産学連携トライアングルプロジェクト 産学連携トライアングルプロジェクト

産学連携トライアングルプロジェクト

SHIPSと人〜ゲスト:GQ編集長鈴木正文さん〜

産学連携トライアングルプロジェクト

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SHIPSではCSR活動(企業の社会的責任)の一環として、杉野服飾大学ファッションビジネス・マネージメントコースがおこなう産学連携授業に参加した。


「トライアングル プロジェクト」と名付けられたこの試みは、5チームに分かれた学生たちがSHIPS MENやSHIPS JET BLUE、Khajuといったシップスの各業態やアイテムを市場調査することから始められる。そこから、自分たちが卸したい業態に向けて商品を開発。製造においては国内4社の参画企業がサポートをおこない、最終的にはSHIPS店舗での販売を目指すというもの。これにより、学生たちは自分たちのブランドのコンセプトづくり、商品企画、デザイン、製造、販売といったファッションビジネスにおけるすべての流れを体験することができる。

去る2月16日には、シップスの各バイヤーを前に最終プレゼンがおこなわれた。当日はファッションメディアを呼んだ記者会見もおこなわれ、緊張感のあるなか学生は各々自分たちの商品コンセプトや特徴について発表。その後、学生、シップス、参画企業の3社打ち合わせをおこない、詰めの作業がおこなわれた。

すでに1月からバイヤーとの打ち合わせは繰り返しおこなわれており、その都度、学生たちはファッションビジネスの厳しさを痛感したようだ。

「実際に販売することを目標にしているので、デザインはもちろんコスト面も含めて、どうしても要求は高くなってしまいます。でも、何度も打ち合わせを重ね、細かい部分まで悩んでアイデアを出してもらったので、こちらも勉強になりました。とはいえ、まだ本当に販売できるかは未定です」(Khajuバイヤー 大森)

「学生たちがSHIPSをどう見ているのか? そのうえで、どんな提案をおこなってくれるのか?
そこは非常に興味深かったですね」(SHIPS取締役執行役員 原)

ファッションの現場をリアルに体験ができる学びの場。
ここから明日のファッションリーダーが生まれることを期待したい。

参画企業:潟Gスプリ・ユージー/潟Gスケー/丸栄タオル梶^公大
協賛企業:兜ス和マネキン
協力:繊研新聞社

Government Leathers

「当初はクラシックなレザージャケットを提案したのですが、市場性がないということでジャケットに変更することになりました。企画、デザイン、打ち合わせと、全体を通じてビジネスの難しさがわかりました」

Ti

「シャツコレ。をキーワードにシャツを3型作りました。メンズシャツのデザインはどういうものなのかという市場調査が大変でしたね。タック入りのシャツは褒めて頂けました。でも、襟の高さなどまだまだ修正が必要です」

alpha

「今治タオルを使ったルームウェアを提案しました。上代やコストなど、マーケットを見ながらつくるものを考えるというのが難しかったです。ギフトとして提案していくなど、販売の仕方まで考える作業も勉強になりました」

WorKiNG

「3WAYのトートバッグを提案しました。当初はオールレザーで考えていたのですが、コストを考えて帆布も使いました。打ち合わせや説得の仕方など、自分たちのやりたいことを伝える作業の難しさを痛感しました」

MERY

「マシュマロ素材を使ったブランケット、クッション、ルームシューズを提案しました。自分たちのやりたいイメージと、Khajuさんのテイストとを合わせる作業が難しかったです。徹夜でのサンプル作りも大変でした」