究極の革を求めて・・・
シップスで小物のバイイングを担当している遠田がイタリアのレザーブランド「デレ コーゼ」を紹介してくれた。なかなか見る事ができない現地のアトリエ風景、棚に並んだ個性的なシューズ、無造作に並べられたバッグの数々。オールハンドメイドならではの空気感は見応え十分。早くもデリバリーが待ち遠しい。
このブランドを知ることになったのは5年位前にパリの展示会場にて。はじめて見たその時の印象から現在に至るまでその衝撃はずっと変わることが無い。ここのブランドは、とにかく革へのこだわりが半端じゃない”というとこです。基本的にハイラインで展開するクオリティーの商品はグイディ&ロッセリーニの革を仕入れて作っているんですが、イタリア産のワインを使って染め上げることで独特の風合いが特徴の革なども作っている。また、ハンドメイドでグイディのホースレザーを使用して昔の木こりの靴というかポッコリとした雰囲気の靴を作ったりしています。デレ コーゼの靴ってすごく素朴なんですが特別っていうか・・・同じ物は2つと見られないコレクションが他のシューメーカーにもない、自分だけの特別な1足という満足感が得られる。そんな魅力的な靴やバッグが作られているんです。
もともとデレ コーゼが日本国内で有名になったのはイタリアの郵便局員が昔使っていたバッグの生地をモチーフに財布やバッグを作ったコレクションでした。主にレディースに人気があったみたいです。現在もそのシリーズは継続されていて一部シップスでも取り扱いがありますし、さらにそこからガーメントダイ(後染め)で染上げたバッグなどもアトリエで見かけました。レザーバッグのオーダーシステムって普通ある程度選べる形が決まっていて、そこから選ぶというような感じになるんですがここはアトリエにある物の中だったらどのタイプのバッグでどんなレザーを使ってもいいというのがとても魅力的な所。逆に素材がありすぎて迷ってしまうくらいなんです(笑)。
靴のソール部分に使用される革を用いて作られた15mm幅のスタッズベルト。ベルトの層が二層に分かれていて非常に丈夫な作りになっているのが特徴。そしてバックル部分の仕様にも変わった特徴が・・・バイヤーの遠田は、お気に入りのデレ コーゼの靴に合わせて使用している。このベルトも靴同様に早くアジを出したいところ。
ベルト¥12','600/Delle Cose
シューズ私物