「SIVIGLIA(シビリア)」の創業者で元デザイナーのサウロ・ビアンケッティが手掛けるイタリア発パンツブランド「YCHAI(イカイ)」をご存知か? 股上も太もも部分もゆったりしているのに、膝下はスッキリ。ありそうでなかったそんなテーパードシルエットは、穿きやすいだけでなく、合わせるトップスを選ばない。その魅力に迫ろう。
大人が穿きやすい
全く新しい
ゆったりデニム
近年注目されているワイドシルエットでもなく、ヨーロッパ産デニムが得意とするスキニーシルエットでもない。「YCHAI」のパンツは、適度にゆとりがあって、それでいてテーパードがかかっているため、膝下はスッキリと見える。
この絶妙なさじ加減が、今、世界中のファッショニスタから注目を浴びている。
穿き味は楽ちん。それでいて野暮ったく見えないから、ジャケットでドレッシーにまとめても、ニットやシャツでカジュアルに合わせても、とにかくサマになる。
今回は、そんな特徴を最も反映したアイコニックなモデル「ロブスト」のインディゴ、ホワイト、ブラック、トラウザーズタイプをピックアップ。着こなし実例と合わせてご紹介しよう。
代名詞的な定番
タイプといえばコレ
ワンウォッシュのインディゴタイプは、最もブランドらしさが味わえる定番。購入時に入っているセンタークリースを活かしてスラックス風な着こなしを楽しんでもよし、やや腰で落として、カジュアルなスタイルを演出してもよし。程よいストレッチ仕様。
「ロブスト」のディテールは、全色共通。フロントはボタンフライ。ウエストバンドの表裏には、ブランド名と“MADE IN ITALY”のタグが付く。シグネチャーとして特徴的なのは、手書き風の刻印が入ったレザーパッチと、4つの丸型をあしらった刺繍。
ネイビージャケットとの
鉄板コーデにも抜け感が宿る
クリーンカジュアルを
お手軽に演出
手っ取り早くクリーンな大人カジュアルを楽しむなら、ホワイトをチョイス。膝下スッキリのテーパードフォルムがより際立って見える。他のカラバリと違って、ホワイトのみがコットン100%。ストレッチ仕様ではないものの、穿き続けることでデニム本来の経年変化が楽しめるもポイントだ。
デニムパンツ ¥26,000(+tax) / YCHAI
好感度の高い淡色コーデも
無理なくまとまる
万能モノトーンを
よりイマドキに見せる
キラーアイテム
モノトーンスタイルに欠かせないブラックデニムは、最も汎用性の高い1本。「ロブスト」のテーパードシルエットは、他のカラバリ同様、コーディネイトに程よくリラックスムードをもたらすため、イマドキの“ちょいユル”感を演出するのにも一役買ってくれる。
デニムパンツ ¥27,000(+tax) / YCHAI
モノトーンスタイルにも
適度なユルさをプラス
万能コーデの代表格といえば、黒を基調としたモノトーンスタイル。「ロブスト」のテーパードシルエットなら、重たさを感じさせない適度な“ユルさ” をもたらすのがミソだ。ジャケットスタイルであっても、足元にスニーカーを合わせたカジュアルダウンした装いにも相性は抜群。 “キメすぎ”じゃなく、イマドキに見えるキラーアイテムとしてフル活用できそうだ。
ジャケット ¥52,000(+tax) / MARCEL LASSANCE
セーター ¥31,000(+tax) / JOHN SMEDLEY
パンツ ¥27,000(+tax) / YCHAI
ソックス ¥1,800(+tax) / SHIPS
スニーカー ¥59,000(+tax) / COMMON PROJECTS
ブランドらしさを凝縮した
希少モデル
デニムでもスラックス感覚ではけるという「YCHAI」のアイデンティティを体現したトラウザーズタイプ。SHIPSのみのエクスクルーシブで展開されるこちらは、上で紹介している「ロブスト」の原型で、シルエットは同じ。5ポケットよりも一味ドレッシーさが強いものの、どちらも、ジャケットスタイルからTシャツスタイルまで難なくこなせる。まさにドレス系デニムの新定番だ。
パンツ 上¥29,000(+tax) / YCHAI
パンツ 下¥28,000(+tax) / YCHAI
「YCHAI」ディレクター神藤氏
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「SHIPS」バイヤー今村が語る
SHIPSでしか買えない、「YCHAI」のデニムトラウザーズとは