本格的な寒さまはもう目前。メインアウターは購入済みでも、重ね着に重宝するジャケットやカーディガンは大丈夫だろうか? 実は今季、伝統的なスポーツウェアを継承する新鋭ブランド「ARPENTEUR(アルペンチュール)」と、アルピニストにも愛された歴史あるブランド「Arpin(アルパン)」が画期的なコラボを発表した。共通項はともにフランスブランドであるということ。実は、このプロジェクトのジャケットやカーディガンは、保温性もデザインも他に類を見ない魅力に溢れている。そのラインナップをいち早く公開しよう!
ARPENTEURは、2011年にフランス・パリの郊外リヨンで設立された。伝統的なフレンチスポーツウェアを現代に蘇らせるべく、すべての生産工程をフランス国内にこだわり、地元の工場を中心に物作りを行っている。ディレクションをしているのは、ローラント・ボーヴェンとマーク・アセリーという兄弟だ。二人は古き良きフレンチワークやアルペンスポーツなどに造詣が深く、そのリスペクトも込めて洋服作りをしている。
そんなARPENTEURと今回コラボしたArpinは、1817年フランスのサヴォワで創業している。1992年のアルベールビル冬季五輪で、フランス代表のユニフォームを手掛けたことがあまりにも有名だが、かつてはイタリア王国の初代国王がアルプス山脈登頂の際にもArpinのウェアを着ていたことでも知られている。今回のコラボレーションは両者のアイデアを踏襲し、改めてクラシックな意匠で仕上げられた。基本は滑らかなウール地を使用し、シルエットはより現代的にモディファイされている。
クラシックなフレンチカジュアルを想起させる目の詰まったウールのコート。ヴィンテージさながらのゆったりした身幅でも、スリーブやラペルのバランス、着丈などをコンパクトにすることで現代的に仕上げている。大きなパッチポケットも古き良きフレンチを感じさせる。
コート 各¥110,000(+tax)/ARPENTEUR × Arpin
コート 各¥110,000(+tax)/ARPENTEUR × Arpin
こちらはフレンチワークを体現したジャケット。段返りの3つボタンで小さめのラペルとVゾーン、パッチポケットが配される。袖口はコンパクトでもスリーブ自体はややゆったりとしたクラシックなシルエットが特徴。襟元にはコーデュロイを貼り込んでいるため保温性も高い。
ジャケット 各¥98,000(+tax)/ARPENTEUR × Arpin
ジャケット 各¥98,000(+tax)/ARPENTEUR × Arpin
コートのインナーとして重宝する防風性の高いウールのカーディガン。随所に施されたトリミングと着脱の際に便利なスナップボタンが、クラシックかつ都会的な印象を与える。同様に温かみのあるウール仕様のハットは、ブリムにステッチが入ったヴィンテージ的な表情が持ち味だ。
カーディガン 各¥82,000(+tax)/ARPENTEUR × Arpin ハット ¥25,000(+tax)/ARPENTEUR × Arpin
カーディガン 各¥82,000(+tax)/ARPENTEUR × Arpin ハット ¥25,000(+tax)/ARPENTEUR × Arpin