J-WAVEにて、ラジオCM放送中!
爽やかな音楽とともにナレーションが入るSHIPSのラジオCM。もうお聴きになりましたか? SHIPS初の試みとなるラジオCMということで、SHIPSMAGでは収録現場にお邪魔。ナレーションを担当して頂いたのは、フジテレビのスポーツ番組『すぽると!』などでもお馴染みの福ノ上達也さん。今回の感想をお聞きしながら、福ノ上さんに言葉で伝えることの楽しさや難しさを語って頂きました。
――収録お疲れさまでした。こういう現場は初めてなので、とても面白かったです。そして、さすがの美声ですね。やはり福ノ上さんは昔から声に自信があったのですか?
福ノ上 いや、まったくそんなこと思ってもいなかったですね。僕は大学2年生のときにJ-WAVEのサマーセミナーを受講してこの世界に入ったんですよ。そのきっかけというのも、当時つきあっていた彼女に「音楽が好きだし、英語もできるし、声もいいから受けてみたら?」と突然言われたからなんです。そのときは絶対ムリだと思いました。でも、昔からラジオは好きだったので軽い気持ちで受けてみたんですよね。
――サマーセミナーというのは、どんなことをするのですか?
福ノ上 ディレクター志望の人とナレーター志望の人が一緒に仮番組を作ったりしながら、選曲についてなど、ラジオ制作に必要な基礎を徹底的に教わりましたね。半年後からは実際に番組も担当させて貰いました。
――かなり本格的なセミナーなんですね。でも、そういうカリキュラムから抜擢される以外、ナレーターの世界というのはどうやって入る人が多いんですか?
福ノ上 一般的には芸能事務所に入ってレッスンしたり、オーディションを受けたり、売り込みをしたりというのが多いと思いますよ。
――昔からラジオが好きだったと仰っていましたが、どんな番組を聞いていたのですか?
福ノ上 小学生のときにアメリカ西海岸にあるオレンジカウンティに住んでいて、その頃に、まるで映画「グッドモーニングベトナム」のロビン・ウィリアムスのようにラジオDJが自由に喋ってる番組が大好きだったんです。あと、チーチ&チョンのお笑い番組とか。本当に最高に笑えるんですよ。
――アメリカはラジオ文化がしっかりありますよね。
福ノ上 そうですね。政治からスポーツ、ゴシップまで話す内容も幅広いですし、旬なネタを取り上げながらも、しっかり自分の意見を入れて軽快に話すんですよ。MCがしっかりとニュースを掘り下げるという意味では、日本よりもはるかにレベルが高いですね。
――これまでお仕事をされてきたなかで、節目を感じたというか、成長したなと思えるポイントって何かありますか?
福ノ上 33歳の頃ですね、その年はこの仕事を始めて10周年だったんです。当時はラジオ5本、テレビ6〜7本と休みがないくらいに忙しくて。そんなタイミングで昔からお世話になっていた制作部長にお会いしたんです。10周年ということをお話ししたら食事に連れて行ってくれまして。そのときに「この節目で何かやりたいことあれば、ひとつ叶えてあげるよ」と仰ってくれて。そこで真剣に考えた答えが、いまある仕事を全部やめることだったんです。
――それまたすごい決断ですね。そう思ったのは何故なんですか?
福ノ上 ありがたいことにお仕事はいっぱい頂いていたんですけど、喋るほどにカラカラになっていく自分を感じていたんです。このままではまずいという気持ちが強くなって、翌年の4月までにラジオもテレビもすべてお断りしてニューヨークに行ったんです。
――ニューヨークはどれくらい行かれたんですか?
福ノ上 約1年ですね。でも、そこにまた幸運が重なったんです。その年にちょうど松井選手がヤンキースに入団されて。どうせニューヨークに行くのならと、ご厚意で全162試合の試合前レポートをおこなう仕事を頂きました。ニューヨークに住みながら、インタビューをしたり取材をしたりとアポ入れからすべてひとりでやって、改めて制作の楽しさも味わいましたし、日々の生活も本当に充実しましたね。そこで人間が変わった気がします。
――その幸運は本当に羨ましいほどです。福ノ上さんは言葉で何かを伝える仕事をされていますが、好きな人への気持ちや、仕事のプレゼンなど、言葉で何かを伝えるってすごく難しいことだと思うんです。そこで何かコツを教えて頂けますか?
福ノ上 自信を持って喋ることですね。正論と思えるものも、反対から見たら間違っているかもしれない。でも、自分のやっていることや考えていることが正しいと思えば、それは自信を持って伝えることが大事です。それに勝るテクニックはないと思いますよ。
――では、最後に福ノ上さんが思い描くシップスのイメージを教えてください。
福ノ上 昔から洋服はすごく好きで、シップスは高校や大学のときによく通いましたね。そういえば、成人式のスーツはシップスで買いました(笑)。でも、今回「スタイリッシュスタンダード」がコンセプトだと知って、まさにそうだなと思いましたね。僕のなかでのイメージも、スタンダードなのにスタイリッシュって感じですね。これからもそのスタイルをずっと守り続けて欲しいと思います。
――今日は収録からインタビューまで長い時間ありがとうございました!
福ノ上達也
1969年、横浜生まれ。7歳から12歳まで、米カリフォルニア州で過ごす。また、MLB取材のため2003年はNYに滞在。獨協大学外国語学部ドイツ語科在学時にJ-WAVEのサマーセミナーを経てメディアデビュー。 ラジオやテレビ、CMなど幅広く活躍中。
J-WAVE
J-WAVE(81.3FM)15:00のHEAD LINE NEWSとともに流れるSHIPSのCM。その後はRENDEZ-VOUS(月〜木14:00〜16:30)をお楽しみください。最も多彩な感性が存在する、20代・30代を中心としたファッショナブルな人へベクトルを向け発信するワイドプログラム。1つのイメージで括ることのできない、十人十色の好奇心が混在する世代の関心事、アート・ファッション・カルチャー・食・旅・・・心地よい極上の音楽で、レイチェル・チャンがナビゲート。http://www.j-wave.co.jp/