『VERY』『mamagirl』などの雑誌や広告をはじめ、幅広いフィールドで活躍されているスタイリスト・横山麻里さん。3歳になる息子さんの子育てをしながら働くワーキングマザーでもあります。可愛さはもちろん、機能面まで考え抜かれた横山さんのKIDSコーディネートは、「おしゃれで実用的!」と子どもを持つママ&パパたちに好評。そこで今回は、「いま買って冬まで使えるマストバイアイテム」を主役にした着まわし術を教わってきました! 秋冬に向けて買う服に悩んでいるママ&パパ、必見です。
アウターとしてもインナーとしても使えて、コーディネートのアクセントにもなるチェックシャツ。これからの季節に活躍すること間違いなしのNo.1マストバイアイテムです。SHIPSのこのシャツは、表情豊かなシャーリング加工で肌触りも抜群。胸ポケットのデザインが左右で違ったりと、ディテールにも工夫が詰まった1着になっています。
シャツ
(80・90cm) ¥6,500(+TAX)/SHIPSMORE
(100〜130cm) ¥7,000(+TAX)/SHIPSMORE
(145・160cm) ¥7,500(+TAX)/SHIPSMORE
この秋冬は、大人も子どももカーキやキャメルがトレンドカラー。ボトムスにカーキを取り入れて、差し色としてオレンジをプラスしてみました。チェックシャツは腰巻きにしてアクセントに! 一見、主張の強いアイテムばかりに見えますが、アース系のカラーをチョイスするなどトーンをそろえているので、散漫した印象になりません。ホワイトのスニーカーで足もとに抜け感をつくれば、さらにあか抜けたコーデに仕上がります。
スウェット(100〜130cm) ¥6,800(+TAX)/PREFRESH
パンツ
(100〜130cm) ¥8,600(+TAX)/SHIPS
(145・160cm) ¥9,000(+TAX)/SHIPS
スニーカー(17〜20cm) ¥5,500(+TAX)/PRO KedsMORE
キャップ(XS〜L) ¥3,800(+TAX)/SHIPSMORE
これからの季節にぴったりなベスト×チェックシャツのレイヤード。こういう大人顔負けの着こなしをしている男の子って、生意気でとっても可愛いですよね(笑)。全体的にベーシックなトーンでまとめていますが、チェックとスニーカーの赤がアクセント。柄ものを着るときは、その中から1色チョイスして小物などに取り入れるのがおすすめです。カーキのニットキャップをあわせればトレンド感アップ!
ベスト
(80・90cm) ¥11,000(+TAX)/SHIPS
(100〜130cm) ¥12,000(+TAX)/SHIPS
(145・160cm) ¥13,000(+TAX)/SHIPS
パンツ
(100〜130cm) ¥8,600(+TAX)/SHIPS
(145・160cm) ¥9,000(+TAX)/SHIPS
スニーカー(15〜22cm) ¥3,900(+TAX)/CONVERSEMORE
ニットキャップ ¥5,000(+TAX)/THE DAY
今シーズン見逃せないGIRLSアイテムといえば、チュールスカート。繊細な素材とふんわりしたシルエットは、はくだけでガーリーな雰囲気になります。KIDSらしい色ものも可愛いですが、ここではあえてグレーをチョイス。小さな女の子が着るグレーって、大人びていて上品でとっても素敵なんです。秋冬の季節感にもぴったり。
チュールスカート
(100〜130cm) ¥6,300(+TAX)/SHIPSMORE
(140・150cm) ¥7,000(+TAX)/SHIPSMORE
全体をグレイッシュなトーンにまとめた、品のあるコーディネートです。色味はどれもシンプルですが、ファーがあしらわれたトップス、チュールスカート、ポンポンつきのバレエシューズ…と、思いきりガーリーなアイテムをセレクト。こういう着こなしを楽しめるのは女の子の特権ですよね。足もとからトップスにかけて色を明るくしていくことで、モノトーンでも落ち着きすぎない軽さのあるスタイリングを心がけました。
ファースウェット
(100〜130cm) ¥7,500(+TAX)/SHIPS
(140・150cm) ¥8,000(+TAX)/SHIPS
バレエシューズ
(14〜18cm) ¥11,000(+TAX)/UNISAMORE
(19〜22cm) ¥12,000(+TAX)/UNISAMORE
こちらはパリジェンヌをイメージしたコーディネート。チュールスカートにカジュアルなボーダーニットをあわせた甘辛ミックス感、差し色づかい、カーディガンの肩掛け、ベレーなど、大人の女性のような着こなしを取り入れておしゃまな女の子スタイルに仕上げました。もちろん足もとも気を抜いてはダメ! やわらかい牛革のトラッドなシューズをあわせれば、こなれ感が格段にアップ。パリの街並によく似合うおめかしコーデです。
タートルニット(S〜XL) ¥4,800(+TAX)/SHIPS
カーディガン
(80・90cm) ¥5,000(+TAX)/SHIPSMORE
(100〜130cm) ¥5,500(+TAX)/SHIPSMORE
(140・150cm) ¥6,200(+TAX)/SHIPSMORE
シューズ
(17〜20cm) ¥11,000(+TAX)/SHIPSMORE
(21〜23cm) ¥12,000(+TAX)/SHIPSMORE
ベレー ¥2,400(+TAX)/BARETMORE
ママスタイリストに質問!
KIDSコーデにまつわるアレコレ
KIDSコーデを考える際は、
どんなところにこだわっていますか?
個人的には「子どもだけど大人っぽい」着こなしが好きで、そういうコーディネートを提案することが多いです。アイテム同士のトーンをそろえたり、ごちゃごちゃしたな…と感じたら引き算してみたり。大人だと落ち着きすぎてしまうコーディネートも、子どもが着ると逆に新鮮でこなれた印象になるのがおもしろいんです。
お子さんが生まれて、
仕事にいい影響はありましたか?
自分が実際にベビー服や子ども服を選ぶようになって、いままで以上に機能性を考えるようになりましたね。素材、着せやすさ、着まわししやすさなどを母の視点でチェックできるので、可愛いだけでなく“本当に使える”アイテムやコーディネートを提案できるようになったと思います。最近は、私が仕事に行くことを息子も理解し始めたようで、朝早く家を出る私に「がんばってきてね」と声をかけてくれることも。息子の存在は仕事のモチベーションにもなっています。
3歳の息子さんとは、
どんなふうにおしゃれを楽しんでいますか?
服は私が選ぶことが多いのですが、息子もだんだんおしゃれに目覚めてきたらしく、靴を自分で選んだりしています。息子が選んだものはとにかくホメたおす!(笑) そうすることで、おしゃれの楽しさを徐々に知っていってもらえたらいいなぁと思っています。ジャケットやシャツをおそろいにしてお出かけすることもありますよ。親子でおそろいを楽しめるのは、息子が小さいうちの特権です!
横山 麻里 Mari Yokoyama
雑誌『VERY』『mamagirl』、広告、カタログなどで活躍するレディス&キッズファッションのスタイリスト。息子が生まれて2ヶ月目に産後初仕事をこなし、現在も仕事と育児を両立しているという、パワフルなワーキングマザーの顔も持つ。