創業当時からずっと力を入れ続けてきたアメリカンプロダクト。前回に引き続き、今のアメリカンファッションの魅力を伝えるべく、今回はリサイクル素材にこだわったブランド「EVERYBODY.WORLD」と「CORNERWEAR」のコラボアイテムにフォーカス。「EVERYBODY.WORLD」はエコ、エシカルを謳うブランディングで、ファッション業界のみならず様々なメディアやクリエイターからも注目を受けているブランドです。
EVERYBODY.WORLDとは?
拠点となるのはロサンゼルスのマッカーサーパークという、アーティストが多く集うヒップな街。元々はアメリカンアパレルでクリエイティブディレクターを務めていたIris AlonzoとグラフィックディレクターのCarolina Crespoがはじめた会社で、100%リサイクルコットンを使用したTシャツなどを作っています。今の時代に通じる空気感を持ったブランドです。
Anton du Preez, the director
この動画で使われている映像や音もすべてリサイクルされたものなんです! いわゆるサンプリングという手法で、既存の映像・音源データを組み合わせて動画を作成。服だけではなく、アートワークに至るまで、エコロジーへの情熱を感じさせます。
CORNERWEARとは‥?
ブランド名のCORNER(曲がり角)+WEAR(服)には、いわゆるワンマイルウェアと似たような意味を持たせています。部屋の中で過ごすようなリラックスしたオケージョンはもちろん、ワンマイル(1.6km)程の距離ならば着たまま外へ出られるデザイン性とクオリティを持ったアイテムを展開。
SHIPS 商品企画 矢澤 崇
「今回の企画はSHIPSのニューヨークにあるオフィスから、エコにこだわった先鋭的なブランドがあるという情報をいただいたことがきっかけでした。これまでもエコやエシカルに特化したブランドはありましたが、「EVERYBODY.WORLD」は世界観がどことも違っていて、とても面白いと思いました。プリントTシャツはどこにでもあるものですが、「今の時代に合うもの」をと、SHIPSでは以前から取り扱っている「CORNERWEAR」とのコラボレーションとしてアレンジしました。ボディはオーバーサイズに着れるよう、現地と同じサイズスペックを使用しています。プリントにはアメリカの今の気分を反映すべく、以前SHIPSでも展開していたパームスプリングにあるバッグブランドの「スタンリー&サンズ」に依頼。彼らであればこちらの意図をうまく表現してくれると期待し、プリントのコンセプトはオリジナルで作ってもらいました。出来上がったロゴの色に関してはこちらで指定しています。出来上がったプリントデザインは、どれもウィットに富んだ言葉遊びが光る、すばらしいアートワークとなっています」
「ボディの裾に付くネームタグも、「EVERYBODY.WORLD」×「CORNERWEAR」×「SHIPS」のトリプルコラボ仕様に。配色もアメリカの雰囲気にこだわりました。ネームタグの素材も“エコ”にこだわり、再生ポリエステルを使用したもので日本で作っています」