「GINZA」「SPUR」などのモード誌で活躍し、Khajuの2017FWカタログでも高感度なスタイリングを手掛けてくれた矢内麻友さん。今回はKhajuで展開するラインナップの中から、矢内さんがこの秋注目するアイテムやキーワードをもとに4体のコーディネートを披露。矢内さんならではのテクニカルなスタイリング術は要チェック! カタログ撮影についても話を聞きました。
「ダッフルコートをポンチョやケープのように着たくて、第一ボタンだけを留めて袖を通さずに羽織りました。ケーブルニットにブラックのパンツを合わせ、トレンドのニーハイブーツで乗馬スタイルっぽく仕上げました。トラッドなアイテムでまとめながらも、今の気分にフィットした着こなしに。」
ダッフルコート¥30,000(+tax)/KhajuMORE
ニット¥19,800(+tax)/GUERNSEY WOOLLENS
パンツ¥12,000(+tax)/Khaju
ロングブーツ¥14,800(+tax)/Khaju
「今シーズンはこんなざっくりとしたコージーニットが欲しいです。ニットのフェアアイル柄に柄を合わせたくて、インにはカフスが長いチェックシャツを、それと柄の切り替えが特徴のストライプのスカートをコーディネート。足元はニーハイブーツで今年らしく。今回はモノトーンですが、カラフルな色合わせも楽しみたいですね。」
ニット¥19,800(+tax)/GUERNSEY WOOLLENS
シャツ¥12,000(+tax)/KhajuMORE
スカート¥78,000(+tax)/AALTO
ロングブーツ¥14,800(+tax)/Khaju
「ベルベット(ベロア)素材は今季らしい注目キーワードのひとつです。ベロアのジップパーカに、トレンドカラーでもあるレッドのシャツと、Tシャツをイン。カモフラ柄パンツは裾を絞って、こちらもベロアのショートブーツを合わせました。迷彩でもカジュアルになりすぎず、フェミニンモードな仕上がりに。」
ベロアジップパーカ¥18,000(+tax)/EVER AFTER
シャツ¥39,000(+tax)/AALTO
Tシャツ¥20,000(+tax)/NAIFE
パンツ¥8,300(+tax)/ROTHCO
ブーツ¥26,800(+tax)/FABIO RUSCONI
「全体をブラウン?ベージュのトーンでまとめました。ワンピースはフードをきゅっと絞って。ボーダーの袖をグローブのように出すのがお気に入りです。ワークウェアっぽい雰囲気の深いスリットの入ったスカートをレイヤードしました。スリットからワンピースの裾をチラッとのぞかせて。このスカートにはロングブーツやパンツ、レギンスなど、色んな合わせ方が楽しめそうです。足元にはベロアの花柄ブーツをセレクト。」
ワンピース¥12,000(+tax)/KhajuMORE
2WAYリブニット¥7,400(+tax)/Khaju
スカート¥26,000(+tax)/ACASAM
ブーツ¥27,700(+tax)/FABIO RUSCONI
Khajuの2017FWカタログでスタイリングを手掛けてくれた矢内さんに、撮影時のエピソードを伺いました。
カタログ制作では今回が初参加となった矢内さんですが、スタイリングだけでなくロケハンやレイアウトまで携わっていただき、独特な世界観が見事に表現された仕上がりになりました。
「初めて参加させていただくカタログのスタイリングでしたが、とても楽しめました。ロケーションもこだわって探したので、場所の雰囲気とKhajuのお洋服とのバランスも合って良かったと思います」。
中でも特に印象的なのは、ブルーのソファに寝そべっているカットだそう。
「TANのビスチェを使って、オールホワイトでニットのレイヤードを作りました。」
今回のカタログでは、ほかにも新鮮なレイヤードスタイルが多数登場。
「ワンピースにスカートを重ねたり、コートの上にファーベストを重ねたり、シャツに
シャツを重ねたり。さまざまなパターンのレイヤードを提案しています」。
ここでは紹介しきれないほど、本当にすてきなスタイリングが満載のカタログ。
全国のSHIPS、Khaju店舗に設置しているので、ぜひ手に取ってご覧ください。
普段からヴィンテージアイテムとハイブランドとの組み合わせが見事な矢内さん。この日は、ボリューミーな袖とショート丈がすてきなヴィンテージの民族衣裳に、ボーダートップスをイン。「MM6」のパンツに、古着屋で購入したという90’sのブーツをコーディネート。手元には90’sの「Tommy Hilfiger」のリングを。
スタイリスト 矢内麻友さん
大学卒業後、渡英。帰国後に吉田佳世氏に師事し、2016年に独立。ヴィンテージをこよなく愛し、コンテンポラリーなムードをミックスしたスタイリングが得意。