- 『MATTERHORN』(マッターホーン)
- 住所:〒152-0004東京都目黒区鷹番3-5-1
?:03-3716-3311
営業時間:(ショップ)9:00?19:30/(喫茶室)10:00?19:00(L.O)
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
URL:http://matterhorn-tokyo.com/
Hanako編集部 川端寿子さんオススメ!おみやげスウィーツ?
うだるような夏の暑さが落ち着きつつも、まだまだ残暑が厳しい秋の入口、いかがお過ごしですか? こうも暑さが長引くと、キーンと冷たいかき氷が恋しくなったり!? スウィーツに季節なんて関係ありません。いつ食べても美味しく、旬のものはいつもよりもさらにさらにさらに美味しく味わえる! いつも女子の心のよりどころになってくれる、スウィーツを大特集。今回は、グルメ特集などで人気を集める雑誌『Hanako』で編集を務める、川端寿子さんのご推薦スウィーツをいただきます!
―― 川端さんは普段から、どうやってお店をリサーチされるんですが?
川端 そうですね、やっぱり仕事でというのは大きいですね。あとはいろんな方から差し入れやお土産でいただいたときに聞いたりして、お店の近くへ行ったときは寄ってみたりするようにしています。
―― 美味しいという以外で、スウィーツを選ぶポイントはありますか?
川端 味は大前提ですが、それ以外でいうとお持ち帰りするときの包装紙など、見た目に可愛い物は話のきっかけとしても使えるので便利ですね。あとは撮影などで持っていくこともあるので、営業時間が早いお店は嬉しいです。
――ちょっとしたときに、いくつかお土産として持っていけるスウィーツのレパートリーがあるって、女性としても素敵ですよね。
川端 そうですね、今回ご紹介するお店もそうですが、他にもまだまだ銀座や人形町など都内でもいくつかごひいきにしているお店はあるんです。撮影や打ち合わせへ行くときに、不意に思い出して買っていくととても喜ばれます。自分で食べるのもちろん大好きですが、いろんな人と「美味しいね」って言いながら食べるスウィーツはまた格段に美味しく感じますね。
まず、一件目は学芸大学の駅近くにあるマッタ―ホーン。来年で創業60年を迎える洋菓子店。ご近所ではもちろん、さまざまな雑誌などでも取り上げられている人気のお店。お店のショーケースには常に、30種類を超えるケーキや生菓子、焼き菓子が並び、時間によってもさまざまな味が楽しめる。
オーナーの金子さんはあくまで出来立てのフレッシュな味にこだわり、作り置きは一切なし。「うちはアイスクリームの冷蔵庫以外は置いてないの」と笑顔で語る。
では川端さんのおすすめポイントは?「ここはバームクーヘンが有名なんです。初めて食べたときに、今までのバームクーヘン感が覆されたというか(笑)。食べるとビックリするくらいしっとりしていて、本当に美味しいんです。カットして小分けになっているものをよく買っていきます」
またお店の奥にはイートインスペースも完備。作り立てのフレッシュなケーキと紅茶やコーヒーをお目当てに通う、近所のご婦人やOLさんが後を絶たない。60年経つ今でも、人から人へ口コミで広がり続け、変わらず愛される理想のお店の姿があった。
右上は当店でも人気のダミエ(280円)、スポンジケーキの間に特選のカルピスバターを使用した逸品。食べると口の中に広がる。ソフトで上品な甘さが幅広い年齢層から人気を集める。手前のモンテローザ(300円)は、当店自慢のバームクーヘンに、フランボワーズの甘酸っぱいソースと生クリームがマッチした一品。生クリームたっぷりなのに、甘さ控えめだから男性にもオススメ。
続いて2件目は、今年の5月にオープンしたばかりというジェラテリア アクオリーナ。イタリア語で“よだれ”を表す店名は、食欲が刺激される様子を想像してつけられたもの。イタリアで7年にわたり修行したジェラート職人の茂垣さんは「イタリアのどの町にも、必ず一件はあるジェラテリアをイメージしました。日本にもこの習慣があればいいなという想いからお店をオープンさせました」と語る。旬なフルーツやイタリアから仕入れている食材を使って作られるジェラートは、毎日通っても違った味が楽しめるほどバリエーション豊富。川端さん曰く「まだ全部の味はコンプリートできていないんですが、定番のミルクは間違いないです。これからは柑橘系やナッツにも挑戦したい。夜の11時までオープンしているので、仕事帰りに間に合ったときは本当に嬉しくって! 買って帰ってはささやかな楽しみにしています」
奥のコーン、上はアプリコットとバニラをミックスしたアルビコヴァニリア。さわやかな酸味に濃厚なバニラの香りがグッドマッチ。下はお店でも人気1のオリーブオイルのジェラート。こちらは実際にオリーブオイルをかけて食べるというあっと驚く仕掛けが。また手前のカップの左側は、ピンクグレープルフーツとスパークリングワインで作ったシャンペルモ。グレープフルーツにシャンパンがマッチした大人な味わいに。右側はこれまた変わり種のレモン&バジル。意表を突かれる好相性な味は一度試すと病みつきに。
カップに入れてのお持ち帰りも可能、大人から子供まで誰もが喜ぶお土産に。また全国からでも購入できるネットショップも要チェック。
- 『GELATERIA ACQUOLINA』(ジェラテリア アクオリ―ナ)
- 営業時間:(平日)13:30?23:00/(土日祝)12:00?23:00
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
URL:http://www.acquolina.jp/
3件目は、30年以上、原宿のど真ん中で豆大福と最中を作り続ける瑞穂。ご主人の大橋さんが「日本人の原点である瑞々しい稲穂をイメージした」という名前は、さまざまな業界でも知れ渡っている。「修行していた和菓子屋さんの主力商品である大福と最中。それをとにかく勉強したので、独立してからもそのスタンスでやってるよ」お餅作りもあんこ作りも、成形も手仕事を交えて丁寧に作られる大福はテレビや雑誌でも話題になるほど。
川端さんのお気に入りも大福で「とにかくあんこがびっしり詰まってるんです。和菓子大好きな私にはたまりません! さらに包み紙の味のあるイラストもとっても素敵。老舗のお菓子屋さんならではな雰囲気が、持っていった先々でもとても好評です」
お餅の塩加減に、ずっしりと詰まったあんこがほど良く溶ける豆大福(200円)。お店にはひっきりなしにご近所さんや、遠路はるばる探し求めてくるようなお客さまでいつも大忙し。売切れ次第終了なので、遅めの時間にはお電話での確認がオススメ。
- 『瑞穂』(みずほ)
- 住所:〒150-0001東京都渋谷区神宮前6-8-7
?:03-3400-5483
営業時間:8:30?売切れ次第終了
定休日:日曜日
ここで最後にご紹介するのは、シップスプレス・野尻が入社以来足しげく通っているという喫茶店『ケニヤン』。セレクトショップが立ち並ぶ渋谷の神南にあり、アパレル関係のお客さまが大半を占めるここのオススメは、ずばりアイミティー。オーナーさんしか知らないという、極秘のブレンドで作られたアイスティーは、すっきりとした甘さが疲れた体にじんわりと浸透する。甘いのに香り豊かな茶葉のおかげで、お手製のケーキとも相性抜群! 「SHIPS 渋谷店に勤務したころから通っていて、かれこれ8年目。今でもリースの帰りに寄ったり、ランチを食べにきたりします」と勤務先が変わっても、ケニヤンへの愛情は変わらないそう。アイミティーに加えて、ランチのドリアやパスタ、カレーやクロックムッシュなどもお見逃しなく。でもまずは看板メニューのアイミティーからご賞味あれ。
大人気メニューのアイミティー(380円)と、イチオシのニューヨークチーズケーキ(300円)。保存料などは一切不使用で、素朴ながらもクリーミーで濃厚なチーズがクセになる味!
- 『kenyan』(ケニヤン)
- 住所:〒150-0001東京都渋谷区神南1-14-8南部ビル1F
?:03-3464-2549
営業時間:11:30?22:00(L.O.21:30)
定休日:不定休
URL:http://kenyan.co.jp/
Hanako
毎日第2、第4木曜日(変動あり)に発売する、首都圏中心の働く女子に向けたライフスタイル誌。エリア情報や美容、ファッションなど、今気になる旬の情報をお届けします。
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川端 寿子
マガジンハウスから発刊されている雑誌「Hanako」で、新店紹介やグルメ、ビューティー系のページの編集を担当。スウィーツと同じくらいお酒も好きだそうで、最近はビール工場への取材をきっかけに、お酒×スウィーツの飲み合わせが気になっているんだとか。