高いものはやっぱりいい。でも、スーツやジャケットの上から毎日着るようなコートは、消耗品という側面もあるので、コストパフォーマンスも考えて揃えたい。ここでは、価格別に今季おすすめのコートをセレクト。予算に合わせて、買い足しの参考にしてください。
春先まで使える
ステンカラーコート
昨年大ヒットした、どんなビジネススタイルにも合うミドル丈のステンカラーコート。重たくなりがちな冬のドレススタイルに、軽快なムードをプラスしてくれる一品です。くすんだブルーグレーのお色が、シックで落ち着いた立ち姿へと導きます。
イタリアの老舗の生地を使用
生地はイタリアの老舗生地メーカー、「ロロ・ピアーナ」のものを使用。高密度細番手のコットンツイル素材に風を通しにくい「ストームシステム」を搭載しています。しなやかでありながら適度なハリコシが有る、通年使用できるコートです。
着脱ライナーで、春先も着られる
取り外しができるライナーには日本唯一の羽毛メーカーである「河田フェザー」のダウンを使用。より軽く、より暖かく、よりソフトに進化しました。着脱できるので、ライナーを外して着れば、春先まで活躍が見込めます。
英国チェックの
カーコート
旬な英国柄を採用したコートは、トレンドドンズバのシルエット。ゆったりとした身幅に、膝丈のロングタイプで、エレガントに着こなせます。昨年よりもアームホールにゆとりを加えることで、ジャケットの上からでもスムーズに着られるよう改良しました。
また、着丈を4.0cm長く変更したのでドレススタイルにも合わせやすいデザインに。
上質な日本産ウールを使用
世界三大ウールにも挙げられる、尾州のウールを使用。今英国的なガンクラブチェックを、上品な色出しで仕上げています。たっぷりとした生地感で体をすっぽりと包み込んでくれます。上質な生地を惜しげも無く使いながら、アクセサブルな価格でご提供。
チンストラップ付きで防寒もバッチリ
襟元にチンストラップを配備(身返しに収納可能)。急に寒くなったときでも、襟を立てて着られるので、防寒性に優れます。着方にもアレンジが加えられるようになり、オンからオフまで幅広く活⽤できます。
英国らしさを味わえる
キルティングコート
¥72,000(+tax) / LAVENHAM × SHIPS
1969年、イギリスにてスタートしたラベンハム。ブランドの代名詞といえるキルティングジャケットは高い人気を誇ります。今シーズンは春夏で好評だったSHIPS完全別注のASSINGTON(アシントン)を冬仕様にて別注しています。
リバーシブルで別注
グレンチェックのウール面、シャカシャカとしたポリエステル面とのリバーシブル仕様。メンズでのリバーシブルはとても珍しく、長らく別注を続けてきたSHIPSだからできたスペシャルモデルとなっています。
タグがあるからどっちもA面
どちらもA面として着られるように、表も裏もポケット部分にブランドタグを施しています。細かいところですが、リバーシブルのアウターでこのようなタグの処理はあまり見られないこと。老舗ならではの配慮が光ります。
端正な仕立ての
チェスターコート
¥152,000(+tax) / LARDINI
1978年、イタリアのアドリア海に面する港町アンコーナにて創業した「ラルディーニ」。名だたるメゾンブランドの製品を30年以上作り続けたスーツファクトリーの技術を生かして設立されたオリジナルブランドです。美しい仕立てを堪能でいます。
美しさと軽さを生む袖付け
スーツファクトリーならではの肩回りの作りなどは、先述通り折り紙つき。軽い着心地とナチュラルなフィッティングを味わえます。
旬なレトロなムードが洒脱
ウールとカシミヤの上質な素材で、ピンチェックの折柄や色味がレトロな雰囲気を演出。スーツやジャケパンはもちろんですが、例えばミドルゲージのタートルネックセーターなどとも好相性です。
クラシカルな
ダブルのコート
¥170,000(+tax) / Valditaro per SHIPS
イタリアにて1958年より続くスーツファクトリーが手掛けるSHIPSのエクスクルーシヴブランドであるValditaro(ヴァルディターロ)。日本人の体系を考慮し、幾度も修正と調整を重ねて完成したSHIPSのオリジナルパターンのコートです。
ワンランク上の大人のコート
ダブルの前合わせのコートは、とりわけアルスターコートと呼ばれます。アルスターとは北アイルランドの地名を指し、20世紀中ごろの旅行用外套として着られていたコートのこと。大人っぽいクラシカルなムードを演出します。
イタリアの最高級生地を使用
生地にはイタリアの最高級服地メーカー「エルメネジルド ゼニア」の生地を使用した贅沢な一着。太畝のコーデュロイは今季のトレンド素材でもあります。クラシカルなエレガンスを味わえる、迫力のある仕上がりです。