仕事を頑張っていたり、家庭を守っていたり、公私ともに忙しく活躍する、大人の女性たちにとって、プレゼントとは2通りあります。それは「自分から自分へ!」、そして「あの人から私へ?」。自腹を払う場合と、おねだりできる場合だったら、プレゼントの内容はどう違ってくるのか。 今回はファッション業界で活躍する3名のスタイリストの方へ、これからの季節に活躍するコートへフォーカスして、リアルなプレゼント話を伺いました。
スタイリスト 平沼洋美さん
自身が大切な人へプレゼントをするとき「好みじゃないものをもらっても……と思うので、普段からリサーチするようにしている」という平沼さんは、毛足が長くゴージャスな雰囲気を持つファーコートと、トラディショナルな面持ちのオーバーコートをセレクト!
近藤亜子氏に師事後、独立。雑誌「CLASSY.」や「25ans」を中心に活躍中。旅行好きで、年に2回は海外旅行へ行くという平沼さんは、知り合いのスタイリストさんと最近出かけたというベトナム&カンボジアに夢中。この冬はヨガなど、身体を動かすことに挑戦するのが目標!
自分から自分へ贈るコートは、試着しながらサイズやアイテムの雰囲気はもちろん、自分のワードローブにもマッチするものであるべき。せっかくなら冒険したいという平沼さんは、旬顔のファーコートをチョイス。「自分の中で節目となる仕事をやり遂げたときのご褒美として」ということで、身にまとうだけでたちまち女っぷりを格上げしてくれそうなムードが決め手に。
ファーコート ¥92,000(+tax)/SHIPS Primary Navy Label
「贈り物なら普段から愛用できるものがいい」ということで、色、形、ディテールのすべてにおいてベーシックなオーバーコートをご希望。「自分の事をわかってくれている人から“こんなのも似合うと思うよ”と提案交じりにプレゼントされるのも嬉しい」。……おっしゃる通り!
オーバーコート ¥55,000(+tax)/Luv our days
スタイリスト 辻村真理さん
コートについて「ベーシックで長く着られる上質なもの」を求めるという辻村さんは、できればプレゼントは「一緒に選びに行きたい!」という堅実派。スタンダードなフォルムがひたすら美しいロングコートと、プレーンなデザインのキルティングコートなら間違いなし!
福田麻琴氏に師事後、独立。雑誌「MORE」や「BAILA」「LaLa Begin」を中心に活躍中。過去にはスペインやイタリアへ行くなど、年に一度の海外旅行を目標にしており、今行ってみたい国はアイルランド。目下、動画サイトで「探偵ナイトスクープ」を見ることにハマり中。
「過去に2回ほど後悔したことがあるから、いいなと思ったものは迷わず買うようにしている」という辻村さん。自分で選ぶ場合は「質を重視しながら、長く着れそうなデザインを優先する」ということで、仕立ての良さが際立つロングコートをチョイス。
ロングコート ¥95,000(+tax)/ELIN
質を重視しながらも「自分が普段選ばないような、遊び心のあるアイテムを選んでもらうのもプレゼントの醍醐味」という本音がチラリ。「“私のこと、分かってくれてるな”って思うチョイスだと、嬉しくってガンガン着ちゃう」という意外な一面も。柿色のキルティング生地でも、シンプルなデザインなら合わせやすくて◎!
キルティングコート ¥86,000(+tax)/08sircus
スタイリスト 濱口沙世子さん
自分がプレゼントをするなら「その人に似合うのはもちろんだけど、さらにちょっと語れる要素があるものがいい」という濱口さん。自分で買うなら10万越えの贅沢なムートンコートで、贈り物なら「ハッピーな色味でテンションが上がる!」というピンクコートをチョイス。
「STORY」や「CLASSY.」などのファッション雑誌だけでなく、CMを始めとする広告媒体やWebなど、多岐にわたって活躍中。海好きで来年はスキューバダイビングに挑戦するのが目標。釣り好き、料理好きな一面も。
「こんなに服を見ているのに、最近買い物していない」という濱口さんに火を付けたのは、価格も素材もデザインもラグジュアリーなムートンコート。Webは活用せず、「忙しい時でも、足を運んで手にとって良いものを見極める」という玄人目線のこだわり、さすがです!
ムートンコート ¥129,000(+tax)/SHIPS
「大切な人からプレゼントなら、ちょっと私が迷っているコートを、背中を押す感覚でプレゼントしてほしい」ということで、自分で買うには勇気がいるピンクのジップコートをピックアップ。「語れるものをプレゼントしたい」というとおり、どこかロマンティックなセレクトが◎。
ジップコート ¥65,000(+tax)/THE IRON