くからジーンズを作っていたケンタッキーの工場で、職人が昔からの製法で縫製した質のよいデニムをつくったのがスタート。(マーカス、以下M)
――最新の春夏コレクションについてテーマを聞かせてください。
70年代のサーフスタイルやミュージックフェスを中心に、パラシュートやスキューバダイビングなどのアウトドアスポーツウエアをコンセプトにしました。シーズンによって、映画、旅行、イギリスのミリタリーウエアやヴィンテージ、またショーに出てくれているモデルの普段着…etc. さまざまなものにインスピレーションを受けテーマを決めています。(デビッド、以下D)
――毎シーズン、デザインを作り出すうえでこだわっているところは?
例えばツイードなどのクラシックな素材を現代風にアレンジしたり、素材のミックス、ボタンや裏地などのディテールにはこだわっています。NYのダウンタウンの女のコやrag&boneのオフィス、表参道店を含めショップで働くスタッフたちをイメージして考えています。(D)
ー東京が好きだと聞きましたが、特に気に入っているスポットはありますか?
東急ハンズが好きです。デザインするときに使う文房具がたくさん揃っていて1日いても飽きなんです。(M)
中目黒が好きですね。花見の時期に、中目黒川沿いでお酒を呑みながら路上で桜を観賞したのが印象的でした。(D)
――趣味はありますか?
景色や家族の写真を撮ることやカメラを集めることですね。(M)
――休みの日は何しているんですか?
子供の世話!(M&D) 公園を散歩するのがお気に入りです。(M)
――洋服を作りあげるうえでのモットーはありますか?
Persistence is the key to success!(継続は力なり!)(M&D)
rag&bone
デザイナーのデビッド?ネビル(右)、マーカス?ウェインライト(左)が2002年にブランドを立ち上げ、2006年春夏からはNYコレクションにも参加。2010年には海外初の直営ショップを東京・表参道にオープンさせ、今注目のNYブランドとなっている。