UP AND COMING BRAND AVEC from denmark
SHIPS JET BLUEが今季展開するブランドの中で、特に注目して欲しいのがAVECだ。デンマーク出身のデザイナーが手がける新進気鋭のブランドで、日本ではまだ知名度は高くないが注目度は抜群。高感度なセレクトショップを中心に展開が始まり話題となっている! ベーシック、ストリート、アート、スポーツ。さまざまなエッセンスを取り込みながら独自の世界を表現するデザイナー、シルド・バンク氏にSHIPS JET BLUEが最速メールインタビュー。
??ブランドを展開するにあたり、コンセプトやテーマなどは設けているのでしょうか?
AVECには特別なコンセプトやテーマはありません。さまざまなインスピレーションの中から、何かにとらわれることなく自由にデザインを創り出しています。
??シルド氏のプロフィールを教えていただけますか?
27歳からコペンハーゲンの北に位置するノレブロに在住。アートシーンで活動をしたり、グラフィックデザインなどを手がけてきました。
??何をきっかけにブランドを立ち上げることになったのでしょうか?
デンマークには沢山のブランドがありますが、それぞれが伝統的なスタイルでデザインを展開してました。そんな中、私はもっとリラックスしたスポーツテーストのファッションを創り出したいと思い自分で洋服を作ることを決意しました。既成の概念のとらわれず、さまざまな生地を使ったファッションデザインを試してみたかったのです。
??デザインのインスピレーション、アイデアはどこから?
カルチャー、ムーブメント、アート、幻想、本、インターネット…本当にいろいろなものからインスピレーションを得ています。また私自身旅行が非常に好きで、時間を見つけて旅に出ては、いつも持参したノートにアイデアを書き留めています。
??2014年秋冬のコレクションのテーマはありますか?
AW14のコレクションはアメリカの心理学者 Timothy Learyの、幻覚剤による人格変容の研究に影響を受けました。それはAVECのイメージにとてもマッチしていたので、コレクション全体をその方向へもって行きたかったのです。
??影響を受けたファッションやデザイナー、カルチャーを教えてください。
影響を受けたもの…それは常に変動するのでいつも違うのですが、今はパブロ・ピカソにはまっています。
??デザインをする上で最も気をつけていることは何ですか?理由とともに教えてください。
それぞれのアイテムに関連性があり、そしてブランドそのものと正しく結合していることが重要だと思っています。デザインそのものは細部に気を違い、素材や色、柄の違う生地をうまく組み合わせることです。
??ブランドとして目指していること、表現したいこと、また今後の展望を教えてください。
いまはAVECでアート展の活動もしているので、そちらの世界観もより深く追求していきたいと思っています。本を出す計画もあるんです。それはとても楽しみですね。
??日本のファッションについてはいかがでしょうか?
実は日本へは行ったことがないのですが、日本人の洋服の着こなし方はとても好きです。とても独創的なファッション文化が育っていると思いますね。それととてもクオリティーにこだわっている。これは消費者にとって非常に大事なことだと私は思います。あと世界的に気になることは、インターネットの影響力が強すぎること。これは私は疑問に感じています。
??AVECはまだ日本では知名度はそれほど高くありませんが、SHIPSをはじめ感度の高いファッションコンシャスな人たちが注目しつつあります。SHIPSのカスタマー、そして日本のファンに向けてぜひメッセージをお願いします。
私自身、日本に非常に興味があるので、日本の人たちがAVECに高い関心を持ってくれることはとても嬉しく思っています。またシップスをはじめとしたハイエンドなショップでおかれることも光栄です。いつか必ず日本に行ってみたいと思っているので、その時にお会いしましょう。
ベーシックなボタンダウンシャツをベースに、サイドをボーダー柄の別珍素材に切り替え。さらにカフスと裾のガゼットはスウェット素材と、異素材のコンビネーションをひとつのテーマとするどうブランドらしいデザイン。袖のドットプリントもユニーク。
?19000(+TAX)/AVEC
メインの部分はパイル素材で要所をボーダー柄の別珍素材に切り替え。シルエットは今季トレンドの大きめ。裾に綾テープのドローコードがあしらわれているので、シルエットのアレンジが楽しめる。フロントのボーダー部分はポケット。アウター感覚で使えるトップスだ。
¥19000(+TAX)/AVEC
サンスクリット語のタイポグラフィーをプリント。インパクトのあるグラフィックが印象的な、アーティスティックなデザインだ。一見シンプルだが、袖の下半分はパイル地に切り替えられているのがポイント。裾がリブ仕様ではないリラックスしたバランスも今の気分だ。
¥17000(+TAX)/AVEC
フリース生地のジップアップベスト。毛束感がある生地を使用することでまるでヴィンテージウエアのようなムードに。スタンドカラーにあしらった民族的なモチーフがデザイン性の高さを演出している。裏地はメッシュ生地で着心地もいい。
¥22000(+TAX)/AVEC
トーンの違うグレーのスウェット生地を使用。ライトグレーのスウェット生地には、水滴をモチーフにしたプリントがほどこされているのが特徴だ。さらにポケットの内側がブルーのナイロン生地になっているのもポイント。大胆な素材のミックスで今季人気のスウェットパンツがハイエンドなアイテムへと引き上げられている。
?19000(+TAX)/AVEC
定番のポケTをAVEC流にアレンジ。胸ポケのロゴはプリントではなく刺繍。フロントから見るとシンプルなグレーのポケTだが、バックはヨーク下がボーダー柄の別珍素材になっている。
¥9000(+TAX)?/AVEC