今夏押さえておくべきトレンドアイテムとは？ その答えを探るべく、注目度の高い“スポーティ”、“ミリタリー＆ワーク”、“サファリ”という３テイストに着目し、SHIPS銀座店でそれらを実践している方々のスナップを敢行。そこから今年ならではのヒットアイテムを大胆予測しました。今は、ラクちんで高機能なものをシンプルな色使いで合わせるのが大人カジュアルの主流のようですが、それを踏まえつつ、今夏のスタイリッシュスタンダードな装いに迫ります！
ランニング系スニーカーやスウェットパンツ、薄手のブルゾンなど、春先から初夏にかけてスポーティなアイテム人気は絶大のようです。“アスレジャー”スタイルなどは、少し落ち着いてきていますが、まだまだスポーティなラクちんコーディネイトは大人カジュアルの主流になっています。ポイントは、スポーティになり過ぎない適度なバランス感にあります。細身のパンツを上手に取り入れるなど、シルエットを美しく保つことも大切です。
NYから初めて東京にやってきたというアンドリューさん。ヴァレンティノの華やかなブルゾンに、ナイキのジャージーパンツを合わせたラグジュアリーかつスポーティな装いです。異テイストをシャープなシルエットで上手にまとめています。
山口から銀座に買い物に来たという山本さんは、カットソーにクロップドパンツを合わせた抜け感満点のスタイル。ブラックで統一しているため、上品に見えます。足元はクラシックなハイテクスニーカー、ポンプフューリーをセレクト。ボリュームバランスも理想的です。
バラクータのスウィングトップをエキパージュの美脚パンツでまとめた大人のスポーティカジュアルです。ポイントはネイビーの濃淡を利かせているところ。ちらりと見えるバラクータのチェックの裏地とペイズリーのスカーフで、程よくアクセントを加えているのも流石です。
急足で買い物をしていた小山さんは、撥水性の高いノースフェイスの軽量コートにアークテリクスのバックパックを合わせた都会派アウトドアスタイルです。足元はナイキのスニーカーのため機動力も抜群です。
スポーティテイストのアイテムを大人カジュアルに取り入れるなら、ホワイトやネイビー、ブラックといった定番色でシックにまとめるのが基本です。なかでもマリンテイストは取り入れやすい配色の一つ。加えて、街でもスポーツでもアウトドアでも活用できる汎用性の高い機能が不可欠です。
コーチジャケット ¥16,600(+tax) / KELTY × SHIPS
Tシャツ ¥17,500(+tax) / ARPENTEUR
キャップ ¥5,500(+tax) / Champion × SHIPS AUTHENTIC PRODUCTSMORE
サングラス ¥14,800(+tax) / SHIPS eyewear
耐水性、耐久性、透湿性を兼ね備えたリップストップナイロン“BERGTECH EX”を採用したポンチョ。フードをかぶれば急な雨でも傘はいりません。止水ジップを配した大きめのポケットは山でも街でも重宝します。
ポンチョ ¥20,000(+tax) / MIZUNO CREATION × SHIPS
インターシャ編みで複数のボーダー柄を組み合わせたハイゲージニットTシャツ。吸水性、通気性が高いためアクティブに着こなせます。なにより上品な素材感が最大のポイントです。
ニットTシャツ ¥9,200(+tax) / SHIPSMORE
クラシックなロゴを配したこちらは、ハリのあるナイロン仕様。膝上丈のコンパクトなシルエットは、リゾートからマリンスポーツ、タウンユースまで幅広く対応します。
ショートパンツ ¥7,400(+tax) / Champion × SHIPS AUTHENTIC PRODUCTSMORE
ショルダーボタンを配したリネン×コットンのサマーニット。素肌に着ても心地よいさらりとした肌触りは、湿度が高くても快適です。ネイビーのリブがモダンなアクセントに。
セーター ¥22,200(+tax) / SHIPS
ポロシャツと同様の鹿の子素材を採用した別注Tシャツ。後ろの裾が長いドロップテールで仕上げているため、大きめサイズをゆったりと着てもスタイリッシュに見えます。
Tシャツ ¥9,000(+tax) / LACOSTE for SHIPSMORE
鮮やかなターコイズブルーが美しいランニング系モデル。メッシュとスエード、光沢のあるレザーで切り替えたレトロ顏のこちらは、リブパンツと合わせてもサマになります。カップインソールを内蔵。
スニーカー ¥16,500(+tax) / MIZUNO
大人カジュアルの定番テイストとして外せないのがミリタリーとワークです。といっても、今は無骨でラギッドではなく、クリーンで都会的な印象にまとめるのが基本です。チノパンやミリタリージャケットといったおなじみのアイテムも色落ちやダメージ加工が施されていても、あくまで清潔感のあるものを選ぶのがセオリー。シルエットもジャストから程よいリラックスフィットが基本です。
薄手のMA-1を、鮮やかに色落ちしたブルーデニムと真っ白なニューバランスのスニーカーでクリーンに着こなしている森田さん。どのアイテムもサイズ感をジャストめで選んでいるため、より清潔感が漂います。
オーダースーツを取りに来たという原さんは、ヘルノのトレンチコートをボーダーTシャツの上に羽織り、クリーンな大人のミリタリーを体現しています。フィルソンのキャンバスバッグもコートと色味を合わせることで、上品に見えます。
ミリタリー＆ワークは、オリーブやベージュといったアースカラーが中心。色落ちやダメージ加工もこなれ感を出すため、程よく取り入れるのが正解。とはいえ、クリーンに見せるのが今のスタイルのポイントになりますから、“脱ラギッド”を体現するアイテムに注目が集まっています。
リネンジャケット ¥41,000(+tax) / ARPENTEUR
ニットポロシャツ ¥16,000(+tax) / BATONER × SHIPS
パンツ ¥12,900(+tax) / SHIPSMORE
60年代に生産されたモデル“111MJ”をモチーフに、シアサッカーボディで涼しげに仕上げた１着。軽くてさらりとした肌触りの爽やかな素材感は、真っ白なカットソーなどクリーンなインナーとも好相性です。
ワークジャケット ¥14,800(+tax) / Wrangler × SHIPS AUTHENTIC PRODUCTSMORE
SHIPSエクスクルーシヴとして登場したグロウン＆ソーンのリペア加工モデル。長年履き続けたような味出しの表情でありながら、膝下がすっきりとしたストレートは、決して野暮ったく見えません。
パンツ ¥55,000(+tax) / grown & sewn
洗いをかけた柔らかコットンのTシャツは、うっすらと色ムラのあるこなれた風合い。１枚で着て十分味わい深いヴィンテージ的な表情で仕上げています。同様に味のあるワークパンツとマッチします。
Tシャツ ¥5,500(+tax) / grown & sewn
さらりとした肌触りで仕上げたオープンカラーのワークシャツ。ボックス型のシルエットでもスリーブ幅などはコンパクトに設定されているため、細身のパンツにも合わせやすいのが肝です。
シャツ ¥12,000(+tax) / SHIPS
外側にオープンポケットを配したミリタリーテイストのコンパクトトート。二重ポケットを内蔵していて収納力も高いのが特徴です。街でも悪目立ちしないオリジナルのカモ柄は、普段使いも可能。
トートバッグ ¥17,000(+tax) / grown & sewn
日本でオールハンドメイドで仕上げたシューズは、ワーク仕様でありながらワイズを抑えた上品なラストを採用しています。希少性の高いキャッツポウソールを施しグリップ力も高いのがポイントです。
ワークシューズ ¥40,000(+tax) / WHEEL ROBE
リネンや薄手のコットンなどを使用した涼しげな素材感と、ベージュやブラウン、オリーブなどを基調にした落ち着きのある色使い。そんなサファリルックをイメージさせる装いは、今夏も人気が高そうです。ぐっと大人に見えるだけでなく、着心地もいい。サファリテイストは、もはや夏には欠かせない定番テイストの一つです。
休憩中だったSHIPS銀座店スタッフの高橋さんは、ワークテイストのアイテム選びながら、サファリルック風の色使いでまとめています。テーパードのかかったチノパンにオールデンのインディブーツ、味のあるレザーシャツなど、ブラウンやベージュの濃淡で合わせた大人カジュアルです。
リネンのジャケットに滑らかな風合いのTシャツ、柄スカーフを合わせたサファリスタイル。通気性がよく肌触りのよい素材感とベージュを基調にした色使いがポイントになります。週末リゾートや休日のリラックスタイム、パーティシーンにもしっくりとなじみます。
ジャケット ¥102,000(+tax) / LARDINI
Tシャツ ¥6,400(+tax) / SHIPS AUTHENTIC PRODUCTS
リネンハット ¥8,400(+tax) / SHIPS AUTHENTIC PRODUCTS
スカーフ ¥7,800(+tax) / fiorio
グラス ¥14,800(+tax) / SHIPS eyewear
温かみのあるチェック柄は、サファリ系スタイルのVゾーンを彩るアクセントとしても重宝します。こちらはゆったりめシルエットのプルオーバーシャツ。小さめのボタンダウンカラーがモダンな印象です。
シャツ ¥23,000(+tax) / GITMAN BROS.
チノパンのディテールで仕上げたリネンのイージーパンツ。1本あれば真夏のビーチでも街でも活用が可能なので重宝します。ゆったりめサイズをロールアップで穿くのが今年の気分です。
リネンパンツ ¥17,500(+tax) / SHIPS AUTHENTIC PRODUCTS
コットンピケのポロは、大人のリラックスカジュアルには欠かせません。こちらは日本メイドで、ステッチワークなども極力排除したミニマル顏。素肌に羽織るだけで心地よく上品さも漂います。
ポロシャツ ¥12,000(+tax) / AURALEE
リネンシャツは、柄スカーフを合わせるとよりサファリルックのムードを演出できます。こちらはワイドスプレッドカラーで、首回りがゆったりとしているため、スカーフも巻きやすいのがポイントです。
リネンシャツ ¥12,000(+tax) / SHIPS MORE
スカーフ ¥15,700(+tax) / fiorio
ヴィブラムソールを配したスエードのモカシンタイプは、足元に抜け感をもたらす鉄板シューズです。スニーカーだとカジュアルすぎて、ベーシックな革靴だと重たく見えるので、スエードの軽やかな足元が理想です。
モカシンシューズ ¥39,000(+tax) / Quoddy
サファリテイストのコーディネイトでも多少ドレスアップしたいときは、ジレが重宝します。こちらのようにシルク混のリネン素材なら、シャツに合わせるだけで上品度がぐっと増します。
ジレ ¥21,200(+tax) / East Harbour Surplus