NORTH cafe & craft NORTH cafe & craft

NORTH cafe & craft

NORTH cafe & craft

SHIPS MEN

東京都の西部、福生市にメキシカン料理が美味しいカフェがあった。
店の名は「ノースカフェ&クラフト」。このクラフトという言葉が気になる所だったが
店内に足を踏み入れると、納得のカフェ&クラフトだった。


内観は一言で言うと「洗練されたメキシカン」だった。店の中央部には流木とドライフラワーで飾られたオブジェがそびえ立つ。その周りをゆったりと囲む様に席が並んでいてあまり主張しすぎない感じでアクセサリーのショウケースが並んでいた。


そのケースを覗いて観るとモルガンコインを使った指輪やネックレスが品良く並べられている。しかも今までに有りそうで無かったモチーフを使ったものが目立つ。アメリカンカルチャーで育ってきた世代にはたまらない雰囲気。


NORTH cafe & craftと言う店の名の通り表向きはメキシカンスタイルのカフェでありながら、その奥では男達がモルガンコインのアクセサリーを創っている、言わばダブルフェイスなカフェレストランだった。このモルガンコインの初代デザイナーが元オーナーの橋本氏。


その橋本氏がよく通っていたレストランのコックが今の二代目で現在、シップスで展開しているアクセサリーデザイナーの太田氏。太田氏は言う「ボクの中で料理を創る事とアクセサリーを創る事って凄く似ているんですよ、知り合いの中にも同様なタイプの友人がいるし、最後の盛り付けとか材料を無駄なく使う所だったりとか、結局の所ボクの目の前にある素材をどう利用するかを考えているだけで楽しいですね」


確かに似ている、その素材を生かすも殺すも結局の所クラフツマン次第。そんな太田氏のセンスも然る事ながら料理からその才能を見抜いた橋本氏も凄かった。取材を進めていくうちに店内の流木オブジェも実は太田さんの作品である事が判明、なんとも多才な人物で ある。彼の手にかかれば料理だろうと、アクセサリーだろうと流木だって一つの素材にしか見えず、その素材をどう料理するかを彼は日々楽しんでいるように見えた。もちろんアクセサリーデザイナーとしての仕事も多忙でアメリカやアジアなどにビーズの買い付けにも出掛けているそうだ。これから増々期待が膨らむアクセサリーデザイナーで今後の活躍が楽しみだ。


余談だがこの取材後に頂いたチキンブリトーのランチプレートは今まで食べたブリトーの中で一番美味かった。


ノースカフェ&クラフト

〒197−0003 東京都福生市熊川1117
TEL 042-539-5646