『MEN'S NON-NO』エディターが選ぶ、この春夏のトレンドアイテム
人気ファッション誌『MEN'S NON-NO』のエディター薬師神さんが語る、“メンノン的ファッショントレンド”。この春夏に注目しているアイテムをSHIPS JET BLUEでセレクトし、その人気の秘密と着こなし術をこっそり伝授してもらいました。これを参考にすれば、今シーズンのおしゃれは完璧です!
キレイ目やトラッドという流れは引き続き人気が高いですね。トム・ブラウン以降のトレンドですが、それが広く認知された感はあります。そこにちょっと“ゆるめ”の雰囲気を足すのが今季のトレンド。
ゆるいといってもルーズサイズというわけではなくて、サーフやリゾートといったヌケ感のあるものですね。ブランドでいうと、「SATURDAYS SURF NYC」みたいなサーフなのに都会的で、クリーンなアイテムは人気があります。トラッド+リゾートのミックスが今年らしさだと思います。
カラーに関しては、この春夏はキレイな色を取り入れたもん勝ち! といえますよね。ブルーでも明るい色目、イエローやオレンジなどヴィヴィッドカラーを挿しこむと今年っぽい雰囲気がでます。男性だとためらう人も多いですが、今年はシューズやソックスなどの小物でもいいですから何かしら挑戦してみて欲しいですね。
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エレガントなリアルクローズを提案する、スミス&ハーディのトラッドなシャツ。
シャツ各¥22','050/Smith & Hardy
あと、柄ではボーダーに注目ですね。フレンチ、マリンといった要素も気になる今季は定番でありながらトレンド柄でもあるといえます。
『MEN'S NON-NO』本誌でも、今季はボーダーアイテムだけで特集を組んだりしています。
Tシャツといえば、無地Tも今季は白や黒、グレーといったベーシックな色だけでなく、キレイで明るい色のアイテムが多い気がしています。
この春夏のボトムスといえば、間違いなくショーツです。しかも膝上の丈がベスト。これは外せない感じです。ショーツ以外では、テーパードシルエットのものを選ぶと今年らしくまとまりそう。ただ、丈は以前の7分丈くらいから少し長くなって8分〜9分丈くらいでしょうか。
バスクシャツの老舗ブランド、ル・ミノアの生地を使ったジャケットとショーツのセットアップ。
パーカ¥22','050/le minor × SHIPS JET BLUE
パンツ¥28','350/le minor × SHIPS JET BLUE
そこに合わせるシューズはバンズみたいなオーセンティックなスニーカーでもいいのですが、スニーカー感覚で履けるレザーシューズに注目したいですね。アッパーはトラッド顔でもコンフォートなスニーカーソールだったり、ジュートソールでリゾート感を出したものなどに注目です。
ヴィヴィッドカラーをまとった、スニーカー感覚で履ける注目のレザーシューズ。
上:シューズ¥12','600/SHIPS JET BLUE
中:シューズ¥13','650/TOP-SIDER
下:シューズ¥11','550/SHIPS JET BLUE
以前に比べ、凝ったレイヤードスタイルも落ち着いてきて、誌面でのコーディネートやストリートスナップでも、シンプルでさりげないオシャレに人気が集まっています。編集部では、それを「等身大カジュアル」と呼んでいるんです。小物の使い方とかで、さりげなくおしゃれを楽しむのが今年っぽいと思いますよ。
薬師神 和彦
1973年生まれ。岐阜県土岐市出身。早稲田大学第一文学部卒。
集英社入社後『non-no』編集部に10年在籍。その後『MEN’S NON-NO』編集部へ。ファッションページのほか、インテリア、ガジェット系の特集も担当。
「MEN'S NON-NO Webにてブログもたまーに(汗)更新してますのでよかったらみてやってくださいまし」
http://www.mensnonno.jp/