FC東京、偏愛図鑑 Vol.3 「野球を愛する男」東 慶悟選手 FC東京、偏愛図鑑 Vol.3 「野球を愛する男」東 慶悟選手

FC東京、偏愛図鑑 Vol.3
「野球を愛する男」東 慶悟選手

特定のモノやコトに強いこだわりや愛を持っている選手を紹介。8月の東京ヤクルトスワローズ戦で始球式を務めたキャプテンの東 慶悟選手は、大の野球好き。お兄さんの影響がなかったらサッカー選手になっていなかった!?

ピッチャーマウンドに立った瞬間、緊張でガチガチに

ーーFC東京と同じく、東京(神宮球場)をホームとするヤクルトの試合で始球式をされましたよね。あれっ、ちょっと苦い表情になっていますが・・・(笑)

東 慶悟選手(以後、東) 前日のキャッチボールまでは「余裕でしょ」という感じだったんです。それがマウンドに立った瞬間、「あれっ、キャッチャーが遠い!」と感じて、さらにホームベースがめちゃくちゃ小さく見えたんです。

ーー練習のときは、マウンドからバッターボックスまでの距離は想定されたんですよね。

東 しました。でも、ピッチャーマウンドって想像以上に高いんです。それに、バッターボックスの選手に「当てたらまずい」という気持ちも働いて。とにかく想像していたイメージといろいろ違って、ガチガチに緊張して暴投してしまいました(笑)

Jリーグのタイトルを獲ってリベンジしたい

ーー緊張が映像からも伝わってきました(笑)。大観衆のなかにいること自体は、サッカーの試合で慣れていますよね。

東 う〜ん、自分だけが観られているという点では、試合中よりもPKみたいな雰囲気でしたね。PKも緊張しますし、簡単そうに見えて難しい。あと、球審(主審)の「プレイボール!」という声がびっくりするくらい大きくて萎縮してしまったのもあります。

始球式をおこなうにあたり準備されたユニフォームとグローブ。

ーー試合後、「テレビで始球式を観ているときは、なんで暴投する人が多いんだろう?と思っていたが、その意味がわかった」と仰っていましたよね。

東 あれは経験した人じゃないとわからない。チームメイトもたくさん観に来てくれて帰りに食事をしたんですけど、始球式のあとはずっと落ち込んでいました。とにかく悔しいので、Jリーグのタイトルを獲って、チャンピオンとして呼んでいただけるのであれば再度チャレンジさせて欲しいです。

ーーでも、すごい貴重な経験ですよね。

東 本当にそうですね。お話をいただいたときは「ぜひ!」と即答でした。嬉しかったです。

子どもの頃はサッカーより野球に興味があった

ーー野球好きはいつ頃からなんですか?

東 小さい頃からテレビでよく観ていたんです。当時、地元ではサッカーよりも野球のほうが人気があって、自分も野球のほうに興味がありました。でも、4歳上の兄がサッカーを始めたので、必然的にサッカーになって。

ーーお兄さんがサッカーをしていなかったら少年野球をしていた?

東 おそらくそうだと思います。少年野球の監督からオファーを受けたこともあって。

ーーということは、小学生の頃から運動神経がいいと評判だったんですね。

東 小さい町ですから。それに身長もそこそこあったので。

ーー野球をして遊ぶことも多かったですか?

東 カラーバットとカラーボール、それにグローブという感じですけれど、友達とよくしていました。田舎なので公園も広くて、野球をしていても怒られなかったんですよ。

ニューヨークではMLB観戦経験も

ーー初めて野球を観戦したのもその頃?

東 そうですね。従兄弟が野球をやっていたこともあって、小学生の頃、イチロー選手がオリックスに所属されていた時代に、福岡ドームに連れて行ってもらいました。外野席からずっと「イチロー!」って叫んでたのを覚えています。

ーーあははは。

東 田中将大選手が投げる日のヤンキーススタジアムにも行ったことがあるんですよ。そのとき、まだイチロー選手も在籍されていて。

ーーそれはすごい! 子供の頃に好きだった野球チームはどこでした? やはり地元・福岡のソフトバンクですか?

東 テレビでよく中継していたこともあって、巨人ファンでした。当時、ダイエー(現ソフトバンク)はまだそこまで強くなくて、自分の地元は北九州で福岡市から離れていたこともあり、福岡ドームがそこまで身近ではなかったんですよ。今は、もちろんヤクルトファンですけど!

ーー今も試合はよく観ますか?

東 テレビで中継されていたら必ず観ます。家族には嫌がられるんですけどね(笑)。あとはスポーツニュースを観たり、順位表もネットでチェックしています。

ーー野球の話が一緒にできるチームメイトは誰でしょう。

東 森重真人選手は野球好きですね、何度か一緒に観戦しに行ったことがあります。

ビールを飲みながら観戦できるのは魅力

ーー野球場の雰囲気はまたサッカーのスタジアムと違いますよね。

東 そうですね。ビールの売り子さんがいて、お酒を飲みながらゆっくり観戦できるイメージがあります。それと、神宮球場は都心の真ん中にあるのが羨ましい。試合後にユニフォームを着たファンが電車に乗ったり、ごはんを食べたりすると、それがまたチームの宣伝効果にもつながると思うんです。ヤクルトに比べると、FC東京の認知度はまだ低いので、都心でやる機会があればもっと注目してもらえるのかなと思いました。

ーーでも、東選手を始球式で観て関心を持った方もいらっしゃると思います。最後に味の素スタジアムの魅力をお願いします。

東 始球式のあとに試合を観戦させていただいたんですけど、やっぱりスポーツを生で観るのと、テレビで観るのでは迫力が全然違うなと思ったんです。FC東京はいま首位にいて、優勝を目指して頑張っているので、その姿をぜひ生で観て欲しいですね。また、勝ったときはファンやサポーターと選手が一緒に、『You'll Never Walk Alone』という曲を歌っているので、そこも楽しみのひとつにしてもらえると嬉しいです。

ーー今日はありがとうございました!

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PROFILE

東 慶悟 | Keigo Higashi

生年月日:1990年7月20日
出身:福岡県
身長/体重:178cm/72kg
血液型:AB型
前所属チーム:大宮アルディージャ
労を惜しまないフリーランニングと優れたテクニックで攻撃に流動性をもたらし、得点能力も兼ね備えるオールラウンドプレーヤー。