―MEN’S CLUB 戸賀敬城編集長― HAPPY HOLIDAYの過ごし方
大人気ブログ「トガブロ。」(http://ameblo.jp/togablo/)でもお馴染みの、『MEN’S CLUB』戸賀編集長。これからはレギュラーとして、ファッション、食、クルマ、美容、ゴルフなどなど、多岐に渡る趣味のお話しを伺っていきます。今回は、HAPPY HOLIDAYの過ごし方について。
僕がHAPPY HOLIDAYに行きたいお店は、ここ南青山にあるフレンチの『grace(グラース)』です。オーナーシェフの蜂須賀さんの料理は、繊細でいてダイナミック。オーガニックな素材をしっかりと楽しめるし、とてもいい仕事をされるんですよ。美味しくて、量もしっかりあるし、何よりリーズナブル。本当はあまり教えたくないお店ですね。
いいお店を見つけるコツは、まずランチにトライすること。そのとき、味やボリュームに満足できたら絶対にハズさない。夜も期待に応えてくれます。
実は、フレンチって家族や身内と行きたい場所なんですよね。ラグジュアリーな空間だっていうイメージが、子どもの頃から染みついているでしょ? ここの店内だって、アットホームな雰囲気の中に、どこか厳かな感じがある。そういう場所にちょっとオシャレをして出かけて、気の置けない仲間2〜3人で背筋を伸ばしながら楽しむ。その、「たまにちゃんとする」感じが好きなんですよね。打ち解けていないメンバーと行くと堅苦しくなり過ぎちゃう。だから、仕事関係の方とはフレンチを避けるようにしていますね(笑)。
あと、フレンチで気に入ったお店ができると、家族や仲間を連れてきたときに自分がもてなしているような気分になれるのもいい。「ちょっとこれ食べてみてよ」みたいな感じでね。偉そうなこと言っているけど、僕もまだまだひよっ子ですよ。でも、蜂須賀さんのお店は、そんな気分にまでさせてくれちゃうんです。
ここは食材すべてオーガニックで、ハーブもご夫婦で畑まで行って採ってこられている。普通、そういう苦労はお値段に反映されちゃうけど、ここはそういうこともないし。タレントシェフのような気取りもないのが最高なんです。あと、ここのショートケーキは僕が知っているなかではNo.1、腰を抜かしそうになりますよ! 常にあるわけじゃないですけど、一度は食べて欲しいですね。?
でも、こうやってシェフの話をすると、自分もどうにか仲良くならなきゃって思う人がいるかもしれないよね。僕は無理をしないでいいと思うんですよ。ただ、どんなお店でも僕が心がけているのは、知ったかぶりをしないこと。あとは、お仕事の邪魔をしない、そして独占をしない。バーとかで、他にもお客さんがいるのにマスターとずっと喋っている人いるでしょ? ケースバイケースなんだろうけど、配慮は必要だよね。
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HAPPY HOLIDAYにこういう場所で外食もいいけれど、本音を言えばたまには家でごはんを食べたいんですよね。僕は週5日で会食があるから、奥さんには常に悪いなって気持ちがあって。なので、休日のランチは僕がつくるようにしているんです。といっても、お好み焼きとか、焼きそばとか簡単なものですよ。最近は、ふたりのなかでパンケーキがブーム(笑)。
先日、ハワイに行ったときに、パンケーキのもと(粉)を密輸かっていうくらい、どっさりと買ってきて(笑)。いろんなメーカーのものを試しながら、毎週ランチを楽しんでいます。パンケーキなんて混ぜて焼くだけだから、料理に入らないかもね。でも、ちょっといい牛乳を使ったり、タマゴをいい卵にしたりして。そこにリコッタチーズを入れると、家でもビルズのような味が楽しめちゃうんですよ。これはすごくウケがいいので、試して欲しいですね。
「マメだよね」って言われますけど、女性にモテるためにはマメさは大事ですよ。面倒臭いって感じる人もいるだろうけど、慣れれば誰でもできるんです。
HAPPY HOLIDAYは、マメに動いて、好きな人の笑顔のために時間を使って欲しいですね。
戸賀 敬城
1967年、東京生まれ。MEN’S CLUB編集長。学生時代からBegin編集部でアルバイト、大学卒業後にそのまま配属となる。1994年MEN’S EXの創刊スタッフ、2002年MEN’S EX編集長に。2005年時計Begin編集長、及びメルセデスマガジン編集長兼任。2006年UOMOエディトリアル・ディレクター就任、2007年4 月現職(ハースト婦人画報社)。
grace グラース kihachiro HACHISUKA
東京都港区南青山2-13-7 マトリス1F
電話:03-6440-0400
営業時間:ランチ12:00〜13:30(L.O)、ディナー18:30〜21:00(L.O)
定休日:水曜