今夏は街やリゾート地、そしてアウトドアでも重宝するサンダルがいつになく充実している。装いの幅を広げるには、老舗のスポーツサンダルから、まだまだ支持率の高いエスパドリーユタイプまで、ワードローブに複数足備えておくのが理想だ。そのガイドラインとして、確かな機能と夏ジャケットに合わせても違和感のない汎用性の高いデザインを厳選してご紹介。いつものリラックスカジュアルをランクアップさせる鍵は、足元にある!
1984年にアメリカで生まれた「Teva(テバ)」は、スポーツサンダルのパイオニアとして知られる。ストラップのみを配した無駄を削ぎ落としたスタイルは、アウトドアに対応する機能を持ちながら、街履きにもマッチする。
ブランドの代名詞とでもいうべきサンダルストラップの原型であるユニバーサル ストラップ システムが完全復刻。“ダイカット”仕様のアウトソールも健在だ。モノトーンを採用した究極にミニマルな意匠は、クリーンな大人の装いにも合わせやすい。
左:サンダル ?6,300(+tax)/TevaMORE
右:サンダル ?6,300(+tax)/TevaMORE
アウトドアなどでアクティブに動き回るなら、EVAインソールを配したモデル
“ハリケーン”は外せない。衝撃を吸収するDurabrasion Rubber?のアウトソールやパッド付きのヒールストラップなどを備えた作りは、悪路にも十分対応する。
サンダル ?7,300(+tax)/TevaMORE
起源は1774年というドイツの老舗サンダルブランドの筆頭。言わずと知れたコルクとラバーを使用したブルーフッドベッドが代名詞だ。数あるモデルのなかでも太い2本のベルトが象徴的な“アリゾナ”は、不変の定番として愛され続けている。
大人のリラックスカジュアルには“アリゾナ”のモノトーンモデルが好相性だ。ナロータイプのボディなら、よりシャープさが際立ちリゾート地でのサマースタイルを上品に引き立ててくれる。ソフトなコルクのフッドベッドは夏の間履き続けることでフィット感が増す。
サンダル 各?8,000(+tax)/BIRKENSTOCKMORE
こちらはアッパーにネイビーレザーを配した別注モデル。サイドもコルクを覆うように革巻きで仕上げているため、よりエレガントな印象だ。加えてソールはホワイトを採用することで、マリンライクな雰囲気を醸し出している。
サンダル ?20,000(+tax)/BIRKENSTOCK for SHIPSMORE
南アフリカ共和国の自社工場で1990年代に生産されていた「SHAKA(シャカ)」。 ナイロンのウェイビングテープを施したスポーツサンダルは、アウトドアのみならずファッションシーンでも高い人気を博した。ブランドは2000年代初頭に消滅したが、今は復刻モデルが話題になっている。
つま先までウェイビングテープを施したアイコニックなモデル“ハイカー”の別注バージョンは、アッパー全体に迷彩柄をあしらっている。ソールの強度はかつてのモデルよりも向上しているため、例えば避暑地でのハイキングで長時間履いてもノンストレスだ。
サンダル ?8,800(+tax)/SHAKA for SHIPSMORE
オリーブで仕上げたこちらも“ハイカー”の復刻別注モデル。発色の美しいナイロンテープはもちろん、アーチの角度やソールの形状なども90年代当時を再現している。それでいて足入れ部分などは、より現代的にコンパクトに仕上げているためスタイリッシュな印象だ。
サンダル ?8,800(+tax)/SHAKA for SHIPSMORE
スペインの美しい海岸地域、コスタブランカで履かれていたシューズをイメージソースに、フランスで誕生したシューズブランド。もう日本でもすっかりお馴染みだが、エスパドリーユをモチーフにした定番モデルのバリエーションはシーズンごとに充実度を増している。
メッシュとキャンバス素材のコンビで仕上げたスリップオンシューズ。履き口にエラスティックパーツを配したモデルや、ミニマルなワントーンタイプなど異なる表情が揃う。アウトソールにはさりげなくラバーを施しているため街履きにも最適だ。
奥:スリップオン ?9,000(+tax)/RivierasMORE
手前:スリップオン ?9,000(+tax)/RivierasMORE
こちらは美しいデニムのアッパーで仕上げた上品なモデル。ブルーの濃淡を効かせたワントーンコーディネイトにも重宝する。レザーのインソールは取り外しが可能なため、汗をかいてもケアが簡単というのも大きな魅力だ。加えて経年変化でこなれた風合いも楽しめる。
スリップオン ?11,000(+tax)/RivierasMORE