1975年の設立以来、国内外から様々なブランドをセレクトしてきたSHIPS。シーズン性を現すようなトレンドブランドから、オーセンティックブランドまで。今回はその中でも「SHIPSといえばこのブランド!」というような、長い間途絶えることなく支持されてきたロングセラー名品をご紹介。支持されるポイントやブランドヒストリーも一緒に、その魅力を紐解きます。
プロテニスプレーヤーであったルネ・ラコステが1933年に設立。日本に上陸してはや80年の、もはやポロシャツの代名詞的なブランドである。こちらのポロシャツは、ラコステのアーカイブから1970年前後に北米向けに輸出された「メイド・イン・フランス」モデルをベースデザインとしてSHIPSが復刻。2011年春夏シーズンから続く、ロングセラーシリーズだ。
1969年に発売した“フレンチポロ”「Chantilly(シャンティー)」を、SHIPS別注にて復刻。当時のデザインの特徴であったやや短めの着丈、太リブ仕様の袖や裾などを踏襲した。ボディには、柔らかい細番手の鹿の子生地を採用し、ヴィンテージ感のあるソフトな肌触りを再現している。
1951年にヴェネツィアで創業され、当時はユニフォーム造りからスタートしたブランド。のちにパンツの製造に特化し、厳選された素材、高度な裁断縫製技術、卓越したアイロンワークによる立体的なシルエットなどが好評を得て、多くのファンを持つパンツファクトリーに。SHIPSでの取り扱いも長く、ウールスラックスからコットンスラックスまで幅広いラインナップで、顧客からも信頼の厚い。
「アーバントラベラー」と名付けられたスラックス。優れた伸縮性とシワになりにくい化繊ウールによって、通勤移動時や出張などのビジネスシーンでのアクティブな動きをサポートする。もちろんドレスパンツとしての美しいシルエットも健在。手洗いであれば洗濯も可能だ。
ウールスラックス 各¥34,000(+tax) / INCOTEX
コットンにポリウレタンを混紡したコットンスラックス。製品にウォッシュ加工を施し、コットンならではの程よく穿きこんだ風合いを表現した。また、細身のシルエットながらストレッチが訊いているので、ストレスのないイージーな穿き心地もうれしい点だ。
コットンスラックス ¥34,500(+tax) / INCOTEX
これまで数々の”ネイビー別注”を生み出してきたSHIPS。2012年に登場した“ネイビートゥミ”は、ネイビーのバリスティックナイロンにネイビーレザーというオールネイビー仕様のモデル。それまでブランドには無かった色を使った新しさで、瞬く間に人気を博し、多くのビジネスマンに高い評価を得た名別注だ。登場して6年、年々のマイナーチェンジを経て、常に進化してきたシリーズ。
ハンドルトートの大容量ブリーフケースには、収納スペースを多く設けてある。アコーディオン式の書類スペースで仕分けのしやすく視認性も高い。荷物の量によってジップでマチ幅を調整できるのも気の利いたポイント。出張時などにも便利な逸品。
マシンメイドを得意とする世界屈指のシャツメーカーとして知られる「ギ ローバー」。1967年にイタリアにて創業し、イタリアはもとより世界中の専門店で取扱われている。SHIPSでは、ドレスシャツから、ポロシャツなどのカジュアルなものまで幅広くラインナップ。イタリアメイドながらコストにも優れ、さらに日本人の体型にもフィットするタイトなフィッティングで好評だ。
ボタンダウンポロシャツ(鹿の子)¥15,700(+tax) / GUY ROVER
カッタウェイポロシャツ(鹿の子) ¥16,600(+tax) / GUY ROVER
カッタウェイポロシャツ(ジャカード)¥16,600(+tax) / GUY ROVER
前身ごろの左裾に刺繍されたブランドのアイコンロゴは、主張しすぎないさり気ないアクセントに。ビジネスなどのかしこまった場では裾をたくしこんで、カジュアルなオフシーンでは、裾を出して着れば、コーディネートのポイントに。
素材のバリエーションは鹿の子と、ジャカードジャージーの2種類をご用意。鹿の子はボタンダウンカラーとカッタウェイカラーを、ジャカードジャージーはカッタウェイカラーで展開。襟の形や素材が異なるので、シーンに合わせて選んでも面白い。
創業から100年を超えるフランスの老舗ネクタイメーカー「ブリューワー」。現在はイタリアの工場にて、熟練の職人によって手仕事にて生産を行う。丁寧な生地のカッティングやカンヌキ止めなど、伝統的な細部の作りが堪能できる。もうひとつの魅力はトラディショナルなカラーリング。南仏の果実の色や、地中海の鮮やかなブルーなど、50?60年代のフランスの観光地から着想を得たコレクションが魅力だ。
ネクタイ各 ¥14,700 / BREUER
リネン100%やリネンとシルクをブレンドしたネクタイは、夏らしい清涼感ある風合いが魅力的。ベーシックなストライプ柄や、今季的なフラワー柄を施したプリントタイなど、Vゾーンに柔らかく品のある雰囲気を醸し出してくれる。
シルク100%のジャカードペイズリー柄や、シルクとコットンを混紡したネクタイ。コンパクトでシャープなノットが作りやすく、緩みにくいのも、この素材感の特徴。ネイビーブルーやブラウンのベーシックな配色をおすすめしたい。