Peter Jensen with People Tree フェアトレードでファッションを楽しもう!
Khajuで取り扱うPeter Jensen with People Treeのアイテムにフィーチャー。ロンドンのファッションブランドPeter Jensenと、フェアトレードを行う会社であるピープル・ツリーが出会ってコラボレートすることになったいきさつ、そしてフェアトレードとファッションの今後はどうなるのか、15周年を迎えたばかりの、ピープル・ツリー 自由が丘店にて、広報の高井藍子さんにお話を伺いました。
――今回、Peter Jensenと一緒にコラボレーションをすることになったきっかけは何だったんでしょうか?
ピープル・ツリーでは、人と地球環境にやさしいモノ作りをしていく中で、その考え方を共有していただけるブランドさんとはよく一緒にコラボレーションをさせていただいているんです。
今回のPeter Jensenについては、Peter Jensenのデザインチームの中に、ピープル・ツリーのイギリススタッフの友達がいて、そこがきっかけです。一緒に何かをやってみたいね、っていう話をしながら、テキスタイルを見せて頂いたりする中で、ピープル・ツリーと合うんじゃないかということになって。デザイナーのPeter Jensenさんご自身も、デンマーク出身。デンマークは環境問題への意識が高いということもあって、ピープル・ツリーの活動内容に共感していただいて、スタートしました。
――People Treeの活動内容である、“フェアトレード”とはそもそもどういうことなのでしょうか?
フェアトレードとは、人と地球にやさしい貿易のしくみです。アジアやアフリカ、中南米などの女性や小規模の農家など、社会的・経済的に立場の弱い人びとに仕事の機会を作り出し、公正に対価を支払うことで、自立できるように支援するシステムです。ピープル・ツリーでは、貧困と環境問題の解決を目指して、WFTO(世界フェアトレード機関)が定める指針を守り、製品を開発・販売しています。
――そういったフェアトレードの中でのコラボレーションならではの、大変なことはありますか?
デザイナーさんとのコラボレーションアイテムは、デザインが複雑だったり、縫製の技術が高い物が求められるので、技術の難しさがあります。ピープル・ツリーが普段取引をしているところは、小規模なところが多く、手織りや手刺しゅうの時間にもすごく時間がかかります。そんな中で納期を守って商品をあげていくことがなかなか難しいですね。例えば今回のPeter Jensen with People Treeではインドのオーガニックコットンを使っているのですが、作っている人はインドの民族衣装、サリーを着ている方が多くて、複雑なデザインの洋服だと、どうやって着るの?っていうところから始まります(笑)。
――納期が遅れてしまったりするのは大変ですね。
そうですね。技術以外にも、生産地の政治的な情勢変化や、気候の変動があったりすると、次の行程に進めないこともあります。普通の企業なら、何か問題があったら、もっといい生産地を探すと思うんですけど、私たちは長いパートナーシップを大事にしているので、問題が起こったときは、どうやって解決できるのかっていうのをお互いに見いだしていくようにしていますね。
――今後はどんな活動をしたいですか?
ファッションでは、デザイナーさんとのコラボレーションは機会があればいろいろなところとやってみたいですね。たくさんのブランドさんのお力を借りながら、フェアトレードという言葉や仕組みをどんどんみなさんに知っていただきたいと思います。今よりももっとフェアトレードが普及して、例えばいつもお買い物に行くお店にフェアトレードの商品が置いてあるくらいまでに広げたいと思っています。
幾何学模様のように見えるのは実はクロネコのテキスタイル。ルーズシルエットにロングテールと、旬のディテールがいっぱいのTシャツ。インドのオーガニックコットンを使用。
Tシャツ ¥7','900/Peter Jensen with people tree
デザイナー自身が大好きな、ロンドンのモチーフをふんだんに使った“ソルジャー”柄。リラックス感のあるシルエットで、着心地も抜群。こちらもインドのオーガニックコットンを使用。
ワンピース¥11','000/Peter Jensen with people tree
ピープル・ツリー 自由が丘店
Tel:03-5701-3361
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘3-7-2
http://www.peopletree.co.jp/shop_jiyugaoka/
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