ジャケットやスーツを上品に着てこそ大人の男。今回は、それを実践しているSHIPSのショップスタッフを追跡し、日常のシーン別の着こなしを公開します。いつもの何気ないビジカジスタイルの際に、彼らが実践しているテクニックとは? コメントとともにそれをレクチャーします!
週明けの月曜日は気分を上げるために、必ずどこかに明るめのアイテムを入れるようにしているという椛澤。本日は華やかにまとめたVゾーンがポイントとのこと。「爽やかなサックスブルーのギンガムチェックシャツに黄色のレジメンタルのネクタイを合わせました。アイテム単体を見れば各々主張が強くて派手に感じるかもしれませんが、それぞれがフェード(色褪せたような)感のある色みの組み合わせなので問題ありません。あと、オリーブグリーンのチーフも効かせています」
午前中に本社で打ち合わせのために外出した大村。上司も同席するのでカチッとした装いを意識してダブルのジャケットをセレクトしています。「トレンドに左右されない定番色であるブルー系とグレー系のカラーリングで統一しました。ポイントは、ジャケットのボタン、チーフ、ネクタイ、シャツに共通で白が入っているところです。それぞれのアイテムに関係性を持たせることでお洒落感が演出できます。やはり定番色のポイント作りが一番実践しやすいと思います」
打ち合わせを兼ねて同僚とランチに向かうという金子。今日の装いはデニムシャツで少し遊びを加えたジャケパンです。「ジャケパンの着こなしの王道でもあるベージュ系のチノパンにブルー系のチェックジャケットというセレクトです。そこにシャンブレー素材のボタンダウンを合わせて、ややカジュアルダウンしています。実はシャンブレーシャツは日本人の肌の色に綺麗に馴染みますし、活用幅が広いのでオススメです。オフの日でも重宝しますよ。ネクタイに流行色のオリーブを加えているのもポイントですね」
今季注目度の高いベージュのスーツ。それを爽やか且つ上品に見せるには、他のアイテムの合わせがポイントになるとのこと。「ベージュはなかなか難しいと思われがちで着慣れない色かもしれませんが、シャツやネクタイなどの他アイテムを、無地であったり落ち着いた配色で合わせると上手くまとまります。今日はVゾーンをベーシックな白を基調にしました。これならビジネスシーンでも問題ありませんし、オフの日はジャケットもパンツもそれぞれ単品使いができるのでオススメですね」
今日のアフター5は大学時代の友達と飲み会だという伊藤。「大人な雰囲気も演出したいしお洒落なところも見せたいので(笑)、グレーのかっちりめスーツに黒のペイズリー柄が入ったネクタイを締めてきました。最大のお洒落ポイントは、ラウンドカラーのクレリックタブカラーシャツ。加えて、ベルトをせずにサスペンダーをしている部分は、わかりにくいからこその大人のお洒落だと思っています(笑)。スーツもシャツも明るめなのでネクタイとシューズは黒でシックにまとました」
息子の参観日に合わせて、今日はアイビールックをイメージしているという山下。「パッチポケットのネイビージャケットには、やはり王道のボタンダウンの白オックスシャツが一番合いますね。さらに定番のレジメンタルストライプのネクタイを締めれば完璧なアイビールックの完成です。とはいえ、シルエットはどれも現代的に少しシャープにしているのもポイント。インテリジェンスなパパを演出するためのブロウタイプのアイウェアなど、上品でクラシックな小物使いもポイントです(笑)」