毎回、頭を悩ます披露宴や二次会での服装術をレクチャーする恒例企画。今回は、若手のドレス担当であるバイヤーの今村恭平が、二次会をイメージしたジャケパンスタイルのVゾーンにフォーカスして、4コーディネイトをご紹介。ジャケパンというとジャケットとパンツに注意が集中しがちですが、Vゾーンの彩りで他者に与える印象は大きくコントロールできるんです。
色味をブルー系で統一した正統派の着こなし。今シーズンは英国調が目立っているので、その伝統的な柄の一つであるウィンドーペーンのジャケット、襟と身頃が切り替えられたクレリックシャツ、レジメンタルストライプのネクタイでまとめています。各々に柄が入っていても、ブルー系統でまとめれば違和感はありません。さらに光沢感のある素材で3アイテムを合わせることで、華やかさを漂わせています。
ジャケット¥55,000(+tax) / SHIPS
シャツ ¥12,900(+tax) / SHIPSMORE
ネクタイ¥14,800(+tax) / stefanobigiMORE
チーフ ¥2,700(+tax) / SHIPSMORE
こちらも英国の伝統的な柄のひとつであるグレンチェック柄のジャケットを着用しています。グレンチェック柄は存在感があるので、上級者向けのイメージがありますが、織りで柄が施されたものであれば悪目立ちしません。主流になりつつあるこういうジャケットなら、無地に近い感覚で着用できるのでオススメです。ジャケットに合わせて、ネクタイもウールの起毛感のあるものをチョイスすれば、お洒落度はアップします。ただ、起毛系素材は重たくなりがちなので、挿し色で明るいグリーン系のベストを挟むなどの工夫を加えれば、さらに着こなしがこなれて見えます。
ジャケット¥69,000(+tax) / SHIPS
ニット ¥16,000(+tax) / SHIPSMORE
シャツ¥12,900(+tax) / SHIPSMORE
タイ¥14,800(+tax) / stefanobigiMORE
チーフ ¥6,900(+tax) / BREUER
英国調の雰囲気が漂う色の一つにパープル(紫)があります。ネイビーとの相性も良い色ですが、ブラウン系とも相性抜群です。こちらのようにブラウン系ジャケットにダーク系のパープルネクタイを加えれば、エレガントかつ妖艶な雰囲気が演出できます。さらに、ポケットチーフなどの小物でパープル系の色を差し込んであげると、より統一感が出るので、自分なりにあれこれアップデートしてみてはいかがでしょうか。
ジャケット¥98,000(+tax) / LARDINI
シャツ¥12,000(+tax) / SHIPS
タイ¥9,000(+tax) / SHIPS
チーフ¥3,200(+tax) / SHIPS
ウィンドーペーン柄がはっきりとわかるジャケットは、英国調ですが少々派手な印象を与えます。なかに合わせた襟の下にタブというボタン付きのストラップがデザインされたシャツも、同じく英国調のスタイルを体現します。こちらのシャツはネクタイの結び目(ノット)部分を上に持ち上げてくれる効果があるので、華やかな立体感が生まれます。ジャケットの柄の主張が強い場合、Vゾーンは無地のネクタイでおとなしくさせるのが鉄則。こちらの着こなしのようにブルー×ブラウンという色の組み合わせを徹底していれば、グッとお洒落な印象になりますし、日本人の肌の色ともマッチするのでオススメです。
ジャケット¥55,000(+tax) / SHIPSMORE
ニット ¥16,000(+tax) / SHIPSMORE
シャツ ¥17,500(+tax) / SHIPSMORE
タイ¥13,800(+tax) / BREUER
チーフ ¥7,400(+tax) / BREUER