SHIPSと人 スタイリスト菅沼志乃さんが語るNAVY

ーーまずは、お好きな色を教えてもらえますか。

菅沼　この企画だからということではなく、本当に小さい頃から青色が好きで、初めて買って貰ったコンバースもNAVYでした。小学生くらいって、ピンクとかかわいい色を選ぶ子が多いので、今考えてもなかなか渋いなって思いますね。今もついつい、NAVYや青色の洋服を選んでしまいます。スタイリストとして仕事をしているときも、やっぱり青系を選ぶことが多いかな。自分が夏の生まれなことが関係しているのかもしれない（笑）。

ーー青色と言っても、さまざまな種類がありますよね。

菅沼　そうですね。でも、やっぱりはNAVYが一番好きですね。どんなものと合わせてもオシャレに見えるし、強い色をもってきても喧嘩しないから。コーディネートを組むときに、いつも「すごいなぁ」と思っているんです。個人的に好きな組み合わせは、NAVY×BLACKや、NAVY×PINKですね。黒×黒はよくありますが、NAVYと合わせることで抜け感が出るんです。キメ過ぎてない感じて、自然体なおしゃれができるというか。それに、ちょっと優しい雰囲気になる。ピンクは、単純にNAVYと合わせるとかわいいから好きなんですよね。

ーーKhajuでは秋冬のカタログを担当されましたが、撮影はいかがでした？

菅沼　スポーツ×プレッピーを意識した「cheerful girl」がテーマだったので、これまたNAVYを使ったコーディネートが多かったですね。いい雰囲気のカタログになっているので、お出かけ前の参考にして貰えるとうれしい。

ーーこの秋冬で気になるコーディネートは、どんなものがありますか。

菅沼　やっぱり、スポーツMIXはハズせないんじゃないですかね。でも、ちょっとコンサバ寄りというか。アイテムではピンストライプのものが流行ってますよね。個人的にはディオールのコレクションが面白かったです。雰囲気的には、マスキュリン×フェミニン×スポーツって感じで。色もNAVY×PINKとか、NAVY×blueとか私の好きな組み合わせが多かったので、お金があれば欲しい（笑）。

菅沼　私はアイテムごとに分けていますね。その中で、1軍・2軍・3軍があって。なかなか捨てられない性格なので、必要がなくなった服はフリマやチャリティーに出したり、若いモデルの子にあげたりします。仕事で私物を使うこともあるので、1ヶ月に1回はクローゼットの整理をします。だから、自分が持っているものはすべて把握していて。あと、毎年、年に１回だけ必ず着るワンピースがあるんですよ。7〜8年前に買ったバレンシアガのブルーと白のストライプのもので。今年の夏も1回着たんですけど、その日は絶対に「どこのワンピ？」って人に聞かれるんです。自分だけのルールというか満足なんですけど、そういうのも楽しいですよ。

ーーいいですね。そもそもスタイリストになりたいと思ったキッカケは、何だったのですか？

菅沼　小学校5年生くらいかな、『抱きしめたい！』というドラマがあって。浅野温子さんがスタイリストの役だったんです。それを観て、「かっこいい！」 って。だから、小さい頃の夢が叶って毎日楽しいですね。新しい洋服がいっぱい見れるので、私は忙しいほうが楽しいんです。全然、飽きない。メンズもチェックしたりしますから。

ーーでは、いつかメンズもやってみたいですよね。

菅沼　いつかはやってみたいですね！でもまだまだ勉強不足なので、やるならちゃんと勉強してからやりたいかな！？

ーー最後に、SHIPSのイメージについて教えてください。

菅沼　品が良くて爽やかなイメージ。常にSHIPSらしさがあって、トレンドに負けない商品がセレクトされている気がします。

ーー今日はありがとうございました。