35thスペシャルインタビュー ―liflattie shipsバイヤー 浅沼智香子―
愛用品から語る「STYLISH STANDARD」
「自然素材を使い、リラックスできて、お家でも洗えるお洋服を」そんな思いから、4年前にスタートしたリフラティ シップス。その創立者であり、バイヤーとして活躍されている浅沼さん。そんな浅沼さん自身のSTYLISH STANDARDとは、心地よさを提供してくれる身のまわりにあるあれこれ。インナーだったり、生地だったり、ステーショナリーだったり。普段、何気なく使っているように見えるそれには、浅沼さんの最大級の信頼がつまっていました。
―ヘンリーネックのカットソーはどの辺に惹かれるんですか?
「もともとシャツだったりニットだったり、なんというか“おっさん”ぽい少し無骨でナチュラルな雰囲気のアイテムが好きなんですね。ヘンリーネックはいつからと言わず、気づいたら集まっていましたね。ボタンやステッチ、持ち出しの幅やネックラインの開き具合など、よく見るといろんなバリエーションがあってとても惹かれます。メンズも最近は小さめのサイズが揃っているので、女性ものよりも男性ものの売り場で買うことが多いですね。そして気に入ったらついつい、色違いで買ったり、「白は汚れるから」なんて言って二個外買いしたり(笑)。理由を考える前に、とにかく好きなんです」
―こちらの生地はどの辺りがお気に入りなんですか?
これは普段、タオルとして使っています。これはアメリカの『ドサ』というブランドで、10年くらい前に買ったんですけど、ほとんど劣化もせず使えています。前はふかふかのパイル地のタオルを使っていたんですが、なかなか乾かなくて。そこから「速乾性があっていいタオルがないかな」と探していたとき、インドで手紡ぎで作られているというカディコットンに出会いました。カディコットンの生地は吸水性と速乾性に優れていて、リフラティ シップスでもお洋服や巻き物などに使っていたりするんですが、本当に涼しくって過ごしやすいんです。タオルとして使っていますが、大判なので夏は日除けにサラッと巻いたり、バッグの目隠しに使ったり、ストール感覚で使うこともあります。かなり多様化できるので、旅行へ行くときなどは必ず一枚は持っていきます。インドではスタンダードな生地ですが、私の生活ではあらゆるシーンでとにかくスマートに、スタイリッシュに対応してくれます。
―ステーショナリーはなかなか面白いラインナップですが、こだわりは?
ステーショナリーに関しては、好き過ぎてもはや買わないように心掛けているくらいです(笑)。海外へ行ったりすると可愛いデザインのものがたくさんあるので、スーパーマーケットなどでついつい買ってしまうんですよね。このホチキスは15年前にイタリアへ行ったとき、ショールームのスタッフの方が使っている姿があまりにカッコ良かったので買ってきました。あとホチキスの芯抜きも。どちらも事務用品を扱っているようなお店で買いました。シャープペンシルは0.7mmの2Bが好きでそればかり使っています。グリーンのシャープペンシルはドイツ製のもの、パリで購入しました。赤のボールペンはBICで、袋売されているものを。あの細さが絶妙に使いやすいんですよね。毎日の仕事ではデスクワークも少なくないので、机のまわりに気分を上げてくれるものがあると、嬉しくってやる気が出ますよね。スタイリッシュでスタンダードなステーショナリーはきっと、これからもますます増えていくと思います。
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