トレンドとか関係なく、昔から身近にあるもの
それがミリタリーアイテム
「いつからと言われると……、気付けば好きで着ているって感じです」。SHIPS MAGで過去にも出演いただき、実践的なコーディネートをご紹介いただいたスタイリスト番場さんは、実は知る人ぞ知るミリタリー好き。普段から、軍パンやシャツなどを取り入れたハンサムな着こなしで現れる番場さんに、今、再注目を集めているミリタリーアイテムを取り入れたスタイリング術を伺いました。「最近はレディライクなものと掛け合わせるのが気分」と言う通り、カジュアル過ぎず飾り過ぎていない、洗練された２スタイルをご覧ください。
きっかけは似合うカーゴパンツを探していて
古着好きとしてミリタリーを好きになるのは必然！？
Q：はじめてミリタリーアイテムを手に取ったきっかけは何だったんですか？
「いつか忘れちゃったけど、カーゴパンツが流行ったときがあって。そのときに自分に似合うカーゴパンツが見つけられなくて、いろいろと試したりしているうちにメンズライクでストンとしたシルエットのパンツが合うなって発見があって。もともとレディライクなシルエットよりは、メンズっぽいルーズなものが好きだったりしたから自然と集まってきました」
Q：アイテムを選ぶときのこだわりはどんな部分ですか？
「古着屋さんで探すことが多いです。素材やシルエットを含めて好きと思える、第一印象で選ぶことが多いです。年代や国も気になりますが、自分らしく着こなせて、ワードローブにあるものと合うかどうかイメージして選びます」
一貫したスタイルを持つ番場さんが今、お気に入りのミリタリーアイテムをお披露目
「右のベージュのシャツは、表参道の古着屋さんで見つけたフランス軍のものです。くたくたの素材感がかっこ良くって。中央は1960年代にサン・ローランが展開していたミリタリーコレクションのもの。これもヴィンテージショップで購入しました。秋口にタートルネックと合わせたり、ワンピースっぽく合わせたりと考えています。左のパンツは大きめなんですが、Tシャツなどをインしてベルトでウエストを絞って穿きたいですね。バギーパンツやワイドパンツ感覚で穿きこなしたい」
コート ¥18,000（＋TAX）
ブーツ ¥20,000（＋TAX）MORE
ハット ¥6,500（＋TAX）MORE／すべてSHIPS
タートルネックセーター ¥33,000（＋TAX）／SAYAKA DAVIS
パンツ ¥33,000（＋TAX）／SAM&LAVI
クラッチバッグ ¥16,000（＋TAX）／MERCADO GLOBAL
カーキを基軸にしたワントーンコーデに
首元の挿し色でエスプリを効かせる
「ミリタリーアイテムを取り入れる場合は、いつも以上にキレイめを意識します。フロントボタンをあえて絞めたり、パンツをすっきりとしたシルエットにすることでカジュアル加減を軽減して。首元だけアクセントになる鮮やかな赤を効かせたところもポイントです。フリンジ付きのクラッチや、存在感のあるハットなどでアップデートしたのもこだわりです」
コート ¥65,000（＋TAX）／MEISON FANEUR
サーマルTシャツ ¥11,000（＋TAX）／THE SHINZONE
スカート ¥24,000（＋TAX）／THE SHINZONEMORE
ブーツ ¥37,000（＋TAX）／FABIO RUSCONIMORE
スカーフ ¥16,000（＋TAX）／manipuriMORE
バングル（上） ¥9,000（＋TAX）／Yochi
バングル（中） ¥37,000（＋TAX）／DANNIJO
バングル（下） ¥16,000（＋TAX）／MAISON BOINET
カーキを基軸にしたワントーンコーデに
首元の挿し色でエスプリを効かせる
「ミリタリーアイテムを取り入れる場合は、いつも以上にキレイめを意識します。フロントボタンをあえて絞めたり、パンツをすっきりとしたシルエットにすることでカジュアル加減を軽減して。首元だけアクセントになる鮮やかな赤を効かせたところもポイントです。フリンジ付きのクラッチや、存在感のあるハットなどでアップデートしたのもこだわりです」
スタイリスト 番場直美
スタイリスト白男川清美氏に師事後、2005年に独立。メンズライクだったり、エレガントだったり多角的な視野で女性らしさを追求したスタイリングに定評あり。雑誌、広告、CMなど幅広く活躍中。HP→http://banbanaomi.com/