Agitation’s Diaryの魅力 Agitation’s Diaryの魅力

Agitation’s Diaryの魅力

Agitation’s Diaryの魅力

liflattie ships

トレンドに左右されないシンプルなもの作りでliflattie shipsでも注目を集めているAgitation's Diary(アジテーションズダイアリー)」は、レッグウェアを中心に手袋、バッグ、ストール…etc.を展開。
”アンチエイジングな生き方をしたい”、”現役にこだわりたい”と語る、大槻さんと土井内さんが2010年に立ち上げ、Agitation's Diary=”生き生きとした日々を綴っている”。


Agitation’s Diaryのストーリーとは?

ドイツ、ヴェルツブルクから南へ50km
ロマンティック街道と古城街道が交差する14世紀の街並が残る中世の町
ローテンブルグの緑豊かなタウバー渓谷を見下ろす小高い丘の町でシモーネは
毎朝、…に向け大きく伸びをしながら新鮮な空気を体内に取り込む
そして時間をかけ、ゆっくりと吐いたあと窓辺に頬杖をついて静かにタウバー河を眺める
過ぎ去った遠い時間を回想しながら……

Simone

シモーネ(主人公)…1930年12月ローテンブルクのメインストリートマルクト広場近くで
カフェ&レストランを営む父(カール・ライマン)と母(マルタ)との間に長女として生まれ、
5才年下の弟(ハンス)と4人家族+愛犬(ロルフ)

シモーネは10才のころ親友(ゾフィー)との突然の別れにより、人生の大きな転機を迎えることになったのです。
ふたりは将来を語り合い、笑い、ずっと一緒に、友情は永遠だと…
ゾフィーはナチスによる強引な人種隔離政策により家族と親族のすべてがアウシュビッツ強制収容所に送られ、
二度と会うことは叶わなくなったのですこの出来事で彼女は人間が持つおごりや偏見や差別、戦争への怒り
数えきれないほどの憤りを胸の奥深くに秘めて……

1948年の春、聖ヤコブ協会の礼拝堂で18才になったシモーネは祈りを捧げ、困難を抱え苦しむ人々に
役に立とうとナースになることを志す。

−Agitation’s Diaryを立ち上げたきっかけは?

大槻さん (下記プロフィール写真左)「16年くらい”Hoffmann”という、ソックスブランドの構築をする仕事をしていたんですよ。利益計算から、営業、販売促進もすべて我々でやっていたんですね。さらに工場と我々の発想は常にガチンコで。しょっちゅう喧嘩しながらやっていました。それが16年かけてやっとマニフェストを達成したんです(笑)。そこで自分のブラニングしたものが形になり自信にも繋がったので、もう一度、イチからブランドを立ち上げ、イキイキしたいと思ったのが一番ですね。もう還暦ですしリタイアしている年齢なので、自由にやりたいことをやろうと(笑)」

土井内さん (下記プロフィール写真右)「今の時代、サイクルが早いじゃないですか。でもAgitation's Diaryはスローな自分たちのペースを大切にしているんです。そして、モノじゃなく、大切だと思っていたハートで関わること。それが少しづつ形になって、それが数字とか商品とかに反映されればいいかなと」

−大槻さんが自ら考えたという、Agitation’s Diaryというブランド名は、どういう思いでつけたんですか?

大槻さん 「急に新ブランドを作ることになったので、自ら霞ヶ関の特許庁に行きまして、登録できる言葉を探しました。アジテーションズダイアリーは造語。アジテーションズ=先導する、ダイアリー=日記で、本来は先導的日誌という直訳になるんですけど、”ひっぱる”、”前に進む”という感覚で、”イキイキとした日々を綴る”、の意味に置き換えたんです。できるだけ、アンチエイジングな生き方をしたいというのと、現役にこだわりたい、という意味合いでも、ブランド名をちょっと引っ掛けてみました」

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−大槻さんが考えたという、ドイツを舞台にしたストーリーと登場人物はどこからきたものなんですか?

大槻さんが考え描いた、Agitation's Diaryのキャラクター。
髪型、ひげ、しわ、指輪……etc.
細かなこだわりが、時代背景やキャラクターの性格を伝えてくれます。

大槻さん 「”ロマンチック街道”や、有形文化財が多いドイツですね。ドイツは、友達もいるし好きな場所なんです」

土井内さん 「エコに対しても徹底してますよね。国民性も日本人に近いんですけど、日本人が勉強すべきところがある気がします。”原発”に関してもそうですが、脱原発に踏み切り、しっかりと大人として社会的なものに対応している。それにファッションって、ヨーロッパに惹かれるじゃないですか。ドイツの気質みたいなものが、ブランドのイメージと合致したんですよね」

大槻さん  「実際にあったドイツのドキュメンド映画、『白薔薇の祈り』にも影響を受けていますね」

土井内さん 「主人公のクラシカルなヘアスタイルのウエーブ感や、ファッションのムードだったり、すごくいいんですよ」

大槻さん 「男性のヘアスタイルも今の流行と変わらない、刈り上げだったり。この映画の主人公の”ゾフィー”を、実はAgitation's Diaryのストーリーで主人公の友達として登場させたりもしているんです。ブランドのストーリーやデザインもそうです。インスピレーションを受けているもののほとんどが、好きな映画か音楽ですね」

土井内さん 「映画”勝手にしやがれ”のジーンセバーグをイメージしてつくったソックスもありました。Tシャツにクロップド丈のパンツ、足もとはレペット。この着こなしにソックスをはめるなら…という設定で。デザインの素を探す意味でも映画はたくさん観ています。昔は映画の見方というものが分からなかったけど、立ち振る舞い、首の振り方……映画って細かなところも計算されていて観ればみるほど奥深い。大槻が紹介してくれる映画や音楽は、外れることがないから全て観るようにしているんです。それが仕事なんですよ(笑)」

大槻さん 「例えば映画のなかのシーン。街を歩いていてポケットからさっとハンカチを出し鼻をかむ、スマートなさばき。それにゴダールの映画でベルモンドが新聞紙で靴を拭くシーンが凄く好きで。そういう、おちゃめで洒落たかっこよさが自分のなかのモチベーションとしてありますね。そして今ハマっているのが、”フレッドアステア”。ブルーのネクタイ、靴下、スタイリングがカッコいいんですよね。好きな作品といえば『パリ・テキサス』、『勝手にしやがれ』、好きな監督は、ヴェンダース、コーエン兄弟、ジム・ジャームッシュかな」

− Agitation’s Diaryをデザインする上でのこだわりはありますか?

大槻さん 「そうですね。まず上品さは大切にしています。そして、かっこいいというよりも可愛らしさ。女性はもちろん、男性も、おちゃめなところが必要かなと常に思っていて。ソックスに鳥、花、犬、猫や象など、好きな自然モチーフを隠し絵的に入れたりとか、遊びますね。はっきりとは出さないけれど、よーく見ると、”そうなんだ! ”と発見があるもの」

− 今シーズン、実際に土井内さんが愛用している、お気に入りの一足は?

土井内さん 「スニーカーをよく履くので、”プードルカット”と読んでいる靴下。しっかりとした厚手の素材で肌触りも柔らかく、履き心地がいいんです。(写真左)それともう一足、今シーズン思い入れのあるソックスがあるんです。実は、お付き合いのあったひとつの工場が3.11の大地震で被災してしまって。でもようやく今シーズンは再開できるとこのことだったので、一緒に再開しましょうよ、という意味も込めてお願いをしたのが、カラフルでキレイなハイゲージのソックスでした。(写真右)いつもはメンズライクなダークカラーのソックスを作っている工場なんですけど、いろんな色をつけて楽しく、お互いに一緒に成長していければなという思いでデザインしました」

−最後にAgitation’s Diaryをどんな風に楽しんで欲しいですか?

大槻さん 「エイジレス。若い人も、70歳でも、女性は永遠に可愛いくお洒落をして欲しい。男はどうでしょうね?子供っぽい(笑)。でもそういった”おちゃめさ”を持ち続けた方が人生は楽しいかなと。幾つになっても継続すれば進化できるということを、Agitation’s Diaryに限らず、趣味のラグビー、自転車、音楽で実証している最中ですね(笑)」

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大槻 望 (左)

デザイン学校からメンズ専門店の販売
カネボウ(メンズ)営業、30歳メンズブランドをスタート
その後アパレル企画コンサルティングを主とする

土井内 淑子 (右)

デザイン学校からレナウン(レディース)営業
その後フェイスクルー設立より関わる

NEWS: 今秋冬より週末限定でアトリエストアのオープンを計画中

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