キャンプキャップのスペシャリティブランド Larose Parisが今話題!! キャンプキャップのスペシャリティブランド Larose Parisが今話題!!

キャンプキャップのスペシャリティブランド Larose Parisが今話題!!

キャンプキャップのスペシャリティブランド Larose Parisが今話題!!

SHIPS JET BLUE

Larose Paris というブランドを知っているだろうか!? 知っていればお目が高い。初めて聞いた人は是非覚えておいてほしい! これはパリをベースに活動する新進気鋭ブランドで、“5パネルのキャンプキャップ(別名ジェットキャップ)”だけを作るスペシャリティブランド。まだ2シーズン目にしてすでに高い注目を集めるブランドだ。手がけるのはPauline Brosset、Isaac Larose、Marc Beaugの3人のデザイナー。いち早く彼らのクリエイションに注目したシップス ジェットブルーは、今回、早速インタビューを敢行。ブランドのコンセプトやこだわりを聞いた!


――まずはブランドのコンセプトを教えてください

コンセプトはシンプルです。それは“トレンドにとらわれない帽子を創る事”。 5パネルの帽子を選んだのは、私たちがいつもその形を被るから。でも、最近は違うモデルも作るようになりましたよ。

――皆さんのプロフィールを教えていただけますか?

Pauline Brossetはメンズの帽子を作るスペシャリストで、KenzoやBarbara Buiで仕事をしたキャリアを持っています。Isaac Laroseはカナダ出身で、ケベックでは最高のパーティーのオーガナイザー。会社設立者の一人で、いつもキャップなどの帽子を被っているね。そしてMarc Beaugはジャーナリストでありライター。いくつもの雑誌のチーフエディターを務めている、このブランドの設立者の一人です。

――3人が出会ったきっかけはなんだったんですか?

2年くらい前にIsaacとMarcが出会ったのがはじまり。デザインや服、映画などの好みが一緒ですぐに意気投合してね。突然「なにかを一緒にしよう!」という事になったんだけど、「一体なにを?」ということになって。それで、それぞれが好きなものを3つ出して、その中から共通するものがあればそれをしようということになったんだ。それがLarose Parisが誕生したきっかけだよ」。

――5パネルのキャップにこだわっている理由は?

それはこのキャップが自分たちのスタイルに一番フィットするからだよ。この形はスポーティにも、街中でも、クラシックでも対応して、ベースボールキャップよりもちゃんとして見える。そこがいいところだよね。

――デザインをする上で特に気をつけていること、重視していることはなんでしょうか?

生地や素材はすごく重要です。売れそうなものを考えるのではなく、自分たちが好きな生地を選びます。卸業者からネットオークションまで色々な所を探しまわるんだ。手に入れられる量が少なくても、自分たちが気に入った生地があればそれを使って作るよ。

――ハンドメイドで作っているんですよね。

自分たちが作るものは、自分たちの目の届くところで作りたい。だから必然的にハンドメイドになりました。だって外国から届いた入荷の箱を開けて、「こんなはずじゃなかった……」なんてことは絶対に嫌でしょ?


――ユニークなデザインが多いですが、インスピレーション源はどこにあるんですか? また今は何型くらいのキャップがあるのでしょうか?

街、映画、音楽、家具など……インスピレーションはどこにでもあります。それとなぜか木材に影響を受けます。あとは女性も…。

――Larose Parisのキャップを被る上で、イメージしているスタイリングはありますか?

どちらかというとTシャツではなくシャツで着て欲しい。そうすればあとは大丈夫です。

――日本のファッションについてはどう思いますか?

男がショーツの下にレギンスをはくのは全然分からないけれど(笑)、ほかのメンズファッションは好きですよ。ディテールや素材にこだわるところはとても感心します。みんな遊び心を持って着ている気がしますね。イタリアの服も上手く着こなすし、もちろんアメリカ物も。コピーするのではなく、より良くしていると思います。

――3人にとってキャップとはどういう存在ですか?

これはみんな知っているかもしれないけれど、帽子をかぶると知能が逃げていきません! (笑)

――今後のLarose Parisの展望を教えてください。

今後も僕たちは帽子だけを作っていくよ。ひとつの事を突き詰め、それを極める物作りを目指しています。それとこれからもっとびっくりするようなコラボレーションも展開していきたいですね。たとえばフランスの小説家たちと何かおもしろいものを作りたいんだ。生地を持って彼等に会いに行き、その中から選んでもらって帽子をつくる。数はいくつでもいいです。 ジャン・エシュノーズやミシェル・ウエルベックに会う口実にもなるしね。 彼らのようなダンディーなルックスが好きなんだ。


Larose Parisのアイコンアイテムである5パネルで構成したキャンプキャップ。すべてのアイテムをパリのアトリエで丁寧にハンドメイド。特徴的なのはその生地使いで、リバティプリントなどの鮮やかなデザインが目を引く。上のピンクの小花柄のキャップと右のブラウンのキャップは素材が細畝のコーデュロイ素材だ。ツバはかなり短めで、先が少し反り上がっているのもポイント。パリらしいエスプリのきいたデザインだ。

すべて?9','975/Larose Paris