FC東京の選手が着ているのはSHIPSのオーダースーツなんです！〜石川直宏選手が語る、そこに込めた想い〜

−まずは、率直にスーツの出来栄えはいかがですか？

石川直宏

（以後、石川） とにかく着やすくてラクですね。スーツってちょっと裾が短いなとか、胸元がキツイなとか、何かしら違和感を感じることが多いんですよね。でも、これはすべてジャストサイズで気に入っています。チームスタッフの評判もいいですし、先日は他チームの選手から「いいね、それどこの？」と聞かれたんですよ。

−今回のオフィシャルスーツを作るにあたっては、石川選手と塩田仁史選手が中心となったと聞いていますが

石川

塩田とは同じ歳なので、よく話をする仲なんです。洋服の話もするので、まずは移動しやすくラクで、カタチのキレイなものがいいよねと話していました。あと、今年はAFCチャンピオンズリーグで海外に行く機会も増えるので、インパクトのあるものにしたかったですね。打ち合わせには、服が好きそうな権田（権田修一選手）も呼びました。

−ネクタイのデザインと、チーフがいいアクセントになっていますね。

石川

最初は青ベースのデザインだったんですけれど、赤が目立つように変えてもらいました。エンブレムもワンポイントではなく全体に散りばめる感じで。今年はチームとして新たなチャレンジの年でもあるので、ちょっと冒険がしたかったんですよね。ヘンだったら責任はすべて塩田になすりつけようかと思っていましたが（笑）、結果的にかっこ良かったですね！

−スポーツ選手は体格がいいからか皆さんスーツがよく似合われますよね。
でも、本音としてはスーツが面倒だったりしませんか？

石川

いや、僕はスーツのほうが好きですよ。気が引き締まりますし、落ち着きますね。あと、空港とかで揃いのスーツでいるとかっこいいじゃないですか。

−スーツを着た選手が並んでいる姿は、男でも惚れますよ。記者会見で塩田選手が「首都東京のチームとして、海外に出て行ってかっこいいものにしたかった」とおっしゃっていたのも印象的でした。

石川

FC東京のチームコンセプトのひとつに、“洗練された情熱”というのがあるんです。いま、江戸っ子らしい粋なプレーを目指し、オシャレで強くて魅力的なチームになろうとしているんです。東京っていろんな娯楽があるじゃないですか。そんな環境のなかでサッカーを選んでもらうためには、おもしろい試合をしなくてはいけない。また、サッカー以外でもいい意味で目立つ存在でありたいですね。

−一層のご活躍を期待しています。今日はお忙しいなかありがとうございました。

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スーツは3つボタンで、パッドを薄くした流行りのナチュラルショルダータイプ。シップスのオーダーシステムを使い、各選手の体型を採寸しながらそれぞれの選手に合ったシルエットを表現した。スーツ生地には光沢のあるシャドーストライプを採用。シャツの襟は若干小さめにし、タイ幅はスタンダードなものに仕上げている。このスーツは選手だけでなく監督、コーチをはじめとしたフロントスタッフ陣にも提供される。

去る2月3日、シップス吉祥寺店にてオフィシャルスーツサプライヤーに関する記者発表を開催。当日は、写真左からMF石川直宏選手、GK塩田仁史選手、MF高橋秀人選手が真新しいオフィシャルスーツを着用して登場した。白いシャツに、エンブレムをあしらったチームカラーのレジメンタルストライプのタイ。スーツはネイビーシャドーのストライプというスタイリッシュなデザインに大きな歓声が上がった。