バイヤー秋山のイタリアで感じた、美・食・住
ドレスバイヤーの秋山さんが今回のイタリア出張で気になった事、気になった食事をプライベートトーク満載でお話ししてくれました。世界遺産のフィレンツェの街に足を運ぶ事10数回。フィレンツェの街を知り尽くしてきた秋山さんならではの様々なセレクトはどれも興味が沸いてくる物ばかりで魅了されました。
この写真はホテルの窓から撮ったんですけど、フィレンツェって屋根の色がみんなオレンジ色なんですね。たまに取引先が山の上にあったりして、そこから街を見下ろすと見渡す限りレンガのオレンジ色なんですよ。それが凄く綺麗なんです。街自体が世界遺産ですしね。本当はもっとオレンジ色に撮りたかったんですけど難しいですね写真って。笑 フィレンツェって住んでいる人以外は車では入れないみたいですよ、規制されていて。街の美化を維持するという事でしょうね。
イタリアのお土産を考えた時に香水だとサンタマリアノベッラというのがすごく有名で定番なんですけど、ちょっと新しい物でもと思い、フィレンツェに住んでいる友人に「フィレンツェのお土産、何かいいのないかな？」と聞いて教えてもらったのがルームフレグランスなんですよ。何でも３、４年前に始まったものらしいんですが最近フィレンツェで人気があるブランドらしいですよ。ドクターブランジェスさんという方が作られてるフレグランスです。3坪程の店内でしたが凄く素敵なお店でした。クラシックすぎないしフィレンツェのルックス的なものがちゃんとあって、ボトルデザインや香りも良かったです。僕は今回アクアという種類を購入しました。
この写真はフィレンツェに行くと必ず立ち寄るレストランで、ココレッツォーネというレストランなんですよ。チャールズ皇太子とかオペラのハバロッティーとか、もの凄い有名な方々がこぞって通っているお店なんですよ。凄い小さくて街の食堂みたいな感じなんですけど。コーヒーも無ければデザートも無いみたいな感じの。でも僕が食べた中では、ここのビステカフェオレンティーナっていうフィレンツェ風ステーキが一番美味しく、フィレンツェに行った際は必ず食べに行きます。デザイナーのマルセル・ラサンスさんもよく食べに来ているみたいですよ。
ここは今までずっと行きたくてもなかなか行けず、今回ようやく予約してもらって入れたトラットリア ソスタンツァというお店です。このお店はバター系の味付けが上手なお店らしく、中でもこの鶏肉のバター焼きは凄く美味しかったです。この他にもバターパスタっていうのがあって、すすめられて食べたんですがルックスは茹で上がったパスタに、ただポトンとバターが乗っかっていただけなんですが、これが凄く美味しくてたまりませんでした。ここのお店は凄く混んでいるお店で一日二回しか営業せず、二時間制で二回転制って決まっているみたいです。二時間経ったら、はい、出て行って、みたいな。まぁでも本当に美味しかったです。
これは仕事風景です、ちょうどクロケット＆ジョーンズで発注している所ですね。ピッティに出張で行くとクロケット＆ジョーンズやベルヴェストといったブースには必ず商談に行きます。 今回はクロケットでハンドグレードという高級なラインがあるんですが、そのラインのモデルにコードバン（馬革）に素材を乗せ替えたシップスのエクスクルーシブモデルがあって、次の春夏の別注モデルの発注をしてきました。来シリーズで３作目になりますね。サンプルが待ちどうしいところですね。
