MEN'S CLUB戸賀編集長が着こなすカースタイル
エイジレスな大人の男を提唱し自ら実践して魅せるMEN'S CLUB編集長 戸賀敬城氏。そのバイタリティや率先した行動力は業界内でも類をみない感性の持ち主。ゆえに数々の編集長経歴を持ち現在はMEN'S CLUBでその手腕を振るっている。そんな戸賀編集長に今、最も気になっている車やファッション、ライフスタイルなどを伺ってきました。
僕は編集者ですから、土日はもちろん平日も車で動く事が多いんですね。そうすると車を乗り降りする度に上着を脱いだり着たりするのが面倒で。そんな理由もあってショート丈のブルゾンを好んで着ています。このバルスターのジャケットは個人的に大好きで10着くらいは持っています。今日合わせているボトムスはイタリアのファクトリーブランド エキパージュの細身のカーゴタイプです。特に最近は細身のものを穿く事が多くなりましたね。理由はやはり車の乗り降りが楽だという事、なによりスタイルをよくみせてくれるからです。美容をやっているうちに段々と目覚めてきたのが肉体でして(笑) とはいえ最近になってジムに通い始めた口なんですが、40過ぎて自分の体形が変わっていくのが楽しいんですね。多少自信がつけば、挑戦したいでしょ(笑) そんな理由で細身のシルエットが好きなんですね。
今最も気になっている車は、メルセデスのCクラスです。実は本年7月に結婚しましてね。夫となって自分のこだわりだけでは車が選べなくなった。僕はとにかくスポーツカーが好きでね、実は2台所有してます。RCZともう一台は内緒(笑) DUCATIのモンスター796も持っています。でも、自分のこだわりだけではもういけない。妻が運転しやすいこと。安全な車であること。何より妻に似合うこと。そして、僕が乗っても似合うこと。そんなことを総合的に考えて出た結論がCでした。今の時代はお金があっても無くても長く乗っている方が恰好いい時代だと思うんです。僕は今までにメルセデスを11台所有しました。その他のブランドも30台近く乗りましたが、やはり長く乗るという事を考えたらメルセデスに辿りつく。それはメルセデスの高い技術と信頼性によるところ。そして、その性能は10年経っても“ヤレない”からなんです。専門的な事を言うならば使われている鉄とか、鉄と鉄を繋ぐゴムが偉いとか、言い出したらキリがありませんが、10年経っても新車のようにシャキッとしているのはメルセデスくらいしかないんです。
ブルゾン¥115','500/Valster パンツ¥18','900/Equipage
この腕時計はタグ・ホイヤーのモナコというモデルです。スティーブマックイーンが着けた事で有名ですね。メンズクラブでもよく取り上げています。僕はこのモナコを4本所有しています。最近では2年前にモデルチェンジされた現行型を愛用しています。ウチの編集部内でもこのモナコを持っている部員が思い当たるのだけで4人はいますね、その位人気あるモデルです。クラシックなのにモダンなデザイン。何より着る服を選ばないという所も人気の理由なのかも知れませんね。最近のトレンドとしてネイビーの文字盤が流行っているんですが、このモデルは1969年の発売当初からネイビー文字盤を使ってるんですよ。ちなみにモデルチェンジしてから風防もサファイヤクリスタルになったので全く傷が付かなくなってタフに着けられるようになりました。それも好んで着けてる理由ですね。
車の中に常備置いてあるものはこの3点です。左からイコベのクリーム、これ実はフットクリームなんですがこのスゥーとする香りと爽快感が好きで持ち歩いています。食後の眠い時にも、リフレッシュできるんです。ちなみに、ハンドクリームより実はフットクリームの方が油分が多いんです。だから秋冬向きだと思っています。その隣がフレグランスです。カルバンクラインのCK oneです。最近発売されたこの薄型のプラスチック容器がコンパクトで車内においても邪魔にならないので気に入っています。その隣は車内用のポプリですね。サンタマリアノヴェッラのポプリなんですが、この渋いシガーの香りが好きで愛用しています。僕の車内コンセプトは、エロジュアリーなんですね(笑)
戸賀 敬城 編集長
1967年、東京生まれ。MEN’S CLUB編集長。学生時代からBegin編集部でアルバイト、大学卒業後にそのまま配属となる。1994年Men’s Exの創刊スタッフ、2002年Men’s Ex編集長に。2005年時計Begin編集長、及びメルセデスマガジン編集長兼任。2006年UOMOエディトリアル・ディレクター就任、2007年4月現職(ハースト婦人画報社)。