SHIPSが提案するドレスシューズライン「ハンド ウェルテッド プロダクト(HAND WELTED PRODUCT)」。今季は最高のクオリティを追求した全5型のラインナップを展開。職人たちの手仕事の良さが詰まった、こだわりのアイテムの魅力をご紹介します。
ドレスシューズといえど、その製法は様々。ですが高級感や履きやすさ、歩きやすさという点で吟味すると、やはり手仕事によるものが一番です。下に並ぶ靴たちは、主にビスポークで用いられる「ハンドソーンウェルテッド製法(九分仕立て)」を採用したもの。
ハンドソーンウェルテッド製法とは、現在の製法の主流の一つであるグッドイヤーウェルテッド製法の原型となるもの。これは、曲がった針を使用した「すくい縫い」により、アッパー(甲革)、インソール(中底)及びウェルト(アッパーとインソールを縫い付ける細い革)を一度に縫いつける手法です。主に機械縫いのグッドイヤーウェルテッド製法と比べると履きやすさが格段にアップすると言われています。
ハンドソーンの靴はすくい縫いを行うため、インソールは5mm程度の厚みを持つ革を使用します(グッドイヤー靴は2mm程度)。この非常に厚いインソールが、履き込むことでユーザーの足に沿って沈みが出て足型がコピーされ、よりフィット感が高まります。またSHIPSのドレスシューズは意図的に、中物と呼ばれるコルク等の詰め物も少なくしています。これにより履き初めからジャストサイズで履く事が可能。中物が少ない分、靴自体の吸湿性が高く通気性も良いため、快適に履き続けることができます。
ラストは全2型。土踏まず部分を絞り込み、履き口を細く、ヒールカップを小さめにした日本人の足型によく合う木型で、フィット感がよく履きやすさが特徴です。ちなみにレザーも某最高級シューズブランドが使っているものと同じタンナーのものを使用しています。また、ストレートチップシューズにはレザーソールのほか、ダイナイトソールを採用し、アッパーには撥水性が高く、強い光沢が特徴のガラスレザーを使用したモデルもご用意。梅雨時期などにも活躍し外回りが多い日でも安心し着用いただけます。「HAND WELTED PRODUCT」シリーズは、見た目も履き心地も妥協しない現代のサラリーマンに贈る一足です。