リラックスしたUSAムードが気分なんです?
「Frederick」の新境地とは？

2015 SUMMER

“STREET” “VINTAGE” “USA”をキーワードに、リラックスした着心地の良いリアルクローズを表現するブランド「Frederick」。SHIPS MAG vol.12でもご出演いただいたディレクターの吉村幸恵さんが再登場！最新コレクションと、オープンしたばかりの新業態“GOOD TOWN DOUGHNUTS”について語ってもらいました。見逃せない情報満載でお届けします！

――今シーズンのテーマやコンセプトは？

今季は「PERFECT SUMMER」というテーマで展開しています。西海岸の要素が強いので、夏らしいアイテムを揃えています。その中でもやっぱり夏ということで、個人的にもすごく好きな水着はおすすめです。体型を問わずに着やすい水着というものを考えて、体型をカバーしてくれたり、恥ずかしくて抵抗のある方にも着てもらえるような水着を提案しています。せっかくの夏なのでぜひ取り入れてもらいたいですね。

「体型が気になる方にも着てもらえるような水着を意識してデザインしました。フリルはバストをボリュームアップして見せてくれたり、カモフラージュしてくれます。ヒップには夏らしいイメージでパイナップルの刺繍を施しました。」

ビキニ￥11,000（+TAX）／Frederick

「当初からずっと作り続けているガウン。スウェットだったりニットカットソーだったり、素材や丈を変えているんですが、毎シーズン出しているおすすめの定番アイテムです。夏の羽織りとしてパーカ感覚で取り入れてもらいたいです。」

ガウンシャツ￥15,000（+TAX）／Frederick

「MADE IN USA」のロゴを入れたオリジナル生地のオフショルダーワンピは、夏らしく肩を出して1枚で着てもらいたいです。サンダルやスニーカーを合わせたベーシックなコーディネートがおすすめです。」

ワンピース￥15,000（+TAX）／Frederick

「オフショルダーにしても着られるトップスなんですが、あえてジャストなコンパクトサイズになっているので、ボトムはボリュームのあるスカートや、トレンドのハイウエストのものと合わせて着こなしてもらいたいです。」

オフショルダーブラウス￥13,000（+TAX）／Frederick

「定番のパッケージシリーズで、着やすいTシャツを手頃な値段で着ていただけます。アメリカでの買い物をヒントに、お得感を感じていただけるような、このクリアポーチに入れるというアイディアが浮かびました」

Tシャツ各￥3,900（+TAX）／Frederick

――では来シーズンのコレクションについても聞かせてください。

「EVERYTHING WILL BE OK」＝「だいたい大丈夫だよ」っていう意味なんですけど、これが会社全体のテーマになっています。アメリカの空気感にもあるように、かっちりしていない、「だいたいでOK」みたいなニュアンスがすごく好きなので。ある意味今後のテーマでもあるというか。今回はこの「GOOD TOWN DOUGHNUTS」のオープンが決まっていて、今季から「GOOD TOWN by Frederick」というメンズブランドを始めることになりました。Frederickでは毎回ご好評をいただいているニットを来シーズンも展開していて、その中でも今回は星モチーフをタートルネックの後ろに施したニットや、「EVERYTHING WILL BE OK」の文字をプリントや刺繍で取り入れたアイテムなどがおすすめですね。

本当に美味しい、本物のドーナツを
安心、安全な厳選素材で提供したい

――来シーズンのコレクションもメンズラインも楽しみですね。それではこの「GOOD TOWN DOUGHNUTS」オープンに至ったいきさつは？

車田：1年半くらい前にNYのブルックリンで食べたドーナツの美味しさに衝撃を受けて、そこからインスピレーションを得ました。大阪で飲食店を経営している友人と一緒にやっているんですが、彼はもともとパン職人なので、ドーナツ作りのノウハウもあってベースとしての機材も揃っているので、彼のお店で試作を繰り返して、良いクオリティのものが出来上がりました。近隣で系列のお店をやっているので、この通り沿いでやれたらいいなと思ってたんです。

――外観から内装、店内ディスプレイの細部にまでこだわりが感じられて、ブルックリンの雰囲気も感じます。

車田：そうですね。ドーナツと出会ったルーツでもあるブルックリンの雰囲気を出したくて、シックな感じにしました。たかがドーナツだけど、細部にまでこだわって自分の表現したい世界観を出しました。それでメンズラインも始めようと思ったんです。これまで買い付けてきたものがたくさんあるし、今後もアメリカには行き続けるので、そういった雑貨などを販売する一角を作りたくて。夏頃までには店頭でフラワーショップもやります。この店でちょっとしたプレゼントを買って、花も添えて、ドーナツも買っていってもらえたら。

――ではそのドーナツのこだわりは？

車田：材料の一つひとつに国産の厳選素材を使っています。一見ジャンクなものを、安全で安心できる質の高い素材を使うということを当たり前にやっていく。食感はふんわりモチモチしてるんですよ。ここ10年くらい日本のドーナツって本筋とは違う日本独特のものが広まっていて、そんな中で、自分たちの考える本当に美味しい、本物のドーナツを提供していけたら。アメリカ人が日常で食べている、求めている味、モノを、そのままの雰囲気で、ぐっと質を上げたものを出して行こうと思っています。