話題の映画「かぐや姫の物語」にてヒロインを演じた朝倉さんにインタビュー
「製作期間8年、製作費50億円の娯楽超大作。ジブリヒロイン史上、最高の“絶世の美女”が誕生」という事で、各方面から多大なる注目を集める映画「かぐや姫の物語」が、11月23日に全国東宝系で公開されます。そこで主役であるかぐや姫の声優を務める、女優の朝倉あきさんに作品について、率直な気持ちや見どころをインタビュー! また朝倉さんの気になるファッションについても貴重なお話を聞くことができました。
「まず、改めてこんな素晴らしい作品に関われたことに対する喜びを感じました。高畑勲監督をはじめ、本当にたくさんの人に支えてもらってこの2年間を走り終えることができたのを感謝しています」
―思い出に残っているエピソードはありますか?
「声優というお仕事がまず初めてだったので、何をやっても驚きと挑戦の繰り返しでした。プレスコ収録をしたときのことは心に残っています。先に声を録って、あとから画を入れるのですが、そのために台本にはびっくりするくらいト書きがあって。想像していた声優というお仕事の難しさのようなものは感じることなく演じることができました」
「台本通りです。もう高畑監督がしっかりと作り込んでくださってましたので。何年もかけて手掛けられたものと聞いていたのですが、本当に細やかな情景描写まであり、とても感情を込めて演じることができたと思います。一点、私が思っていたかぐや姫という人物像は気品があり、聡明な女性というイメージだったのですが、演じていくにつれてとても天真爛漫でのびのびとした女の子なんだということに気がつき、新鮮でした」
「かぐや姫という一人の女性が生まれ、成長するにつれて直面する生きることの苦しさや辛さ、悩み。そしてそれに右往左往する姿には万人に共感できる部分があると思います。それを高畑監督独自の優しい視点で描かれている本作は、老若男女問わずたくさんの人の心に寄り添えるものになると思います。」
「冬場はとにかくニットが多いですね! SHIPSのニットはどれもとても素敵で、私好みのものが多いんです。仕事でも、いろんな場面でスタイリストさんが着せてくださるのでとても嬉しく思っています。シンプルなスタイルが好きなので、夏はジーンズに白シャツ一枚。冬はニットが定番です」
―今シーズン、気になるアイテムなどありますか?
「タートルネックのニットと、タイトスカートの組み合わせがとても女性らしくなるという事を知って、今年はそんなコーディネートに挑戦したいと思っています。今まで女性らしさを意識したりこだわったりしたことがなかったので、今季は是非取り入れてみたいです」
「シャツとニットはいつも着ているので、とても落ち着きますし、なんだか安心します。あとタイトスカートも気になっていたので、このコーディネートは今の気分にぴったり。ファッション関係の取材は珍しいので、なんだかとても勉強になりました(笑)」
―ありがとうございました!
映画「かぐや姫の物語」
監督・原案・脚本:高畑 勲
声の出演:朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子ほか
音楽:久石 譲
主題歌:「いのちの記憶」作詞・作曲・唄 二階堂和美
11月23日(祝)より全国東宝系で公開
朝倉あきさん
女優。2008年「歓喜の歌」で映画デビュー。
2010年NHK「とめはねっ!鈴里高校書道部」でドラマ初主演。
ほか、連続テレビ小説「てっぱん」「純と愛」、映画「神様のカルテ」「横道世之介」などに出演。
本作では透明感と凛々しさを感じさせる声で、主役のかぐや姫を演じて話題に。