RACKETS −ラケッツ− 人の手から手へと届けられるアクセサリー
SHIPSで今シーズンから取り扱いがスタートした「RACKETS(ラケッツ)」。多くの雑誌にも取り上げられている今大注目なアクセサリーブランドです。今回、デザイナーの松本よう子さんと、showroom SESSIONでRACKETSのPRを担当される最勝久美子さんを交えた対談が実現! SHIPS野尻も含めそれぞれの目線から、RACKETSの魅力について語ってもらいました。
??まずこれまでのRACKETSさんの歩みについて聞かせてください。
松本 もともと私が趣味の範囲でアクセサリー作りをしていたんですけど、それがまわりの友人に好評で。ワタリウム美術館のミュージアムショップや、友人のショップに取り扱われる様なりました。展示会を開いたりしてセレクトショップでもお取り扱いいただく様になったのは2007年からです
最勝 SESSIONでの扱いは2014SSからになるんですが、早くも結構いろんな媒体で取り上げらえてもらっていたりと、好評を頂いてますよ
松本 本当ですか?! それは嬉しい!
野尻 SHIPSでもこれから店頭に並ぶんですが、スタイリストさんや各媒体の方から『RACKETSを掲載したい』というお話を沢山いただいてます
??クリアの樹脂の中にパーツが浮かんでいたり、面白いものがたくさんありますよね。デザインに対するこだわりをお伺いしたいです。
松本 デザインするときの基本には『ありそうでないもの』ということですかね。中に使うパーツはアンティークなどを使っていたりしています
野尻 何か影響を受けたりするものはあったんですか?
松本 個人的に好きな時代は19世紀後半かな。あと装飾美術でいうならアールデコの直線と曲線が組み合わさったような美しさには惹かれます。音楽でエクスペリメンタルミュージック(実験音楽)と呼ばれるジャンルがあるんですけど、RACKETSも同じく実験的にいろんな素材を組み合わせたりして構築しています
最勝 確かに、樹脂のバングルなどは工場の方といろいろと話し合いながら作っていらっしゃったり、とても面白い試みだなと感じていますす
松本 もう、最勝さんにはいっぱい迷惑かけて!
最勝 全然!!(笑) この世にふたつとない表情が出ていたりするのがRACKETSさんの良いところですよね。樹脂と天然石を混ぜていたり、とってもバランスがいい
野尻 ネックレスでもチェーンではなくロープを使っていたりされていますけど、斬新でとても素敵です!
??では野尻さんと最勝さんから見たRACKETSとは、どんなブランドですか?
野尻 初めて見た瞬間『なにこれ、可愛い!』と感激しました。きっと高いんだろうなと思ってお値段を見てビックリしました。今季、コスチュームジュエリーって沢山出ているし、市場でも人気なのは分かるんですけど、こんなに素敵なものがお手頃価格で買えるんだって本当に驚きました
松本 そういっていただけると嬉しいです。商品を見に来て下さるバイヤーの方とも、いろいろお話しながら、お客さまの反応などを聞いてデザインに落とし込んでいる部分はありますので
最勝 そうですね、今までに沢山いいものを見てこられたような方にも受け入れられるクオリティですよね。お手頃だけど、決して安っぽくは見えない。私自身、今まで特にコスチュームジュエリーが好きなわけではなかったんですけど、RACKETSのアクセサリーを見て、やっぱり素敵だと思ったし、コスチュームジュエリーの可能性をさらに広げてくれたブランドだなと思いました
松本 ありがとうございます。クオリティに関していうと、デザインの要になる部分にはちゃんと天然石を使っていたり、ちょっと重みはありますけどガラスを使っていたりします。なので見る人が見れば、値段問わずいいものだと分かってもらえるはず
野尻 あとコスチュームジュエリーに抵抗がある男性でも、『いいね』って言ってくれる人が多いですね
最勝 確かに男性ウケはいいと思います! なんでだろう?
野尻 たぶん天然石など、男性でも興味を持っている人が多いと思うから、松本さんが言われた通り、見る人が見れば分かる部分で支持されているんだと思いますね
松本・最勝 なるほど〜!
野尻 松本さんから見た、市場的なRACKETSの役割って何だと思いますか?
松本 そうですね、もちろんお客さまに手に取って、スタイリングに取り入れていただくことも大前提あるんですが、店頭に並んだ時に、ふと足を止めてもらえるような存在になればいいなと思っています。色や形の面白さとか存在感を感じてお店へ入ってくる。そこで何かしらの売り上げになればいいと言うのはありますね。
野尻 それってとても大事なことですよね
松本 あとはやっぱり、気軽に使えるものであってほしいですね。ワンピースに合わせてもいいし、Tシャツに合わせても浮かないようなものにしたくて
最勝 それって今のジュエリーにとって凄く大事なことなんですよ。お昼の着こなしにもマッチして、そのまま夜になってもさりげなく華やかに魅せてくれる。オケージョンを選ばず使えるものって、シンプルなデザインだろうと思っていたけどRACKETSは違う。どんなシーンでも大人っぽく落ち着かせてくれるのが嬉しいですね
松本 2014SSのものはクリアとホワイトをベースにしているんですが、春夏ってお洋服自体がカラフルだったり、賑やかだったりするのでそういう事も意識して、もっともっと使えるものを提案していきたいですね
??では、これからのRACKETSの展望を聞かせてください。
松本 やりたいことを言い始めたら切がないんですが、他とは決して同じにならないよう、合わせやすさなどは追求しても、必ずオリジナリティをのぞかせるようなデザインにしていきたいです。具体的にはもっともっと色を使ったデザインもいいかなと。また秋冬はお洋服のボリュームが出てくるので、RACKETSの得意な季節だったりするんです
野尻 確かに! 大振りなアクセサリーが求められますよね
最勝 これからお店で並んだ時の反応が本当に楽しみですよね。どこでも売れているし、これからもかなり反響が出てくると思うので
野尻 デザインはもちろん、松本さんのアプローチの仕方などを聞いても、RACKETSは本当に時代の追い風を感じますね
松本 そうですね、もっともっと女性の方々に喜んでほしいって思っていますね。立ち上げた当初、私の周りの友達が喜んでくれたように
??貴重なお話、ありがとうございました。
アラビア語で「手のひら」という意を持つ“RACKETS”。2014SSは、天然石や樹脂を使って、クリアやホワイトをベースに構築したシリーズが店頭で展開中。クラシカルでモダンなジュエリーの数々が、さまざまな人の手を経て、沢山の女性の手元へ届くのを待ちわびています。
ネックレス ?23','000(+TAX)
ネックレス 各?14','000(+TAX)
ピアス ?11','000(+TAX)
ピアス ?9','000(+TAX)
バングル 各?18','000(+TAX)/すべてRACKETS
デザイナー 松本よう子さん
1997年にエクスペリメンタル・アートユニットを結成しクラブを中心に活動を開始。自身のステージ衣装として制作していたコスチュームジュエリーやヘッドアクセサリなどが話題となり、RACKETSを立ち上げる。2007年より本格的に始動、現在に至る。
showroom SESSION/プレス 最勝久美子さん
RACKETSをはじめ、国内外の約20ブランドのPRを担当。