菊池亜希子さんが選ぶ liflattie ships新作スタイルブック

―菊池さんは普段、ファッションについて意識していることはありますか？

その日着たいものを着る、それだけですが、こっそり自分だけのテーマはあったりします。例えば、「図書館通いが日課の少年」とか、「アイロンがけが得意なイギリスのおじいちゃん」とか。あくまで自分だけにしかわからない感じで。こっそり演出するのが楽しいですね。

―では菊池さんが今シーズン、気になっているトレンドやテイストはありますか？

毎シーズン、少年っぽかったり、紳士っぽかったり、おじいちゃんぽかったり。マニッシュなスタイルが基本です。その反動で、おもいきりガーリーなスタイルにすることもありますが、どんなテイストのときでも、「品があること」を大切にしています。だらしないものは、きらいです。

―菊池さんが普段から、気になっているアイテムはありますか？

秋になると、鮮やかなブルーやピンク、緑、赤などはっきりした色が着たくなりますね。何色、というよりも、鮮やかな色。あとは動物モチーフを、大人っぽく取り入れたり、モノトーンをカジュアル、ナチュラルに落とし込んだり。一筋縄じゃいかない、まとまりすぎないバランスが好きです。

―実際、お洋服を買う時に決め手になるものは何ですか？

ずっと好きでいられるかどうか。

―毎日のスタイルに「これだけは欠かせない！」というアイテムや着こなしのルールなどはありますか？

革の紐靴ですね、とにかくたくさん持っています。多いのはハイカットの茶色いレザーブーツ。スカートでもワンピースでも、パンツでも、どんなテイストの服でも、靴で私らしいバランスにまとめます。

―そんな菊池さんですが、liflattie shipsに対してどんなイメージをお持ちですか？

旅に出たくなるような服。もしくは、毎日通っているいつもの道も、特別な旅の景色に見えてきそうな。どこか心地よい、そんな服ですね。

―菊池さんの思う「心地よいお洋服」とはどんなものだと思いますか？

体に負担のない、優しい質感とカタチであることは絶対で、それに加えて、着ていて嬉しい気持ちになるものです。