センスのよさに定評のある人たちのご自宅におじゃまして、リアルな日常をのぞかせていただく『おうち訪問SNAP』。第7弾は、SHIPS ららぽーとEXPOCITY店 店長の井上さん宅に訪問! インダストリアルなテイストと木の温もりが絶妙にマッチした、家族みんなの居心地を追求したというこだわりの空間をご紹介します。
おうちDATA
name
SHIPS ららぽーとEXPOCITY店 店長
井上 裕文
family
妻、息子(1歳)
location
北大阪急行 桃山台駅から徒歩20分
floor plan
築30年程度の2LDK+WCL
家族みんなで一緒に過ごせる、広いリビングがある部屋に住みたかったという井上さん。この部屋にはリビングを包むような形で6畳のテラスがあり、それも含めるとかなり広々としたリビング空間に。理想の暮らしをすぐに思い描くことができた井上さんは、約3年前に家族とともにこの部屋へ越してきました。コンクリートや配管むき出しのインダストリアルな雰囲気の中に、木の家具、グリーン、アートなど温もりのあるインテリアが絶妙にマッチ。北欧ヴィンテージから国内ブランドまでさまざまなインテリアが並びつつも、シンプルで洗練されたテイストには統一感があります。
部屋に飾るアートや雑貨は、スペースごとの雰囲気に合わせてフィーリングでチョイス。「ウォーホルやマティスなどの有名作家も好きだし、現代のアーティストやデザイナーの作品も好き。作家にこだわるというよりは、自分たちがつくりたい空間のイメージを優先して選ぶことが多いです」
食器が並ぶウォールシェルフは井上さんのお手製。箕面の材木店でイメージに合う木を買いつけ、側面の耳部分をあえて加工せず木そのものの風合いを残して製作したそう。並んでいる食器もテイストが揃えられていて、実用的でありながらもまるでディスプレイのよう。別の食器棚には、和洋さまざまな食器がずらり。「シンプルで使いやすいものが多いですね。益子焼や小鹿田焼、寺村光輔さんやイイホシユミコさんなどの作家ものも好きです。うちでは和食やイタリアンを取り分けて食べることが多いので、大皿もたくさんあります」
生活感をあまり出さず、おしゃれな部屋をキープするコツは、どうやら「収納」にあるよう。「見える場所に置くものは、頻繁に使うものだけに絞っています。さらにテイストや色合いをまとめて、雑多な印象にならないように心がけています。そのほかの細々としたものは、洗面台の下や棚の中など見えないところに収納するとスッキリ」
1歳の息子さんは遊びたい盛り。広々としたリビングでは、思いきり動いたり自由におもちゃを広げたり、のびのびと遊ぶことができているそう。子どもが入れないようにしている家庭の多いキッチンも、井上家では出入り自由。もちろん危険がないように細心の注意は払いますが、興味の向くままにいろんなものに触れ、いろんなことを感じ取れるような空間づくりを心がけているといいます。ちょっとした外出時には、愛車のCANNONDALE HOOLIGANが大活躍。「近所に服部緑地公園があるので、よく出かけてはピクニック気分を満喫しています」