アメリカ・西海岸・ビンテージ…デザイナー・吉村さんに聞く
“Frederick”の世界
“太陽が似合う女の子”そんな表現がぴったりなブランド“Frederick”。“SUNNY DAY SUNNY GIRL”をテーマにした今シーズンは、デイリーに着られる着心地のよいアイテムがいっぱい。今回はデザイナー・吉村さんにデザインのこだわりやデザインソース、大好きなアメリカのお話をうかがってきました。
??ブランドを始めたきっかけはなんだったのですか?
吉村もともとアメリカと古着がすごくすきだったんです。アメリカの中でも西海岸が特に好きで。洋服ではずーっとカジュアルスタイルが好きだったので、シンプル、ライフスタイル、ビンテージ、の3つをキーワードにした洋服を作りたいなと思いスタートしました。
??デザインするときにこだわっていることはありますか?
吉村Frederickのアイテムはデザイン的にはすごくシンプルなんです。私もデザインっていうよりは、リメイクというか、配色や素材感も大切にしています。例えばカットソーなら、加工をたくさんして、生地を柔らかくしているんです。もちろんビンテージの風合いを出す意味もあるのですが、生地がどんどんやわらかくなって、着心地がよくなるんです。おうちで洗濯もガンガンできるようなデイリーに着るアイテムにこだわっています。
??Tシャツを買うとスマイルのビニールバッグがついてくるのもかわいいですね。
吉村これはアメリカとかで買い物をするとおまけにステッカーがもらえたりするんですよね。それが結構うれしくて。私も商品だけじゃなく、なにかお得感というか、そういうものがつけられたらいいな、と思ってはじめました。
??デザインソースは何ですか?
吉村写真集を見たり、何かを見たりするっていうよりは、直接カリフォルニアに行ってしまいます(笑)。そこで見たり感じたりしたものを表現できたらいいなと思っています。2月にはローズボールというところで開催されるフリーマーケットに行ってきました。毎週末やっているフリーマーケットでも、2月は特に大きい規模で開催されるので、1日見てもたりないくらいです。
「ROSE BALLのフリーマーケットに参加。中でも2月に開かれるのは特に大きいんです。アパレルから雑貨、家具までありとあらゆるものがあります。」
??今シーズンのテーマは“SUNNY DAY SUNNY GIRL”はどんなコンセプトで決めたのですか?
吉村いつもコンセプトは分かりやすい言葉でパッと情景がうかぶようなフレーズにしているんです。今回も練りに練ったというよりは、カリフォルニア、西海岸、夏をイメージしたときに思いついた言葉なんです。春夏シーズンはブランドのコンセプト的にもぴったりな季節なので、楽しんでもらえると思います!
「バンダナの大定番・ハバハンクのバンダナを使って作ったティアードのキャミソールは、スカートとしてもはけます!」
2-Wayキャミソール¥9,800(+TAX)/Frederick
「こちらもハバハンクのバンダナのあえて裏側のかすれた色味を表側に出してデザインしました。かすれた感じの色味がポイント。キャミソールでもスカートでもOK。」
2-Wayキャミソール¥7,000(+TAX)/Frederick
「こちらは1枚でさらりと着て欲しいワンピース。キャミソールとスカートのセットアップ風なところがポイントです。」
キャミソールワンピース¥15,000(+TAX)/Frederick
「シンプルな形ですが、配色にして太陽に映えるカラーリングにしました。いろいろなボタンをミックスしてビンテージ感を出しています。フロントを全部あければベストとしても着られます。」
シャツワンピース¥16,000(+TAX)/Frederick
「こちらも形はシンプルなティアード型だけど、同じ生地を向きを変えて使うことで、遊びごころのあるデザインに。ボーダー、バイアス、ストライプと見えるようにしています。また、ガーゼっぽい素材でやわらかくて着心地も抜群です。」
ワンピース¥15,000(+TAX)/Frederick
「カリフォルニアで買い付けて来たワッペンをつけたクラッチバッグ。アイテムのどこかにビンテージを入れたいので、クラッチにつけてアクセントにしました。」
クラッチバッグ¥6,000(+TAX)/Frederick
「やわらかいビンテージ感が出るように、何度も加工をほどこしてます。首周りが少し大きめなカッティングになっているのもポイント。スマイルバッグにお入れしているので、プレゼントにもオススメです。」
Tシャツ各¥3,900(+TAX)/Frederick